世界三大オペラ劇場の1つであるミラノスカラ座
日本では、映画館の名前にスカラ座ってのがありますが、本物はもちろん映画館ではなく、オペラ用に設計された音楽ホールであります。
(舞台はやや間口が狭く、オーケストラの大編成だと、ちょっと大変)
パリのオペラ座の方が豪華と言われていますが、スカラ座もどうしてどうして、かなり豪華で、初めて訪れたときには、度胆を抜かれます。
大きさでは、オペラ座よりもスカラ座の方が大きいです。
このスカラ座の名前の由縁は、サンタ・マリア・アッラ・スカーラの跡地に建築されたことからです。
ミラノのオペラシーズンは、毎年12月7日からとされていまして、例えば明日オペラを鑑賞したと思ってもプログラムがありませんので、無理なのです。
ただコンサートやバレエはオペラシーズンとは関係なく上演されていますので、チケットさえ手に入れば、OKなのですが、人気のあるプログラムだと当日券の入手はかなり難しいです。
スカラの一般売りチケットは、地下鉄ドゥオーモ駅(地下)にチケット売り場がありますので、当日券がほんの少しだけ売れ残っていて、購入できた!ってこともありますので、一応ダメ元で確認してみるのもありでしょう。
ミラノスカラ座博物館は、スカラ座に併設されていて、オペラ関連の展示物や写真がかなりの点数ありますが、どうも・・・イタリアらしく(笑)系統的時系列的に、ん??と思うこともありまして、頭を整理しながら見ないと混乱してしまいます。
こちらはオペラシーズンに関係なくオープンしていますから、雰囲気だけでも味わいたい時には、是非
入場後には、コンサートホールも見学することができて、コンサートのゲネプロに出くわすことがあったり、舞台装置の裏側が見えたりと、普通では体験できないこともあり面白いと思います。
スカラ座は、いわゆるワインヤード形のホールで、フロアとボックス席に分かれていますが、値段も安く音響が素晴らしいのは、天井桟敷と呼ばれる舞台正面の一番後方のひとかたまりの席
サッカースタジアムにティフォーゾがいるように、ここスカラ座にも熱狂的なオペラファンがいまして、彼らは、専らこの天上桟敷に陣取っています。
(下の方のブルーの席が舞台寄り、上の方の黄色い中央付近が天井桟敷)
実は、舞台近くの音響はあまりよくなく、特にオペラやバレエの場合は、オーケストラが半地下のようなピットに入って演奏しますので、トランペットやトロンボーンのような楽器のベルの正面に座ってしまうと、その音だけ強調して聴こえたり、オペラ歌手とオーケストラの音がしっくり馴染んでないまま耳に届きますので、お勧めできません。
なによりかなりお高いのも難点ではあります。
(大編成のアイーダだって、ちゃんと乗ります)
スカラ座、外見は地味で、あれ?これスカラ座??って思いますが、中と外では大違いです。
どこにあるか?とかどうやって行くの?ってことは、自分で調べてくださいね、かなり簡単に見つけられますので(笑)
そうそう!今年はヴェルディ生誕200周年記念の特別展が行われていますので、入場に際して少し待つ場合があるかも知れません。
(改装後の座席には、オペラの解説等がテロップで流れるようになりました)
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