イタリア人は、数字に弱く、計算が得意ではない。
このように書いてしまうと、異論のある方もいらっしゃるのだろうが、一般論として、私たち日本人から見た場合の感想ということはできましょう。
スーパーや商店で会計の際にお釣りを間違うなんてことは、茶飯事で、数字に弱いとは関係ないのかも知れませんが、切手代(郵便料金)が昨日と今日で違うなんて面白いこともあります。
(人によって違うって方が正しい書き方かも知れません)
ある商店で、200円の買い物をして、500円玉で支払ったとすると、日本なら、はい300円のお返しでございますってことになり、客も商店主も一々面倒なことを抜きでお互い暗算している訳ですが、イタリアの場合は、この引き算が曲者で、商店主は、100円玉を1つずつお客に手渡しながら、こう言います。
はい。300円、400円、500円・・・・(笑)
つまり引き算なんですが、彼らは頭の中で足し算をしながらお客にお釣りを手渡すとういう習慣なのですね。
このことは、小学校の教諭であれば、理論的に納得ができるのだそうです。
何故かというと(ここからWIKIを援用しますね)
5-2=3 という式には、すくなくとも3つの解釈が考えられる。
(1) 5つあったところから2つ取り除くと残りは3つである。
(2) 2つあるところに3つ補なえば全部で5つになる。
(3) 5は2よりも3だけ多い。
これらは、いずれも5を2と3の和として捉えているという点で本質的に同じであるが、視点の違いによって3通りの解釈があると考えられる。
ちなみにそれぞれ、求残・求補・求差というのだそうです。
こういうことは、教諭になるために勉強するのだと思いますが、普通の人はまずそんなことは考えず、瞬時に頭の中で(1)と同じことをやります。
一般的なイタリア人の引き算は、(2)により行われているということが分かります。
じゃあそれなら方法は違えど、お釣りなんて間違わないでしょ?っと思うところですが、そこがイタリア人のイタリア人である由縁
昨日も近所の薬屋さんで、お薬を2つ買いまして、それぞれの薬が保険請求の方法が異なるために、レシートを2つ欲しいですと言ったら、そのとおりにしてくださいましたが、こうなると2つのレシートの合計額をウリちゃんに告げることになり、よせばいいのに暗算で○○ユーロ○○チェンテージミ・・
(イタリアの薬屋さんは、だいたいこんな感じです カウンターの後ろの引き出しにはABC順で要指示薬がみっしり入ってます)
あまりお釣りで迷惑をかけないようにと思い、○○チェンテージミの方をコインで払ったら、お姉さんやっぱり勘違いをして、もう2ユーロお持ちですか?
ん??と思いましたが、自分が聞き間違いをしたかも知れないので、言われたとおりに払うと、案の定、1つのレシート分だけの値段・・・
お姉さんこれ・・・2つ合計しないと損しちゃうよって教えてあげましたけど・・・
保険請求して薬代金還付してもらって、お釣りも多かったら、ウリちゃん丸儲けになってしまいます(笑)
そこまで人は悪くありませんので、お釣りが多くとも少なくとも、いつもちゃんと教えてあげます。
ここまで読んで下さった方に(笑)
6=2×3 これ覚えておくとナイスです!
6÷3=2ですし、6÷2=3・・・・
つまり・・・Xがどこにあっても、すぐに導き出せますね~
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ちょっと意外でもありますが・・。
黙って持っていく勇気は無いので教えてあげましたがw