もうミミタコのように繰り返されるギリシャ危機
ホント危機的状況に変化がないのですが、実は、ギリシャ独自の経済復興計画がEUやIMFからの資金供給を受けるための条件となっていて、四半期毎に計画の達成や進捗状況の確認行為が行われます
つまり、ギリシャの復興意欲を四半期毎にチェックするということですね
達成できなければ、新たな追加支援(融資)を受けられないことになりますので、ギリシャ政府は必死になって、経費削減や増税のための施策を打ち出さなければなりません
こうなると国民が反発して、そっちこっちでデモやストライキが起こり、これがまた経済の混迷を深める原因となったりで、悪循環が断ち切れません
そこでギリシャ危機が三ヶ月毎に声高に叫ばれてきました
負のスパイラルに入ってしまうと、もう蟻地獄のごとく吸い込まれていくようです
さて、そんなことを横目に見ながら、通貨はどんどん円に流れ込み、本日対ユーロで100円という声を聞くに至りました
恐らく今週中に100円割れを見ることになるという意見を公表するエコノミストも少なからずいるようです。
ギリシャの経済規模そのものは、日本の主要都市と同じくらいの大きさしかありませんので、上手くソフトランディングに持って行ければ、世界恐慌のようなことは起こりえないと考えますが、冷え切った投資家の気持ちを上向きに変える材料が見あたりませんし、欧州主要国がどうも頑なにデフォルトを否定し続けています
ここにきて更に円が急騰しているのは、極めて消極的な消去法で、とりあえず日本円に代えておくしか資金の持って行き場所がないので、円が買われているだけです
それにしても、その円が機軸となる我が国の国債は、昨日までイタリア国債よりも格付けが下だったなんて、ちょっとびっくりしませんか?
イタリア政府の方が日本政府よりも嘘つきってことしか原因が考えられませんね(笑)
もちろんユーロの他国が助け船を出すという思惑もあってのことなのでしょうが、、、、
ここはやはり欧州中央銀行とドイツ・フランスの英断により、優しいデフォルトに導いてあげるのが最良の方法なのかも知れませんね
イヌやネコに算数を教えようと言うのがそもそもの間違いだったという厳しいエコノミストのコメントが出る前に
さて、タイトルにある三ヶ月説は、いろいろなエコノミストがこれまでに何度も口にしてきたことですが、ここに来て三ヶ月(四半期)周期が大幅に崩れ、連日津波のように世界各国に押し寄せてくるようになりました。
こうなると地震によって発生した津波が人の力ではどうすることもできないのと同じ結果が待っていると言っても過言ではないような気がするのは、ウリちゃんだけではないと思います。
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