5月3日から6日まで、夫婦で奈良に行ってきました。五木寛之さんの百寺巡礼奈良編に書かれている寺を全部見たかったのですが、3泊4日では限界があります。それでも、2日目に東大寺、法隆寺、中宮寺、薬師寺、唐招提寺、3日目に室生寺、長谷寺とまわることができました。
幸い天候に恵まれましたが、連休のことにて観光客でどこもごった返していました。仏像を見るために30分近く並ぶのは初めての経験で、少々うんざりもしましたが、印象的だったものがいくつかありました。なかでももっとも綺麗だったのが室生寺の石楠花(しゃくなげ)でした。
深い山奥の、なぜここなのだろうと思われる場所にお寺があり、多数の参拝客でにぎわっていました。ちょうど時期が重なり、境内に多数の石楠花を見ることができ、新緑のたたずまいと合わせてとても美しいながめでした。全部で700段以上あるという急な石段を上がると奥の院にたどり着きます。位牌堂の舞台から下をながめると、いかに高いところまで登ってきたか良く分かります。
昔は、高野山が女人禁制であるのに対して、室生寺では女性の参拝が許されていたため、「女人高野」とも称されていました。しかし、交通機関が未発達の時代、奈良から遠く離れたこの山奥に参拝することはどれほど大変なことだったか。そこまでして祈願にきた参拝者と、車で近くまで乗り付けて、ちょいと小銭を寄進して手を合わせる参拝者と、仏さまは平等に願いを聞いてくれるのでしょうか。そんなことを考えながら、車で長谷寺に向かいました。
幸い天候に恵まれましたが、連休のことにて観光客でどこもごった返していました。仏像を見るために30分近く並ぶのは初めての経験で、少々うんざりもしましたが、印象的だったものがいくつかありました。なかでももっとも綺麗だったのが室生寺の石楠花(しゃくなげ)でした。
深い山奥の、なぜここなのだろうと思われる場所にお寺があり、多数の参拝客でにぎわっていました。ちょうど時期が重なり、境内に多数の石楠花を見ることができ、新緑のたたずまいと合わせてとても美しいながめでした。全部で700段以上あるという急な石段を上がると奥の院にたどり着きます。位牌堂の舞台から下をながめると、いかに高いところまで登ってきたか良く分かります。
昔は、高野山が女人禁制であるのに対して、室生寺では女性の参拝が許されていたため、「女人高野」とも称されていました。しかし、交通機関が未発達の時代、奈良から遠く離れたこの山奥に参拝することはどれほど大変なことだったか。そこまでして祈願にきた参拝者と、車で近くまで乗り付けて、ちょいと小銭を寄進して手を合わせる参拝者と、仏さまは平等に願いを聞いてくれるのでしょうか。そんなことを考えながら、車で長谷寺に向かいました。