Recipientとして生きる

肝移植をうけて15年が過ぎました。
ボーイスカウト札幌第9団団委員長として活動を続けています。
健診の日々です。

長い長い不調のとき

2018-12-26 13:43:12 | 生体肝移植
もう今年が終わろうとしています。
今振り返ると、昨年から今年の10月ころまで、体力、気力の低下が続き、7・8月がどん底でした。
3月、東京に家内と旅行に行ったとき、何でもないフジテレビの階段で転んで、手を付く間もなく頭からアスファルトに落ちてしまいました。いくら体力が落ちたとはいえあまりにも情けない。その後もなんとなくふわふわした感じが続き、かゆみもあって集中力が全く無くなってしまいました。その間、敬愛する森田穣先生が亡くなったり、母の介護の問題が出てきたり、落ち込む要素がたくさん出てきました。その中で、7月にやっと肝臓の胆道内外瘻カテーテルを抜くことができました。あっさり抜けたもの微熱が続いたり、かゆみは全く改善しませんでした。今から考えると、7-8月にはかなり精神的に落ち込み、食欲、体力、気力、全て落ちて夜も眠れない最悪の状態でした。仕事に行くのがやっと、読影もなかなか集中できずにミスを重ね、体重もどんどん落ちていきました。少し歩くと吐き気と息切れがするうつ状態手前でした。
何とか奮い立たせて9月1日の子ども縁日を乗り越え、9月8・9日の団キャンプを安平町とわの森キャンプ場で計画していたところ、9月6日未明に胆振東部地震が起きました。2日間ほど停電となり、キャンプ場は震源地の近くだったため損傷が激しく、当然キャンプは中止となりました。
1週間後、安平町追分にある家内の実家をかたずけに行きました。予想以上に家の中はめちゃくちゃで、ガラスや陶器の破片が床に落ちていて、棚などが倒れて足の踏み場がありません。せっせとかたずけて廃棄物を何回も指定の場所に運びました。この経験は私にかなりのショックを与えました。「おまえはなにをやっているのだ」と頭をたたかれた気分でした。それから少しずつ運動をはじめ、かゆみの対処法をいろいろためし、徐々に体力の回復を図りました。右ひじ痛もあるためテニスは諦め、ヨガや歩くことから始めました。今季はスキーをしたいので、早くから国際スキー場に行っています。やっと動けるようになってきたところで年末を迎えることができました。全身がかゆいのは変わらず、油断するとすぐ寝不足になります。集中力はまだ戻りません。それでも来年に向けて少し希望が持てるようになりました。まずはできる限りスキーに行きたいと思っています。
今年の年末集会にも多くの幼稚園児が参加してくれました。