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2020-09-05 | 貴志祐介

 

貴志祐介
『硝子のハンマー』★★★★★
 
 
『新世界より』を会社のコに薦められたまま・・
今回は縁あってこちらを。
 
厚めだけどあっという間に完読
めずらしく通勤中に誰が犯人か考えてしまったぐらい。
トリックは? 犯人は?
伏線が何ヶ所かありそこが上手いなぁと。
 
 
 
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「あの人には、完璧なアリバイがあるんだぞ?」
「アリバイも密室も、崩されるためにあるのよ」
深い、溜め息が聞こえてきた。
 
 
 
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問題は、自分がダメ男にしか出会わないことではない。ダメであることが、最初から見えてしまうという点だった。それに、今から考えると、彼らにしても、世間的な標準からすれば、それほどダメではなかったのかもしれない。今さらそんなふうに思ってみたところで、しかたがないが。
 
 
 
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文中に出てくる
・チェスタトン『見えない男』
・ポー『盗まれた手紙』
気になる(しかし未読本が山積み)余裕がある読書がしたいのだけど・・
 
「文豪」ですか(笑)
レミー飲みつつ読書です。
 
 
 
 
 
 
 
 
--------抜粋--------
 
 
ミステリー界を仰天させた完璧無比の密室トリック
 
曜日の昼下がり、株式上場を間近に控えた介護サービス会社で、社長の撲殺死体が発見された。エレベーターには暗証番号、廊下には監視カメラ、窓には強化ガラス。オフィスは厳重なセキュリティを誇っていた。監視カメラには誰も映っておらず、続き扉の向こう側で仮眠をとっていた専務が逮捕されて……。弁護士・青砥純子と防犯コンサルタント・榎本径のコンビが、難攻不落の密室の謎に挑む。
 
日本推理作家協会賞受賞作
 
 
 
--------著者紹介--------
 

貴志祐介

1959年大阪生まれ。京都大学経済学部卒。生命保険会社に勤務後、作家に。
1996年「ISORA」が日本ホラー小説大賞長編賞佳作となり、『十三番目の人格 ISORA』と改題、角川ホラー文庫より刊行
翌年『黒い家』で第4回日本ホラー小説大賞を受賞、100万部を超えるベストセラーとなる。
2005年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞
2008年『新世界より』で日本SF大賞を受賞
2010年刊行された『悪の教典』は第1回山田風太郎賞を受賞した他、第144回直木賞の候補ともなり、その年の話題を独占
他の著書に『クリムゾンの迷宮』『青の炎』『ダークゾーン』など。
 
 
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