本屋さんにて旦那氏ことパンダと待ち合わせをしていたら
「生活保護特区を出よ。」を勧められたので
じゃぁ買ってみますか〜と手に入れたsachiakiです。
えーっと、これ、すごい漫画ですわ……。
内容は戦後の日本で治安維持と福祉の合わせ技で作った
「生活保護特区」という地域に
社会的に弱いとされる人を閉じ込めてしまうお話しで
まぁそれまでも似たようなディストピア漫画はあったと思うんだけど
この漫画にある暑苦しい社会問題への
アグレッシブな問題提起とは違っていて
"生きることを少しづつ諦める人"
たちを緩やかに包み込み
良いこととか悪いこととか、そういったものを超えて
一所懸命にフラフラの体で生きている姿が描かれているんですね。
こんなの、泣かずに読むことなんてできませんわ。
例えば
知能が足りなくて社会から外された子。
親に虐待されて行き場のない子。
自分は不細工だと拗らせているけれど
誰よりも人を助けたがる自殺志願者。
トランスジェンダーが受け入れられなくて
つまはじきになってしまった人。
そして、捨てられた街で育ち文字も読めない人たち。
そんな彼らが「特区」という地区で
弱い弱い神様をよすがにするわけでもなく
ただ生きるための小さな「善い」をたよりに
一所懸命に生きているんです。
そんな彼らの信仰する弱い神様が
強い神様を諭す時に言ったのが以下の言葉で
人とは不完全なものです
体も心も弱く
神の言うことなど
まともに聞けないのです
それでも私たちを慕い
力を尽くしてくれているのです
なんとも健気ではありませんか
どうか寛容であってください
と言うんですね。
この慈愛の精神にたまらんものがあって
こういう気持ちを
ヒトも持つことはできないのかな?
なんて思っていたところなんです。
ウエメセ過ぎるかしら?
でも何か出来ない人をみて
「なんで出来ないの?」って怒鳴りつける前に
その人に出来て自分が出来ないことはないのか
とか、
一歩止まることはできるよね?
なんて。
これはうちのパンダ氏の受け売りなんだけど。
人は全てのことができる人もいなければ
全てのことができない人もいない。
弱々しくてたどたどしくても
たぶん、なにかある。
人から「それ。なんの役に立つの?」
って言われたら
地球で最強だった恐竜は滅びて
(まぁ、恐竜って鳥類として生き延びてるんですが)
人類が栄えてるでしょう!
人類の祖先がどれだけ脆弱だったか
知らないなら教えて差し上げてましょうか?
とでも言っておけば良いと思います。
話がちょっと逸れたけれど
すっっっごくオススメなので
ぜひ見つけたらお手元に寄せて下さい。
ちなみにリイド社さんです。
われらの高円寺が誇る出版社。
鬼平犯科帳だけじゃないことを
見せつけてくれました。
そういやリイドさんにいた
ヒゲモジャの編集者さんはまだいらっしゃるのかなぁ。
駆け出しの時に色んなことを教えてもらったので
いつかお礼を伝えたいものです。
ちなみにパンダ氏は私が絶対に好きだろうと思ったから勧めたものの
パンダ氏的にはこの弱い側の人間にいるので
「そこまですごいと思わなかった」
だそうです。ナンテコッタ
当事者の問題は当事者の自覚とは違った凄さがあるってことなのでしょう。
そんなこんなです。
さてハリネズミくんのおやつが切れてしまったので
これから買い出しに行ってきますよ〜。
そんじゃまた。モイモイ
「生活保護特区を出よ。」を勧められたので
じゃぁ買ってみますか〜と手に入れたsachiakiです。
えーっと、これ、すごい漫画ですわ……。
内容は戦後の日本で治安維持と福祉の合わせ技で作った
「生活保護特区」という地域に
社会的に弱いとされる人を閉じ込めてしまうお話しで
まぁそれまでも似たようなディストピア漫画はあったと思うんだけど
この漫画にある暑苦しい社会問題への
アグレッシブな問題提起とは違っていて
"生きることを少しづつ諦める人"
たちを緩やかに包み込み
良いこととか悪いこととか、そういったものを超えて
一所懸命にフラフラの体で生きている姿が描かれているんですね。
こんなの、泣かずに読むことなんてできませんわ。
例えば
知能が足りなくて社会から外された子。
親に虐待されて行き場のない子。
自分は不細工だと拗らせているけれど
誰よりも人を助けたがる自殺志願者。
トランスジェンダーが受け入れられなくて
つまはじきになってしまった人。
そして、捨てられた街で育ち文字も読めない人たち。
そんな彼らが「特区」という地区で
弱い弱い神様をよすがにするわけでもなく
ただ生きるための小さな「善い」をたよりに
一所懸命に生きているんです。
そんな彼らの信仰する弱い神様が
強い神様を諭す時に言ったのが以下の言葉で
人とは不完全なものです
体も心も弱く
神の言うことなど
まともに聞けないのです
それでも私たちを慕い
力を尽くしてくれているのです
なんとも健気ではありませんか
どうか寛容であってください
と言うんですね。
この慈愛の精神にたまらんものがあって
こういう気持ちを
ヒトも持つことはできないのかな?
なんて思っていたところなんです。
ウエメセ過ぎるかしら?
でも何か出来ない人をみて
「なんで出来ないの?」って怒鳴りつける前に
その人に出来て自分が出来ないことはないのか
とか、
一歩止まることはできるよね?
なんて。
これはうちのパンダ氏の受け売りなんだけど。
人は全てのことができる人もいなければ
全てのことができない人もいない。
弱々しくてたどたどしくても
たぶん、なにかある。
人から「それ。なんの役に立つの?」
って言われたら
地球で最強だった恐竜は滅びて
(まぁ、恐竜って鳥類として生き延びてるんですが)
人類が栄えてるでしょう!
人類の祖先がどれだけ脆弱だったか
知らないなら教えて差し上げてましょうか?
とでも言っておけば良いと思います。
話がちょっと逸れたけれど
すっっっごくオススメなので
ぜひ見つけたらお手元に寄せて下さい。
ちなみにリイド社さんです。
われらの高円寺が誇る出版社。
鬼平犯科帳だけじゃないことを
見せつけてくれました。
そういやリイドさんにいた
ヒゲモジャの編集者さんはまだいらっしゃるのかなぁ。
駆け出しの時に色んなことを教えてもらったので
いつかお礼を伝えたいものです。
ちなみにパンダ氏は私が絶対に好きだろうと思ったから勧めたものの
パンダ氏的にはこの弱い側の人間にいるので
「そこまですごいと思わなかった」
だそうです。ナンテコッタ
当事者の問題は当事者の自覚とは違った凄さがあるってことなのでしょう。
そんなこんなです。
さてハリネズミくんのおやつが切れてしまったので
これから買い出しに行ってきますよ〜。
そんじゃまた。モイモイ