SHUREのM91EDを手に入れた。(もちろん中古)
残念ながらダンパーが古く、一部の盤でトレースに問題があったため針交換する事にしたが
SHUREは針の使い回しが効く事が多いので、実験してみることにした。
これがもともとついていた針(おそらくアーピス製N91E)
もしかしたらと、M44G用のアーピス製N44GPHを差してみたらぴったり。前や横から見ると見てくれは悪いが
使えない事はなさそうということでさっそく聴いてみる。
おお、もともとついていた古い劣化したアーピス針N91Eより断然よい音。トレースが厳しい盤も
難なくクリアしこれは素晴らしい。のびやかで元気があって楽しく、M44Gの様な荒っぽさは無く
音数は十分。
クラシックもロックもOK、しなやかで良く弾む。
アーピスN91Eも新品なら良かったろうにな。格安で買っておいてそこまで望むのは無理というもの。
それにしてもN44GPHがまさかM91EDで真価を発揮するとは....
(M44Gにつけても十分良かったんだけどね)
N44GPHはもう生産終了なのが残念だがN91EDを入手するまではこのまま聴こう。
M44Gにはユニオンの赤針N44G-CRでもつけておこう。
※※
後日JICOのN91EDを購入。やはりJICO針の音は素晴らしい。
オリジナルはもっと良いと思うがもはや入手できないし、入手できたとしてもダンパーの劣化は
免れない。経験上へたったダンパーのオリジナル針よりはJICOの新品針の方がはるかにマシ。
もはや、レコードを聴く私の様な化石のような人間には、JICOは無くてはならない会社で、
JICOには足を向けて寝られないのである。
こういう会社こそ応援していきたいものだ。
今日はレコードプレーヤー用のベルトを買ってきた。
包装が変わってちょっとだけ値上げ。
アメリカでのアナログレコードの売り上げ枚数が伸びているというニュースは流れているものの、
今時アナログレコードを聴く人間は限られた数しかいないのだろうから仕方ないと言えば仕方ない。
とりあえずベルトの在庫が手元に2本あればしばらく持つだろう。(いやもってほしい)
さて、この構造のプレーヤーは経年で水平調整が狂ってくるため、半年に1度は上部に3つある水平
設定用ねじを調整してやらないと、回転始動時にいかにもベルトの劣化と思えるようなベルト外れの
不具合が起こる。
プレーヤーキャビネットの絶対水平を確保して、プラッターが水平な状態でベルトが外れない沈み込み
位置にこれらのねじを調整すれば治るので備忘としておく。(慌ててベルトを買いに行かない)
ついでに軸受けオイルも足しておくと良い。これも純正品があるので助かる。このオイルを変えれば
音が変わるはずだが、純正がある以上あまりやる気はない。まあこれはそのうち。
左が以前の包装、右が今日買ってきたもの。
今年の夏頃にはベルトを交換してあげよう。