音楽とオーディオの備忘録

購入したレコード類やオーディオ機器の購入、調整&メンテナンスなどなど

WE-308N

2011-05-07 16:27:52 | 音楽

ゴールデンウィークも明日で終わりということで、今日はDIYに勤しんでいた。

というのは、昨日、ついにSAECのトーンアームWE-308Nを入手したのである!
We308
いやはや懐かしい。高校生の頃、年賀状配達のアルバイトして買ったっけな。自作のキャビネットにビクターのフォノモーターという組み合わせだった。大学卒業まで使っていたが、就職に伴う引っ越しでとても持っていけないということで、大学院に残った同級生に売却。今思えばとても惜しいことをしたと思う。その頃はもっと良いアームもモーターもいつでも買える......と思っていた。ところが、就職し学生時代より遥かにリッチになったものの激務に忙殺されているうちにアナログが終焉、市場から手頃なアームやモーターが無くなってしまった。近年オーディオを復活させてからというもの、いつかは昔持っていたプレーヤーシステムの本当の実力を知りたいと思っていたので、これは良い機会となった。

さて、問題となるのはこのアームをどう使うかということと現用のSL1200LTDをどう活用するかである。せっかくのゴールドのアームを外したくないし、ベルドリームで出ているSL1200用のダブルアーム用ベースでは寸法が合わない。そこでDIY。押し入れにしまいこんでいた、角材だのフィンランドバーチの端材を組み合わせながらしばし黙考。で、思いついたのがSL1200の置き方の変更とアームベースの自作である。で早速作ってセッティングした様子がこれ。
Plsys
横から見ると簡単な構造がわかると思う。
Dscn2949
材料費は、アームボード:フィンランドバーチ端材:0円、基部:ヒノキ角材×2:0円、と本日購入の木目シール498円、アーム穴開け用ホールソー998円なり。

製作はあっという間。ホールソーのおかげで穴あけが実に楽だった。

水平、アーム高さ、スピンドル中心とアーム中心までの距離、オーバーハング、ラテラルバランス、針圧など確認作業や調整を経て、おそるおそる針(V15 type4)を落として出てきた音は........

いや素晴らしい(歓喜)。

1200ではもどかしく感じた甘い定位がこのアームだとびしっと決まる。ボーカルがぽかりと空間に浮かびしかも小さく彫りが深い。ドロンと鳴っていたグランカッサが「ダン!」と超音速(笑)で飛んでくる。そしてどこか明るさの漂う音。そうそうこの感じだったよな!と膝を打つ。当時も定位が良く明るい音だったが、今の音はオーディオ的次元が全く違う。考えてみれば当時と比べて増幅系もスピーカーも明らかに向上しているので当たり前といえば当たり前、当時は79,800円のSONY製プリメインに初代スワンだったからなあ。

さて今後の課題。
アームケーブルが当時のものなのでさすがに古く、早々に交換したい。アンプ側のアース端子部が不良になっていたので切り落として被覆を剥き直して接続したが、銅線に劣化が見られたのでおそらくは信号ケーブルも相当劣化しているだろう。また喫緊というわけではないがいずれはW-2(カウンターウェイト)も欲しいところ。昔のように鉛を巻きたくないからなあ(笑)

さて今日は夜更けまで昔聴いてたLPを楽しむことにしよう。

コメント (5)
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