いつもお世話になっているオーディオ店にDG-48の出物があった。
DEQ-2496を10年近く使ってきて、あまり不満にも思っていなかったのだが、この出物、ロットは最終に近く、外観も美品で、何となく縁を感じさっさと決めて引き取ってきた。
マニュアルは非常にわかりづらく、操作上も感覚的にもわかりづらい。
DEQの感覚的に「ああそうか!」という感じではなく、極めて日本的でしかもスパルタなマニュアルなのである。
それでもDEQで随分と遊んだ経験がいき、シンプルヴォイシングでまずは補正をしてみたが、それだけでももう立派な音になった。
DEQでもきちんと調整すると実に整った音が出るのだが、やはりオーディオ専用機
だけあって、さらに整い方が精緻でしかも一音一音がのびやかでリアル。
(価格差以上と思う)
DG-48が部屋の癖どころか自作スピーカーの癖まで飲み込み、我が家のシステムは
数段階上の表現力を持つようになった。あとは上手にパレットに絵を描くだけと思う。
プリとパワーの間に入れたが、アナログ系、デジタル系どちらを演奏してもOKという絶妙な補正位置があるはず。これからその追及が楽しみ...。
ちなみに、同時期に導入した電源フィルターの効果があまりに絶大だったのでこれも備忘で記録しておく。
もともとNTTの交換局で電気通信設備に使用することを目的に開発された強力なノイズフィルター回路を内蔵しているとのことで、我が家のように電源環境がそれほど良いとは言えないような環境では効果は絶大で、とにかくS/N感がびっくりするほど向上、音と音の間の空間の静寂さが際立ち、曲が生き生きと聴こえるようになった。
このフィルター、「オーディオグレード」と書かれたシール(笑)を貼れば10倍の価格で売れるかも??
良いお買い物ができました。