音楽とオーディオの備忘録

購入したレコード類やオーディオ機器の購入、調整&メンテナンスなどなど

お買い物日記(N55E、奏-KANADE-)

2016-03-13 22:35:56 | オーディオ

M44Gは現状2個所有していて、ひとつは現行品、ひとつはいわゆるカモメマークのもの。現行品にはユニオンの赤針(N44GCR)を装着、カモメにはN44GPHを取り付け、相性の良い3009S2impでご機嫌に聴いていたが、気に入っていたN44GPHが生産中止、購入から5年も経てば(100時間超は聴いたかな)さすがに劣化も進むので交換針を買うこととした。せっかくなので互換のある楕円針のN55Eを試すことにし、あわせてレコードクリーナー「奏-KANADE-」をJICOに注文した。

で、無事届く。

N55EはM44G本体にぴたり、見た目にも全く違和感がない。見た目が明るくなったがこれは愛嬌。JICOの推奨針圧が0.75g-2.0gなので、とりあえず1.8gに設定して聴いてみた。iPhonoの負荷容量設定はそのまま300pFでいじらない(当たり前か)。


わあ、いいなあ。

トレースは全く問題なし。「元気の良さとメタリックな粗さ」は「音楽の活きの良さ」に変わり、M44Gの音楽再生の懐が深くなったよう。クラシックもJAZZもロックもOK、低めの音量でのんびり静かに聴いていると、これ以上何が必要だろうかとすら思ってしまう。JAZZやロック、ボーカルものは生気があって乗りが良く、オーケストラではスピーカーとスピーカーの間に各パートの音塊がぽっかりしなやかに実体感をもって浮かぶ。

もちろん、外盤A級ものや録音が極度に良い盤を、目のやり場に困るようなぎょっとするようなリアルさで聴こうと思えば全く物足りないが、これはこれで良いではないか...と納得してしまう音。オリジナルのN55Eならもっと良いのかなとも思うが今となっては....である。

M44Gの針にはN55E(オリジナル)が一番相性が良いとネットで見かけたことがあるが、互換でこのくらい良ければ確かに....と納得。これは良い買い物ができた。これからM44Gの出番が増えそうだ。
(そういえば最近3009S2impにとりつけるカートリッジはM91EDとかM44Gばかりで、V15タイプ3は完全に休眠してしまった)


「奏-KANADE-」はJICOのサイトで読める「なんダイヤ!?」のバックナンバーの短い記事を読み、購入を決めた。新しい商品を企画し、販売までこぎつけるには、並々ならぬエネルギーが必要で、この若手の社員さんは、おそらく相当に苦労されたのではないだろうか。この記事には上司や同僚の厳しくも暖かい眼差しと、本人の苦労が文字の隙間に見え隠れしている。これは購入への大きなモチベーションとなった。

檜で作られている入れ物の意匠はここまでやるかというような手の込んだもので(檜の香りがとてもいい)クリーナー本体は手へのなじみ感(革の手触りと暖かみ)がとても良く、もちろんクリーナーとしての性能も抜群で、クリーニング中に発生する静電気も少ない。鹿革シートと組み合わせて使用するともう元にはもどれない。もっと早く買うべきだったなあ。限定品なので在庫があってよかった。

とても良い品なのでレコードファンにはお勧めです。

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お買い物日記(N91ED)

2016-03-06 00:22:21 | オーディオ

久しぶりにオーディオ屋めぐりをしていたら、こんなものを見つけた。


SHUREのN91EDで、もちろんオリジナル針。
前のオーナーはほとんど使っていなかったとのことだが、さすがに古いものなのでジャンク扱いという事で買ってきた。
確かにムクの針先はぴかぴかだがダンパーは大丈夫だろうか。

クリーニングブラシで確認すると、V15タイプ4のオリジナル針のような経年でのダンパー固化はしていないようだ。
ほっとしてセッティングを開始、すでに3009S2impにはJICO針付きのM91EDがセットされていたのでそのまま針だけ
差し替え、針圧は1.25gに設定し聴いてみた。

うむむ、何を聴いてもオリジナル針は音のリアルさが1枚上手。もはやこのような劣化の少ないオリジナル針の個体は
非常に少ないと思うので大事に使い倒したい。

もちろん、使用に耐えなくなったら迷うことなくJICO針に戻す予定。

M97xEの出る幕がますます無くなってきた......






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