最近、指揮者で作曲家、台湾でご活躍されていらっしゃる徳岡直樹さんの動画をよく見る。
なんとも博学で、引き出しもたっぷりな方で、フルトヴェングラーなどのヒストリカルな演奏のご紹介で、私は日々勉強中。
現役の指揮者でしかも作曲家である視点からの氏の意見は、単なるクラシックリスナーである私からすれば、その深さ・マニア度に日々目から鱗、うなるばかりで、動画を一旦停止し一生懸命メモを取りながら観ている状況。
思えば、クラシックの同曲異演奏でこんなに感銘度が違うのか、と心が震えたのが、ある日突然目覚めたフルトヴェングラー(昔々、なぜか買っていたメロディア盤ベートーヴェンの交響曲5番(CD)があって、あまりの音の悪さにしばらくぶん投げていたのだが、ある日思い直して聴きなおし、「ガガ-ン!」のパターンである)やブルーノ・ワルター(聴き終わって滂沱の涙でジャケットを抱きしめたのはワルターの田園とプログレのあれだけ)、クライバー(ベートーヴェンの第7)指揮の演奏だったのでなおさら。
また動画でのU野さん評論への突っ込みには、にやけてばかり。学生の頃はお金がないので月に買う1枚を厳選しなければならず、購入の参考にもしたけれども、今となってはひとつの読み物として楽しんでいる。
古いものから新しいものまで多くの演奏に手軽に出会うことができるようになったことに感謝して、心行くまで音楽を楽しんでいこう。
そのきっかけを改めて作ってくれた徳岡直樹さんに感謝なのです。