音楽とオーディオの備忘録

購入したレコード類やオーディオ機器の購入、調整&メンテナンスなどなど

V15VMR壊れる(?)

2011-11-19 17:22:23 | オーディオ

シェルをつけ替えようと、カートリッジを持った瞬間、何かのはずみで床に落としてしまった。ありゃりゃ、やってしまった。V15を壊してしまった。
Microsoft_office_powerpoint

壊れたというよりは、上の写真の2つの矢印で示した部分が分離してしまったというもので、とりあえず針は外していたので無事で良かった。剥がれてしまった部分を良く見ると、ここはもともとボンドG-17のような接着剤でつけられていて、なんとまあ、アメリカンクオリティーというかなんというか、使われていた接着剤の量が少なく、塗り方も下手。これでは取れるのは時間の問題だったようだ。せっかくなので、G-17をしっかりとそぎ落として磨き、手持ちのエポキシ系接着剤で、がっちりと固定してやることにした。

接着中の写真↓シェルはAT-LH13。分離している写真はすっかり撮り忘れた。

Dscn2992

さて、これで無事治る事が確実となったが、音がどう変わるかとても楽しみ。今までは大した接着面積では無かったので、エポキシのダンプ効果も少しは期待できるかな。うちのM97xEも全く同じ構造だが、同様にしみったれた接着剤で張り付いているだけなのだろうか。一度剥がして、エポキシでがっちり付け直してやると音質が向上したりして(笑)

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VN5MR-SAS

2011-11-13 00:00:08 | オーディオ

昨晩はCD三昧だったが、今日はアナログ三昧である。土曜日は他県までの車での出張だったので少し疲れ気味だが、さてそれも吹き飛ぶ音が出るか....である。

Dscn2990

そこで、すでに入手していたVN5MR-SASの(やっとの)出番となった。V15VMRにはtype4純正の針を挿していたがそれを外し、ピカピカの新品針を取り付ける。
しかしこのSAS針、なんてカンチレバーが細いんだろう。そしてカンチレバーの取り付け角度はtype4と比べて随分大きい。適正針圧にしたらtype4の針位の角度に「寝る」のだろうか。チップはとても小さい。チップとカンチレバーの接合部分の見た目は以前使っていたAT-ART2000とよく似ている。ゴミがついたらすぐに埋もれてしまうような感じでART2000を買った時には「これで本当にトレースできるのか」と心配になったものだが、ART2000で全く問題なかったのでこれで良いのだろう。
さて針圧、オーバーハング、アーム高さなどを確認・調整し、いざ、検聴盤であるテラーク盤チャイコの4番に針を落とす。針圧1.25gでもカンチレバーが余り寝ない様なので、再度アーム高さを調整し改めて試聴する。
オリジナル針との比較が出来ないがtype4針と比べると随分傾向が違う音だ。溶け合い、響き合う感じの美しさはtype4針の方が上に聴こえるが、ffでの楽器ひとつひとつの明晰さ、迫力はSASの方が上だ。かといって決して硬質な音ではない。楽器ひとつひとつの音に独特の力強さを感じる音。なるほどーとうなりながら盤を変える。SAS針で聴く「狂気」のなんとも素晴らしいこと。安っぽいシステムではタルく緩くつまらなく聴こえるこのアルバムが実にきびきび、切れ味良くしかもしなやかに鳴る。こんな「狂気」を聴いたのは久しぶり。
もう参りました......と同時にこんな時代に交換針を作ってくれているJICOに猛烈に感謝した次第。JICOさまさま。もう足を向けて寝られません(笑)

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N44G-CR vs N44GPH

2011-11-11 21:16:44 | オーディオ

今日は通販で注文したものがまとめて届いた。
その中で、とても期待していたのがN44GPHだ。M44Gには丸針だろ!という突っ込みもありそうだが、良くも悪くもM44Gをキャラクターづけているのが丸針とローコンプライアンス気味の振動系だと信じ切っているので(笑)、針先がラインコンタクトに変わったM44Gの音にとても興味があったのだ。
Dscn2988

M44Gは最新のボディー、旧型のボディー、それ新針、旧針、ユニオンで買ってきたCR針を入れ替えしてこれまで音遊びしてきたが、どうやらこれでとどめかもしれない。凶悪音溝テラークから、60年代プレスグラモフォン、エンジェル赤盤そしてYMOまで聴いてみたがこれ(旧型ボディー+N44GPH)でM44Gは決まり.....と思う。ウォームにウェットに聴くならCR針はとても魅力だが、今一つもどかしいところもあった。N44GPHはそれが随分と解消され、HIFIな要素もあって守備範囲が広くN44GPHの方が能力が高いように思える。M44Gらしさであるちょっと荒っぽいところ、キラついた高域は薄まるが、M44Gらしい押し出し感、元気の良さはそのままに情報量が増加した感じで実に楽しく音楽を聴かせてくれる。CR針とどちらを取るかと聞かれると難しいものがあるが、好みから行くとN-44GPHかな。
さっきまでドカドカとピンクフロイド(狂気、WALL)やらドナルドフェイゲン(ナイトフライ)など聴いていたが、今はエンジェル赤盤:フランクのヴァイオリンソナタがつややかにしかもしんみりと鳴っている。これは良い交換針が手に入った。
.......とここまでべた褒めしてきたが、しばらく聴いてみて、結局「やはりオリジナル針が一番」などと態度が変わるかも知れない。まあオーディオなんてそんなものなのかもなあ。(笑)

あわせてどっかりと届いたCD類に思わず顔がほころぶ。週末が楽しくなりそう。

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V15VMRとV15VxMRじゃ大違い

2011-11-05 21:07:16 | オーディオ

先日のブログでV15VxMRを購入と騒いでしまったが、実はV15V-MRだったというオチ。

この本体にtype3や4の針がそのまま使えた時点で「あれ??」と気付かなければならなかったが、気がつかなかったのは、あの輝かしくもカッコいい憧れのVマークに舞い上がっていたせいだろう(笑)。手元にあるV15Vの筺体本体には何もプリントされていないが、V15Vxとプリントが無いVxMRもあるようだし、何しろ箱がVxMRなのでなおさらこれはVxMRだと確信してしまったわけ。誤った確信ね。これだから「いい加減な記憶」と「SHUREの針なし買い」は怖い(笑)

実はこのオチ、ちょっとばっかり危なかった。なぜかというと、同じV15V(type5)でも、「V-MRとVxMRでは交換針の互換性は全く無い」からなのだ。type3や4の感覚でV15V(type5)の交換針を買うと泣きを見る。V-MRはtype3とか4と同系統、VxMRはM97xEの系統というかx系統とも言うべきもので、本体に差し込む金属の菱形部分のサイズが異なり、x系統の方が太い。なので同じV15Vで、本体の見た目が全く同じに見えてもV-MRの本体にVxMRの針は入らない。M97xEにはVxMR用の針は綺麗に入るようだが、M97xEにV-MR用の針(type3、4用の針を含む)を入れてもぶかぶかでうまく納まらない。

ネットで良く確認しておいてよかった。気がつかずにいたら危なくVxMR用の互換針を発注してしまうところだった。
というわけで、近々にV-MRの互換針を発注予定。JICOの直販サイトを調べると、SAS針の場合、製作期間が必要なため(手作り!!)発注してから受け取るまで時間がかかる(数日)ようなので、すでに在庫のある販売店を探すとするかな。

<参考>

Dscn2986

左がN97xE、右がVN45HE(いずれも純正)の写真。良く見ると菱形のパイプ部の太さが違う。

ふと思ったのだが、同系統ということでまさかM97xEにVxMRの針を入れるとV15VxMR並みにグレードアップ出来る??2MのRED/BLUE、BRONZE/BLACKの関係のように実はボディーが同じで針だけ違うってのはグレード差をつけるパターンとしては有りそうだ。針先だけで音のグレード差は簡単につけられるし、ボディーの各パーツは共用した方がコストは下げられるから。さすがに97シリーズにVマークはつけられないんでそこだけはΦにしたのだろうな。

V-MR針を買って落ち着いたら、こんどはM97xEのグレードアップにチャレンジしてみよう。おっとM44GのHE針化も試してみたい。

コメント (4)
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