愛用しているトーレンスのTD-321から異音がしてきた。
モーター近辺からカタカタ音がする。
出音に影響はなさそうだが、夜間静かに聴いているときが多いのでどうにも気になる。
そこで簡単にメンテナンスする事にした。(平日だし)
ベルトは交換したばかりだから問題はない。
原因はモーター部とプーリーだろうから、モーターからプーリーを外し、プーリーをきれいに洗浄、モーター軸には注油しておこう。オイルはトーレンス純正の軸受けオイルがあるからそれでいいや。
でさっそくプーリーを外す。
六角レンチはミリサイズのセットもの最小、1.5mmでOK、残念ながらSMEアーム用のインチサイズでは合わない。ばねで上に持ち上がっているプーリーを下げながら六角ねじを回すと、簡単に外れた。
モーターの軸に注油し、プーリーを掃除する。セッティングしなおして回してみると見事にカタカタ音が消えた。
こういった単純ものの機械は、部品が壊れてさえいなければ注意深く組み直す(調整し直し)だけで復活する場合が多い。今回も原因がはっきりしてはいないが、恐らくは経年でモーター、プーリー部の組み上げ調整が狂ってきたのだろう。
しかし、このTD-321、SMEとの組み合わせのコストパフォーマンスの高いこと。3009S2imp、V15シリーズとの組み合わせはひとつの完成された世界だと思う。1812年のデジタルカノンを難なくクリア、クラシックもロックもOKと言うのはうれしい話。
これからもメンテナンスしながら大事に使おう。