やまなし・まちかど図鑑

山梨県内のレトロなまちかど、面白・珍らし物件を凡苦楽庵が探訪します。

旧早川郵便局

2006年10月06日 | 郵便局

早川町保地区にあるこの山小屋風旧郵便局は、終戦間もない昭和22年の建築で、昭和20年の火事で焼失したのを再建したものだ。建築資材が乏しい時期だったので、木材は当時の郵便局長さんが、自分の地所の杉材を伐って使用したとのこと。釘は米を集めてリュックに背負い、横浜まで行って物々交換で手に入れたとのことだ。現在は内部を住宅用に一部改修して使っている。(情報提供:日本上流文化圏研究所のS研究員)

旧三里村役場

2006年10月04日 | 峡南(身延・早川・南部)

早川町は「平成の大合併」には加わらなかったが、かつて6ヵ村が合併して現在の町となった経緯がある。その村のひとつ、旧三里村の役場が町の郷土資料館として甦った。昭和28年の建築で、当時の村長さんが、建築にはこだわったとのこと。10月2日エントリーの早川町役場が昭和32年の建築ということは、この旧三里村役場は庁舎としては短命だったということになる。

最古の庁舎?ー早川町役場

2006年10月02日 | 峡南(身延・早川・南部)

早川町は文字どおり、南アルプス連峰の麓に沿って流れる早川沿いに集落が点在する町だ。所々に支流があるが、最も大きな支流である雨畑川が合流する近くに、この役場庁舎がある。木造庁舎は昭和32年の建築ということで、市町村合併が進んだ現在、おそらく県内の庁舎としては最古のものではないだろうか。