転がり坂

登りつめたわけでもないのに、そろそろ下山したくなってきた。

都々逸 涙よりかは

2012-11-12 01:25:44 | 都々逸
056:晩
晩のおかずはお前がいれば
酒と寝床があればいい

057:紐
赤い紐では結べぬ縁(えにし)
何時ももつれているばかり

058:涙
涙よりかはひと汗かいて
後はさっぱり流しましよ

059:貝
開けてご覧よあなたの熱で
死んで開かない貝じゃなし

060:プレゼント
そっとつかんだお前の指に
すっと指輪をプレゼント

短歌 ひと汗かいて

2012-11-12 01:11:41 | 短歌
056:晩
毎晩の酒と寝床に逃避してひとり夢見る明日への希望

057:紐
何時の間にたまりし紐を納めたる開かずの缶は錆びついたまま

058:涙
明日までと走り疲れて闇の道涙よりかはひと汗かいて

059:貝
荒海の貝殻二枚合わせても二度と出会えぬジキルとハイド

060:プレゼント
生と死と喜怒哀楽のプレゼント玉手パンドラびっくり箱で