日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

霧降高原でらっせるするもキスゲ平上で撤退  日光/霧降高原

2014-02-10 00:12:30 | 山行

2014年2月9日(日) 単独    (ほぼ歩き始めの地点から観た、赤薙方面)
8日は皆さん既にご存知の通り、全国的に大雪でした。私の地元”いまいち”も、日中ずっと雪で、深夜眠りにつく頃に外を見ても猛吹雪の状態でこりゃ明日はダメだわと思ったものでした。それでも週末連休を何もせず過ごすことに抵抗感を感じてしまうのは、山ャの宿命でしょうか。翌日9日の天気予報が午前9時あたりから晴れであれば、その気持ちは尚さらなものになります。
8日夕方、自宅周辺に降り積もっている積雪は40cm近く。これでは山も容易に入りこめない状態なのはわかっていますが、ならば普段歩いている里山はこの雪でいつもとはちょっと違うフィールドになっているはず。”いつも行っているような低山でも行って、雪歩きでもできればな。さて何処にいこうか”と思いながら、アラームを5:30にセットして就寝し、ま、し、た。 

(駐車場からアイゼンで歩き出して2分ほどでスノーシューの必要性を感じ履き替える。その後すぐあっけなくトレースは左折してしまい、その後、この日の登りは全てトレースなしのラッセルになる。)



皆さん大方の予想通り、こういった時はアラーム通り起きられない。2度目に起きたのは朝7時過ぎ。外を見るとまあまあの天気。”鳴虫山でも行って、雪歩きでもすんべ”と思い、支度をして家を出て、セブンに寄って日光に向け119号を走っていると、日光連山がきれいに見えてきた。なんと日差しも出てきて、変なテンションが一瞬沸き起こってしまった。それでも、予定を変えないのは、保守的な”なな”の性質上しかたがないこと。予定通り鳴虫山登山口の消防署脇の駐車場に行ってみたら、折からの雪の混乱処理の為か、職員のかたが大勢既にお仕事の準備中。車も停める場所がほとんどなくそそくさとその場を立ち去った。このまま旧市役所に停めに行こうかとも思ったがせっかくなので、霧降の稜線を歩いてみるのもいいんじゃね? という気が起き、積雪の霧降高原への道を恐る恐る登っていくことになった。
大雪のせいか、何をやりたいのか自分でもわからないような歩きになった、記事は簡単にいきます。
course: 霧降高原p 9:35 ・・・ キスゲ平 10:57  ・・・   キスゲ平上部 11:16  ・・・   霧降高原p 11:59

最初の約1500段の階段が始まると、トレースも無くなり、歩く道としてはかなりの急斜面。ここに積雪があると、シューをはいていても結構歩きづらい、滑る。シューをハの字にしたり斜め歩きしたりしてつめていくけれど、すぐ近くに見えていた目先の当面目標ピークがなかなか近づかない。
(月山方面、高原山の山頂部は雲の中。 )


この日の積雪はというと、平地での騒ぎから想像するほど、この稜線の積雪は多くない。前日降ったのかなと思うほど階段がむき出しになっている地点もあるも、基本さらさら雪が潤沢にあり一歩踏み出すたびにシューをはいていても2,30cmは沈む。吹き溜まりに踏み込むと膝上まで沈むこともあるが、そんな事ははめったにない。
(難渋して、踏跡なしの階段雪斜面を登りつめると、赤薙山のピークが見えてきた。今日ここに来たのは、これらの景色が観たかったから・・・)



階段斜面が終わり、夏道では岩混じりの遊歩道の稜線上を歩く。冬のこの時期は、夏道がどこかいまいちわからない。基本一番積雪の薄そうな尾根センターを選びながらラッセル。雪は多くなったり、少なくなったり。基本ふかふか雪。
きすげ平の回転扉型の鹿防御用のゲートが下の雪が邪魔で回転せず。ここでやめちゃおうかな、と思うもちょっと諦めきれず4,5分頑張って動かしてみるとなんとか、回転。せっかくなのでもうちょっと進んでみることにした。帰り回らなくならないか少し心配だった。(ゲートの両端は高い網でしきられていた為。)



きすげ平のゲートの前後は似たような雪の稜線。ゲートから何とか20分弱登った地点で、先ほどから増えてきたガスが前方をほぼ覆ってしまった。なぜだか、なんとなくこれ以上進む気が失せてしまった。風もあまりなく、気温も辛いほど低くなく、ラッセルも驚くほど困難を極めるものではなかった。目先には赤薙ピークも近くに見えていたけれど、なぜかこの日はこれでおしまい。
(最後に見た赤薙のピークはこれだった。)


(この日行った最上部から観た、歩いて来た稜線。)



赤薙に行けたら行くとか、丸山と同じくらいの高さまでは行こうとか、目標が最初から曖昧なのがまずかった。そもそも、この日当初はこの山域は考えていなかったのだ。 もっとまずいのは己のマインドの弱さ・・・。
(丸山山頂(p ↓) よりは少々低い地点での引き返しとなった気がする。)



檻?から出てきたところ・・・ ゲートの向こうは真っ白になってしまった。



下りは実に早く歩ける。急傾斜はシューでは基本降りずらいけれど、登りよりはどんなに楽なのか。自分の踏跡しかないはずなのが、ツボ足があるななどと考えていると、下方に何かの準備をしている山スキーの男性がいた。挨拶をすると、考えていたより若い男性で、もう一度滑り降りているとのこと。もう一発滑る為に、登ってくるところらしい。登るのは苦労で、滑る楽しさは一瞬が悲しいと言われていた。それでも、やってしまう事、私はなんとなくわかるなー。
(顔を出してもいいと言われたが、その写真もナイスだったけれど、この後ろ姿のほうがスキーが強調されていたのでこちらを掲載。颯爽と登っていかれた。)



階段斜面の東屋あたりでハイカーが数人登ってきた。二人の親娘連れ?のかたに聞くと、少し上がって、そり遊びをするのだという。そういうのなら、正午あたりの登り初めでもいいわけだ。そういうのもいいな。途中、東屋からは自分のではないトレースができていた平原をゆっくり歩いて下山。たった3時間足らず、目標も定まらない歩きだったけど、あの大雪の次の日なら来れただけでよしとしましょう。 赤薙ピークまでなら冬季も危険箇所は無いだろうし、雪崩もたぶん?無い??。(あまり信用しないように) 今回、雪の赤薙なんて初めてきたけど、雰囲気を掴めたので、機会があったらまた来よう。今度は、これから買うワカンのテストでかな。  ■■


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2 コメント

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赤薙山 (みー猫)
2014-02-13 00:17:07
こんばんわ。
やっぱりこっちのほうは青が眩しいですね~ガスがわかなければどうなったんでしょ??と期待しちゃいそうですが、あの階段ラッセルを想像するだけで気が遠くなりそうです。それにしてもシューを買ったあとでワカン買う人も珍しいような(笑)・・・お疲れさまでした~。
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みー猫さん (ななころび)
2014-02-13 01:16:58
こんにちわ。
途中まで晴れていて、トレースなしの稜線もいい感じだったのですが、ガスが出てきて残念でした。この日は、コンパスをポケットに入れ忘れていて、ガスが出てきたのをいい言い訳にして引き返しました。
この雪の稜線、今頃になってじわじわ味が出てきだしています。少し時期を変えて晴れの雪の稜線を歩いてみたくなっています。
ワカンのほうが、やっぱり登山らしい歩きに向いているような気がしてきていまして、購入を検討中です。
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