日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

霧と小雨の田代帝釈稜線で、花見   田代山/帝釈山/馬坂峠 

2018-06-18 04:54:05 | 山行

2018年6月11日(日) 曇/小雨 
博士山、女峰山黒岩、蒲生岳/要害山と週末歩いてきました。今回11日は午後から雨、天気は大荒れということでしたが、最近私のベスト体重より3,4キロオーバーと不摂生太りしているので、少し歩かなければいけません。それと山開きを絡めて、記念品等の物欲もあり、やや動機不純ですがまたしても大好きな南会津に出向きました。結局はただ南会津に行きたかっただけなのかもしれません。
田代山直下の小湿原と、山頂の田代山湿原には、チングルマが結構咲いていました。


コース: 猿倉登山口 --- 田代山山頂 --- 帝釈山山頂 --- 馬坂峠 --- (以後ピストン)猿倉登山口
この日の天気予報は午後から雨、山なら朝から雨かもと雨歩きを覚悟。朝一登山口では、雨は降っていないけど、上着はレインウェアを着てスタート。スタート口にいつも馴染みのトムくんがいて、話しかけてくれる。そう言えば親爺が亡くなって最初に言葉をかけてくれたのも彼だった。そもそも、山開きというものに一番最初に参加した数年前の大戸岳で駐車したのが、偶然彼の車の隣だったのだ。その時の彼はロン毛だし、ヒゲ生やしてて、ちょっとオタクっぽく見えて、この人話しかけていいのかな、と少しだけ思ったものだった。山をやり続けるかぎり、長い付き合いになりそうだし、屈託のない山話をしてくれる彼のような存在には大いに感謝したい。
この日はやはりオーバーウエイトが原因か、全盛時に比してやや足が重たい。体重はやはり絞らなければダメだ。それでも普通に、田代山山頂部に到着。霧で展望はまったく無しも、逆に幻想的に湿原の花畑を演出してくれている。湿原は一面のワタスゲの花畑だった。


湿原を歩いていると、先週蒲生岳山頂で見かけたヒゲのおじさんと遭遇で、ご挨拶。いつも早口で大きな声で話されるかたで、山に対する愛情が声となってほとばしっているという感じ。先週は蒲生のあと、金石ケ鳥屋山に行くと言っていて、自分も行きたい山であること話したばかりだった。ヒゲおじさんは、言ったとおり金石ケ鳥屋に行かれたようで、ヤブの状況なんかを私に伝えてくれた。田代山山頂で、パンを食べてゆっくり休憩、予定とおり帝釈山に向かう。

(田代、帝釈間の稜線は、ミツバオーレン、オサバグサが多く咲いていた。)


風が吹くと、木々から霧の水滴が落ちてくる。風が強くなって、まだ雨は降っていないけど、雨が降っているような状況が続く。帝釈山山頂に着いて、軽くスルー。馬坂峠に一旦下山。峠直前で、この日同じ予定を計画していたヒゲおじさんが、一足早く馬坂峠から登ってきて、すれ違う。このかた、別れ際の挨拶がしっかりしていて恐縮してしまう。腰を曲げて、またどこかでお会いしましょうって、いつも言ってくれる。また1人、会津の山での顔なじみが増えた。その後馬坂峠まで降りて、檜枝岐村作成のバッジをもらう。馬坂峠までの針葉樹の森もオサバグサがたくさん見られた。


馬坂峠で素敵なバッジをいただいて、すぐ来た道を登り返す。ある意味なんてバカな事をって感じだけど、今は少しでも距離を歩くような運動が必要な時期。物欲を満たす為の労苦は、逆に健康にいいことに繋がると、都合のいい考えかたに持っていく。案の定、のぼり返しの帝釈山への道のりはバッジをもらった目的のあとで、心が一旦切れた関係上、ダラダラ気分になり、案外苦労する登りになる。これは予定したとおり、いい運動になったことにしよう。帝釈山をスルーして、一旦下り、また登り返して田代山山頂についた頃には、山頂は閑散としていて、ひとの数のかなり減っていた。そこではほとんど休憩せず、小ぶりの田代山湿原の一面の花畑を観て、帰路に着いた。最終的には、約6時間の運動になった。  ■■




(檜枝岐の毎年の3つのバッジシリーズは、いつも秀逸。今年はせめてあと一つはもらいに、運動しに行こ。)


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7 コメント

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オタクw (tom)
2018-06-18 15:44:33
この人話しかけていいのかな(笑)
いやいや、ななさんと久しぶりに会えて良かった。
最近ブログ更新されてなかったから、どうしたんだろう?と心配してましたから。
またどこかのお山でお会いしましょう。

そうそう、最初で最後の山開き「窓明山」
24日(日)ですよ。
山バッヂ限定500個とレア!
都合ついたら山開き来てね。
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tom君 (ななころび)
2018-06-19 17:35:14
こんばんは、コメントありがとう。またすぐ会えるよ。

第一印象の記述、ごめんなさい。でもその時は、本当にそう感じていたの。いい青年でよかった。(笑)

今週末は窓明かー、とっても行きたいけど、別のあっちのほうも行きたいしなあー。前日の気分で決めます。
会えなかったらごめんね、ゴメンネー。
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Unknown (サクラマス)
2018-06-19 20:38:09
ななころびさんこんばんは。オサバグサの群生一度は見たいのですが、なかなか機会がないです。会津方面の山開きのもてなしは大層なものなんですよね。私もいくつか出かけたことがありますが、それはそれは感謝の一言でした。ちょくちょく歩きもされてるようでホッとします
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Unknown (野球親爺)
2018-06-19 22:04:53
こんばんは。
11日は会津朝日岳の山開きに行ってました。
皆さん歩くのが早くて抜かれまくりでした。
山頂直下の雪渓の登り下りが楽しかったです。
25日は浅草岳ですか?

最近自分のブログは休止状態ですが相変わらず山歩きはしてますよ。
またどこかでお会いできたら嬉しいです。
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間違えました (野球親爺)
2018-06-20 07:35:03
11日ではなくて10日でした。
25日ではなくて24日でした。
ななころびさんもお元気そうでなによりです。
ワタスゲ凄いですね。
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サクラマスさん (ななころび)
2018-06-21 08:28:36
こんにちは。
オサバグサは少々遅かった気がしますが、それでも結構見られました。
湿原上のワタスゲの花の群生は凄かったです。ガスと霧雨で真っ白な湿原も、幻想的でなかなかでした。
山は週一で、軽くでもなるべく歩くようにしてます。(笑)
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野球親爺さん (ななころび)
2018-06-21 12:50:00
こんにちは。私の日付が間違っていましたね。失礼しました。
11日会津朝日岳に出向けなくて、ごめんなさい。前日少々立て込んだ事があって、寝るのが遅くなってしまったので、軽いほうの田代山にしてしまいました。
浅草か、窓明か悩みどころです。現材考え中です。

会津山開きの常連の早い人達のほうは、相当剣客です。
あの人達には抜かれてもしかたないです。(笑)
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