愛犬との別れ

我が家には13歳になる黒ラブ（黒のラブラドール）がいた。

北海道のセラピー犬と災害救助犬の子どもとして生まれ、
飛行機に乗ってやってきた。
優秀な親の子なのに、一般家庭に譲られたということは、
あまり才能はなかったのかもしれないが、
本当にやんちゃ娘だった。

やんちゃ娘をどうしたらよいか・・・まず飼い主の私と夫が、
「しつけ教室」に半年通ったこともあった。

一緒にスキーにも行ったし、海にも行った。

子どもが生まれてからは、育児と仕事に私は忙しく、
近くに住む夫の両親に可愛がられ、特におばあちゃんが大好きだった。
一時は、おばあちゃんのお店の看板犬として、
毎日お店で過ごしていた。

13歳という年齢もあり、夏という時期もあり、
私の1回目の入院時に、彼女も調子を崩し始めた。
足が動かなくなり、寝ていることが多くなった。
8月２日に私は手術し、8月6日に彼女は亡くなった。
看取ることもできず、家族のみの葬式にもでられなかった。
亡くなった翌日の朝、私は娘のメールでそれを知った。

犬好きの看護師さんが、外出してもいいよと言ってくれた。
しかし、術後4日目で、点滴はよいとして、まだドレーンがお腹に
入っていた。

私の代わりに天国にいってくれたように思えた。
今まで、本当に　ありがとう。