グランマのまなこ

デジカメ片手に、あれこれ
綴っています

11月の茶

2008-11-29 13:28:32 | 茶道
壷飾
お茶の採れる頃濃茶の葉は紙袋に入れて茶壷に納め
薄茶をその周りに葉のままじかに詰め、蓋を閉めて
封印をして蓄えておきます。炉を開く頃に茶壷の口
封を切り茶臼で挽いて今年の新茶を始めて客に饗し
ます。これが口切のお茶です。この時その茶壷を床
に飾るのが壷飾りです。実際には壷にお茶は入って
いませんが、稽古として勉強しました


茶壷は蓋をしてその上に口覆いを掛け口緒で結んだ茶壷を
初座に飾ります。客が席入りしご挨拶の後に正客は茶壷の
拝見を所望いたします。亭主は床前から茶壷を持つて点前
座に下がり口緒をとき、口覆いを取って拝見に出します。
客は拝見が終りますと正客から元のところに返します
以下の写真は元に返された茶壷からです。亭主は茶壷を
網に入れ結んだ先を二つに折って左手を沿え退出します
  
  
壷飾りをいたしますと中立の間に茶臼で茶を挽き
新茶を召し上がっていただくわけです