グランマのまなこ

デジカメ片手に、あれこれ
綴っています

紅花のはなし 2

2008-07-22 22:25:51 | 巷のこと
紅餅
摘み取られた紅花の花弁は紅色と黄色の2つの色素を持ちます。
水溶性の黄色を抜くことにより紅さが増す様まず水洗いをします。(荒振り) 
次によくもんで黄色素液を流しだします(中振り)
更にこね潰して黄汁を出し水洗いをして水を切ります(揚振り)
揚振りの終った紅花を酸化により発酵させる為1日3回水をかけ交ぜて暗所に置く(花ねせ)
この過程で天候・温度・湿度により発色が違うという







(花ねせ)した紅花を臼でついて3センチの団子状に丸め乾燥させる。1個の紅餅は花数約300個分だそうです。出来上がった紅餅は深山和紙(白鷹産)の袋に入れられ保存されるそうです

これらの写真は白鷹町十王「紅花館」今野正明様方で撮らせてもらいました
ホームページは

紅花のはなし

2008-07-22 21:43:22 | 巷のこと
紅花が咲きました
県花の紅花が見頃をむかえ県内各地で紅花祭りが行われています。紅花は原産地のエジプトや地中海沿岸から、シルクロードを経て日本に渡来し広まったといわれています。山形に入ってきたのは室町末期と考えられています。徳島の藍とならんで染料植物の代表です。詳しくは
紅花のはなし
紅花栽培の歴史と現状
山形県西置賜郡白鷹町の紅餅生産量が県内屈指と知り訪れて見ました。白鷹町は街の中央を南北に最上川が流れ白鷹丘陵と朝日連峰に東西を囲まれた盆地です。
写真は町内十王「紅花館」にて

  

  

  
丁度摘み取りの最中でした。若い女性の方もいます。白鷹紅の花を咲かせる会に応募した「花摘み猫の手隊」の方々でしょうか。棘があるので皆さんゴム手袋をしています。 山形民謡「紅花摘み唄」の二番の歌詞にある 【夜明け前だよナ~ 紅花つみのよ~ 唄に浮かれ~て飛ぶ雲雀】 とあるように露のある早朝なら少しは樂かも知れないな・・ と思いつつ余計な心配をしました。 花摘み方法は扇形に開いた花の3分の1が赤くなっていたら摘み時! 花房を押さえ、反対の手(利き手)で花びらの根本を摘まみ、くるんとねじりちぎってハケゴに入れるそれをひたすら繰り返します。ちなみにお駄賃は摘んだ花1キロ1500円いただけるそうです