二週間前の今日、地震が起きました。
東京で生まれ、東京で育った私には経験のない、大きな揺れでした。
急いでデスクの下に隠れました。
怖かった。
職場から三時間半かけて歩き、自宅に帰りました。
心身ともに疲れ切ったはずでしたが、その日はあまり眠れませんでした。
翌日も眠りは浅く、夜中に目が覚めました。
居間でぼーっとしていたら、自然と涙がこぼれてきました。
私が思っている以上に、ショックを受けていたようです。
PTSDという単語が、頭に浮かびました。
丁度一か月前、私は宮古を訪れました。
山田と宮古に住む父の知人からは、暖かいおもてなしを受けました。
山田線(釜石線)の車窓からみた、宮古から花巻までの景色は、とても日本的で、心に残っています。
しかし今、東北のあの美しい景色が跡形もなくなり、
近所のスーパーにあふれていた食パンが一斤もなく、
頻繁に余震が起こりました。
毎日が不安でした。
2週間がたち、気持ちはだいぶ落ち着いてきましたが、正念場はまだきていないような気がします。
日本の痛んだ財政で、復興費用が賄えるのか。冷え込んだ消費意欲と、エネルギー不足による企業活動の停滞、それに連鎖して上昇する失業率。海産物からも放射性物質が検出されるかもしれません。食べられない品目が増える可能性があります。それはとりもなおさず、その産業あるいは地域の経済が落ち込むということです。
私たちは上手く乗り越えられるでしょうか。
電力不足に嘆くより、資源の有限性に気づき、浪費を避ける習性が身につくかもしれません。
代替エネルギーの研究推進や、全世帯への太陽光発電の義務付けなど、今までにない政策が生まれるかもしれません。
買占めによって生じる弊害を認識し、理性的な行動がとれるようになるかもしれません。
私たちは、計画停電に、そして遅延がちな電車の運行状況に、不足がちな物資に愚痴がでます。
果たして、放射能漏れが起きているのは東京電力のせいなのでしょうか。
東京電力は、効率的に収益をあげたかった。需要を逃したくなった。
福島県は、地方自治体の課題でもある財源不足を補いたかった。
そして私たち(消費者)は、より快適なライフスタイルを手に入れたかった。
今、抜本的にライフスタイルを見直す時がきているような気がします。
「国民一人びとりが、被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ、被災者と共にそれぞれの地域の復興の道のりを見守り続けていくことを心より願っています」(天皇陛下メッセージ)
そのためには、余震がおさまり、企業が広告活動を再開したとしても、「長く心を寄せ」続ける必要があると感じています。
東京で生まれ、東京で育った私には経験のない、大きな揺れでした。
急いでデスクの下に隠れました。
怖かった。
職場から三時間半かけて歩き、自宅に帰りました。
心身ともに疲れ切ったはずでしたが、その日はあまり眠れませんでした。
翌日も眠りは浅く、夜中に目が覚めました。
居間でぼーっとしていたら、自然と涙がこぼれてきました。
私が思っている以上に、ショックを受けていたようです。
PTSDという単語が、頭に浮かびました。
丁度一か月前、私は宮古を訪れました。
山田と宮古に住む父の知人からは、暖かいおもてなしを受けました。
山田線(釜石線)の車窓からみた、宮古から花巻までの景色は、とても日本的で、心に残っています。
しかし今、東北のあの美しい景色が跡形もなくなり、
近所のスーパーにあふれていた食パンが一斤もなく、
頻繁に余震が起こりました。
毎日が不安でした。
2週間がたち、気持ちはだいぶ落ち着いてきましたが、正念場はまだきていないような気がします。
日本の痛んだ財政で、復興費用が賄えるのか。冷え込んだ消費意欲と、エネルギー不足による企業活動の停滞、それに連鎖して上昇する失業率。海産物からも放射性物質が検出されるかもしれません。食べられない品目が増える可能性があります。それはとりもなおさず、その産業あるいは地域の経済が落ち込むということです。
私たちは上手く乗り越えられるでしょうか。
電力不足に嘆くより、資源の有限性に気づき、浪費を避ける習性が身につくかもしれません。
代替エネルギーの研究推進や、全世帯への太陽光発電の義務付けなど、今までにない政策が生まれるかもしれません。
買占めによって生じる弊害を認識し、理性的な行動がとれるようになるかもしれません。
私たちは、計画停電に、そして遅延がちな電車の運行状況に、不足がちな物資に愚痴がでます。
果たして、放射能漏れが起きているのは東京電力のせいなのでしょうか。
東京電力は、効率的に収益をあげたかった。需要を逃したくなった。
福島県は、地方自治体の課題でもある財源不足を補いたかった。
そして私たち(消費者)は、より快適なライフスタイルを手に入れたかった。
今、抜本的にライフスタイルを見直す時がきているような気がします。
「国民一人びとりが、被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ、被災者と共にそれぞれの地域の復興の道のりを見守り続けていくことを心より願っています」(天皇陛下メッセージ)
そのためには、余震がおさまり、企業が広告活動を再開したとしても、「長く心を寄せ」続ける必要があると感じています。
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