青い星に住む私

30半ばで娘を出産し、まさかの海外移住。
持病の上咽頭炎とつきあいつつ、ストレスフリーな毎日を目指す私的日記。

共働き夫婦の家事分担

2010-09-11 16:45:17 | OPINION
別居中の友人のもとに、旦那さんから「荷物を引き払うように」とのメールが届いたそうです。


別居に至った最大の理由は、旦那さんが家事を一切しないこと


のようです。
彼女は、上場企業で総合職として働いています。部下を持ち、男性と遜色なく働く彼女は、旦那さんの朝食のためだけに朝5時に起き、帰宅後に夕食を作り、掃除洗濯を行っています。旦那さんは家事をせず、時々のお手伝いでは彼女に感謝の気持ちを要求するそうです。


実際、「家事分担」は、共働き夫婦にとって大きな問題です。私自身、総合職として働いています。うちの夫婦は、労働時間はほぼ一緒、収入は、旦那さんが私の2倍、家計負担は旦那さんが私の2倍、家事負担私が旦那さんの9倍です。旦那さんは、食後の食器洗いを担当し、時々洗濯の取り込みをしてくれています。しかし、家事とは実に膨大な量があります。世の夫よ。あなたが起きっぱなしにした新聞が、帰宅後もそこにありますか?床に落とした歯磨き粉のシミが、翌日もそこに残っていますか?起きぬけに崩れた布団は、夜もそのままですか?すべてが何事もなかったかのように、片づけられているはずです。それは、奥さんがしているのです。


私には、ほとんど自分の時間がありません。旦那さんがテレビを見ている間、片づけをし、あるいは食事の支度をし。私たち夫婦も、時々ケンカをしますが、それでも私の旦那さんは、世の夫と比較すると、よく手伝ってくれている方だと思います。ずいぶん助かっていますし、感謝しています。しかし、問題は、「手伝い」そのものにあるのです。


「手伝う」という言葉、意識自体が、「家事労働の役割を担っていない」ことを証明しています。


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yahoo!大辞泉

[動ワ五(ハ四)]1 他人の仕事を助けて一緒に働く。手助けをする。助力する。「大掃除を―・う」2 ある原因の上にさらにそれも原因の一つとなる。
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そう、「手伝う」とは、「自分の仕事」ではなく「他人の仕事」という意識があるのです。一体誰が、掃除も洗濯も料理も、私(=妻)の仕事と決めたのでしょうか?私の仕事は、旦那さんと同じく外にあるのです。家計負担が2:1なのだから、家事負担が重いのなら仕方がない…という議論は成り立ちません。なぜなら、


家計負担を1:1にし、家事負担も1:1にすることは可能ですが、そうすると家庭が成り立たないからです(夫に家事の半分をまかせた家庭を想像してほしい)。妻たちは、それを知っています。そして、妻の死後、夫たちはそれを思い知らされるのです。つまり、私(=有職主婦)が家事を多く担っているのは、「ボランティア」なのです(最も、私について言えば、私は子供ができたら専業主婦になると思うので、家事負担が大きいのは仕方がないとも思っています)。


旦那さんに健康でいてほしい(男性は結婚することに寿命が7歳延びるらしい)
家でくつろげるようにしてあげたい


という気持ちからなのです。旦那さんがお手伝いをしてくれた時、「感謝してほしい」という気持ちがあるように、主なる家事労働の担い手となっている妻が、睡眠時間を、自己研鑽の時間を、会社での出世を捨てて(夕食を作るためには残業を断らざるを得ない)、家庭を切り盛りしていことを当たり前と思わないでほしい。


仕事は、対価として「給与」をもらえますが、家事の対価は、「家族からのねぎらい」なのですから。私は、私の友人の旦那さんに、そう言いたい。

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