上がり3ハロン32秒9。

サッカー、競馬を中心に、管理人が興味ある分野だけを勝手に斬って行くBLOGです。

『今日は飛ばなかった』では済まされない。

2006-01-13 13:12:40 | 日記。
昨日帰りがけ話をしていて、8連勝する事の意味を考えさせられた。
当然ながら勝つか負けるかは原告と被告しか存在しない以上2つに1つ。
仮に全てのケースで勝つ確率が双方50パーセントとすると、
8連勝する確率は2の8乗分の1、すなわち256分の1。
ゼミ生が平均年間25人いるとして、
純粋に確率だけ見ればこの先10年近く8連勝する人間は現れない事になる。
やっぱり綺麗に勝って終わらねばならない。

ユタカは去年の有馬記念の前、
勝たなければいけない宿命を背負っている事は良く自覚していると言った。
しかし、ディープインパクトには様々な死角があり、実は皆それに気づいていた。
体調面の不安、本当に望んだローテーションだったのかという問題、
苦手の中山、自身初の古馬戦、3歳世代の不振…。
しかしそれでも克服出来る、して欲しいと願う者が大半だった。
ところが、願望は願望のまま終わった。
ディープがハーツクライを差せない事を認識し得た者から、順に声を失っていった。
ユタカは『今日は飛ばなかった』と言った。
だが、ディープはあれで終わりな訳でもないし、
内心やっぱりか…と思った者も少なからずいたはずだ。

今日は違う。これと言った明確な不安材料はない。
別に格上相手でもない。言い訳はきかない。
俺は実はチームを組んでやるのが苦手だ。別に一匹狼を気取りたい訳ではない。
個人なら負けても自分の責任、誰にも迷惑はかからない。
だが、チームを組めば違う。自分のミスで負ければ、全体に迷惑がかかる。
どうしてもそれが気になる。だから苦手だ。

でも、そんな事は言っていられない。
ユタカは言った、自分の未熟さゆえの敗北だと。何とかしてやれなかったのかと。
ユタカに帰責性があるようには到底思えないにもかかわらずだ。
ならば今日負ければ俺の責任だろう。他の3人がヘグって負けるとは思えない。
仮にそうでないとしても、負けたら俺の責任というぐらいの気持ちは必要だろう。
華麗なるラスト・ダンスは決まるか。
『今日は飛ばなかった』では済まされない。