bigjokeの ☆ SPECIAL Days ☆

安全地帯&玉置浩二が大好き♪
ダンナと2人のムスコと過ごす、平凡だけど特別な日々を、気ままに綴ります。

映画「関ヶ原」

2017年09月06日 | 日記
今日は映画「関ヶ原」を見に行った。

元々、原作は高校生の時に初めて読んで以来、何回か通しで読んでる。ふと読みたくなるタイミングがあるってことは、好きなんだろうね。そして、昔ドラマ化された(三成役:加藤剛さん、家康役:森繁久彌さん)のも大好きで何度も見てる。本放送時に見たんじゃなくてレンタルビデオで見たのが初見なんだけど。
そんな思い入れのある作品だし、主演の岡田くんも好きだから、楽しみに見に行った。

う~ん・・・ドラマの方が好きだな。

超個人的感想としては。
<1>
原作も何度も読んで、ドラマも見てる。関ヶ原の戦いの大筋も知ってる。そんな歴女の端くれのワタシでも、セリフが聞き取りづらかった・・・たまに映画でそう思う作品もあるんだけど。
何言ってるのか必死で聞き取って、状況を整理して考えてる間に次の場面に移ってしまっていたり。あれれ~?って感じ。セリフの理解が追いつかないから、出てる人見ても「これ誰だっけ?」ってなったこともあった。

<2>
文庫本で3冊の超長編小説と、長時間放送したドラマと、2時間半の映画では比べるのもおかしいかもしれないけど・・・場面展開早すぎ!シーン一つ一つが細切れになってて統一感がないっていうか。

<3>
三成と大谷吉継の友情エピソードとか、家康と鳥居元忠との伏見城での涙の別れとか、三成処刑前の柿のお話とか・・・楽しみにしてたエピソードがほとんどカット。史実かどうかは別として、原作やドラマ見てこのシーン見たい!って思ってたのがほとんど入ってなかったのは残念すぎ。
ドラマで、森繁久彌さん演じる家康と三國連太郎さん演じる本多正信が楽しそうに謀議するシーンが好きで。三成目線で見てるとイヤらしい二人なんだけど、不思議と憎たらしさが感じられないというか。それが、映画版の''役所家康''は腹黒くていかにも悪役!って感じが(この作品の狙いなのかもしれないけど)個人的にはちょっと受け入れ難かった。

<4>
これも超個人的感想になるけど、岡田くん、役者としては好きなんだけど・・・どうしても官兵衛に見えてしまった。ヒゲの感じとかのせい?もうちょっと何とかならんかったかなぁ。
最近、何だかお硬い役ばかりなので、そろそろ違う雰囲気の役やって欲しいな。ダメ男とか悪いヤツとか。個人的には2005年の映画「フライ,ダディ,フライ」の朴舜臣とか好きだったな。永遠の0も良かった。(結局、作品が好きかどうかなのかもね~)
比べるのも何だけど・・・ドラマの加藤剛さん、潔癖で頑固で真っ直ぐすぎる三成の雰囲気そのまんま、って感じが三成にピッタリだったなぁ。

<5>
これは個人の好き好きなんだろうけど。あまりリアルすぎる合戦シーンはちょっと引いてしまった・・・合戦シーンにあれだけ時間使うんなら、それに至る駆け引きの心理面とかをもう少し丁寧に描いて欲しかったかな。関ヶ原の醍醐味は、実際の合戦そのものより、それ以前の両陣営での駒の奪い合いとか駆け引きとかが見どころだと思うんだけどね。

<6>
文句ばっか書いてるけど・・・平岳大さんの島左近はカッコよくて良かった。ドラマの三船敏郎さんは厳格なお父さんみたいだったけど、平岳大さんの島左近はもうちょっとソフトでお兄さんみたいだったなぁ。せっかくなら切り結んで最期を迎えて欲しかった・・・

さて、また原作読み直そうかな。