bigjokeの ☆ SPECIAL Days ☆

安全地帯&玉置浩二が大好き♪
ダンナと2人のムスコと過ごす、平凡だけど特別な日々を、気ままに綴ります。

音楽への飽くなき情熱

2016年09月27日 | 安全地帯&玉置浩二
9月19日に放送された「玉置浩二 音楽への飽くなき情熱」、今回も友人のおかげで見ることができた。いやぁ、いい番組だった!
昨年の「33年目の新境地」の続編的な作りで、より玉置さんの想いを形にしてくれた感じがした。

今年のシンフォニック公演は、突然の玉置さんの入院で、最初の4公演が中止になってしまった。その後、病み上がりを感じさせないステージを毎回見せてくれているのはネットを通して知っていたし、「玉置浩二ショー」での圧巻の歌唱や、AMOURツアーでは直に見ることもできた。
ただ、今回の番組では、玉置さんが自身の言葉で今回の入院とその後の心境の変化なんかを語ってくれていて、ファンとしてはすごくありがたかった。

この番組の何がすごかったかって、選曲がスバラシイ!
シンフォニック公演は、7月29日に愛知県芸術劇場大ホールにて開催された名古屋特別公演(指揮:西本智実 演奏:イルミナートフィルハーモニーオーケストラ)からの放送。本公演では20曲近く披露されてるけど、TVでは数曲だけ。でも、限られた時間の中ではこれ以上ない!ぐらいの絶妙な選曲だったと思う。あえて一般的には知られていない「レア曲」を持ってくる辺りがファンの気持ちを分かってくれてるなぁ、って。

番組内で放送された曲は以下のとおり。

「メロディー」(横尾忠則現代美術館でのミニライブ)
たった200人のスペースで玉置さんの歌声を聴けるって、すごいことだよね。横尾さんの作品を見て感じた想いを、歌に込める。スリムになって、本当にカッコイイ玉置さんだった!

「歓喜の歌」
これ、すごく聴きたかったの~栁澤寿男さんの著書に感銘を受けた玉置さんが作ったという曲。ワタシも本読んだから、どんな感じの曲になってるのかすごく興味があった。聴けてよかった!!!
オーケストラのアレンジも壮大でいいけど、いつか歌詞をつけて歌として発表してくれたらうれしいなぁ、なんて思った。

「恋の予感」
オーケストラのアレンジがすごく好きな曲。何回聴いてもいいわぁ。中盤以降のシンコペーションとかすごく好き♪

「行かないで」
指揮者の西本さんをも泣かせちゃうぐらいの熱唱!もう、息をするのも忘れるぐらい画面に集中して聴いた。ファルセットと地声の使い分けも絶妙。「いつまでもずっと離さないで ああ~」を息継ぎせずに一気に歌ったところとか、もう鳥肌たった。その部分をしっかり玉置さんのアップで撮ってくれたカメラワークもいい!


照明もすごくステキ


エンディングの、玉置さんのシルエットとバイオリンにスポットが当たるのとか、すごくキレイ


歌い終わっての、西本さんの表情!

「夜想」
「行かないで」の余韻を残したままの、「夜想」。この曲自体が大好きだから、ぜひぜひ生で聴きたかったなぁ。ちょっとテンポ早く感じたけど・・・ティンパニーの響きとか、大好き。終盤のロングトーンでも魅せる。すばらしい!!!

序曲「田園」~「田園」
3月のフェスで聴いた、ベートーベン&玉置さんの「田園」の融合。フェスのTV放送時は序曲の方はカットされてたから、今回両方放送されて本当によかった!ベートーベンの方に玉置さんの、玉置さんの方にはベートーベンのフレーズがちゃんと散りばめられていて、ワクワクするアレンジ!ラストのフェイクもまた変わっていて、壮大さが増した気がする。これ、歌う人も演奏する人も楽しいんだろうなぁ。

「夏の終わりのハーモニー」
「33年目の新境地」で見た時より、力みがなくてすごく余裕がある気がする。公演を重ねて、すっかり自分のモノになってるというか。




歌い終わってからの笑顔が、やっぱりいいねぇ。

ただ・・・玉置さんが歌い始める時、まさに息を吸い込んだ瞬間の、会場からの「こーじ!」の掛け声は・・・ちょっとねぇ。玉置さんは笑顔だったけど・・・バンド公演なら指笛も掛け声もあった方が盛り上がるけど、クラシックの公演では、感動は拍手で伝えた方がいいと思うんだよね、個人的には。

曲も充実してたけど、それ以外の場面もいろいろ深い言葉があった。
横尾忠則さんとの対談で。


まさに、これ!どんなに感動しても、その想いを言葉で伝えることには限界がある。絵や音楽などの芸術には、言葉以上に伝わる何かがある気がする。


玉置さんも以前からよく言ってるよね。「歌ってないとすべてがうまくいかない」って。横尾さんにとっては絵を描くことが、玉置さんにとっては歌うことが、すなわち「生きてる」ってことなんだろう。


こう言ってもらえると、長年ファンやっててよかったなぁ・・・って心から思えた。もう、玉置さんの歌声がない毎日なんて考えられないぐらい、ワタシの日常になってる。
かつては「自分のために歌ってる」と断言してた玉置さん。今だって「自分のために歌う」って側面だってあると思うけど、言葉としてちゃんと「聴いてくれる誰かのために」って言ってくれて、歌にその想いを感じられるから、すごくうれしい。


リハーサルもステージ衣装で、のくだりで。昔のDVD見ると、リハーサルはラフにやってる。いつから今のスタイルに変わったんだろう?シンフォニック公演をやり始めてからじゃないかと思うけど、どうだろう?
こういう、玉置さんの歌への想い、姿勢を見せてもらえるのも、この番組の良さ。本当に多くの人に見てほしい番組だと思う。


番組のラストで。歌には「答え」がないと思っていたけど、最近は「辿り着くところがあるんじゃないか」と思うようになったという玉置さん。恐らく、ひとつ山を越えても、またその先に続く道はあるんだろうけど。「辿り着くところ」を目指して歌い続ける玉置さんの想いを、これからもずっと受け止めていきたいと思う。

ここで書いたところでご本人には伝わらないとは思うけど・・・やっぱり書かなきゃ。
玉置さん、いつもステキな歌を、あたたかい笑顔を、大きな愛を、ありがとう。これからもずっと元気で、ワタシたちに歌声を届けてください。