天使の涙

週末の出先で、アニキのワガママで、ちょっとした波乱があった。
ワタシもカチンときて小言を言ったんだけど、ダンナも腹を立ててたみたいで、二人はその日のうちに和解できなかった。

そして、今晩。ダンナは残業で、夕食を一緒には食べられなかった。
子供たちを寝かせるタイミングでダンナが帰宅。部屋の電気を消して寝かせてから、ダンナの食事の用意をしていたら・・・子供部屋からワタシを呼ぶ声がした。まだ寝ないでケンカでもしたのかと思って見に行くと・・・アニキが目からボロボロ涙を流しながらワタシを呼んでいた。どうしたのか聞いてみると、「お父さんにごめんなさいって言ってなかった・・・」って泣いていた。ワタシは「なら、自分でごめんなさいって言いなさい」と、アニキをダンナの所へ連れていった。
昨日は叱られても聞いているのかどうか怪しい感じだったのに・・・今日はちゃんと「ごめんなさい」が言えた。それも、自分の意思で。
お父さんと仲直りしたアニキは、うれしそうに学校での話を次々と話していた。

それにしても、今朝から、叱られたことなんか全く気にしていない風だったのに、ちゃんと考えていたんだ・・・と、感心した。そして、アニキが流した大粒の涙は、本当に「天使の涙」のようで、こっちもジーンとしちゃったよ・・・

子供って、悪魔みたいにメチャクチャすることもあるけど、やっぱり純粋で天使のような存在。それを、今日、あらためて感じた。

これからも、まだまだいっぱい叱られると思う。でも、ちゃんと自分の意思で「ごめんなさい」が言える子であって欲しい。それ以外、何も望まないから。