第7章・断食は国家の運命を変える 08 聖書に出て来る断食 06 断食祈祷の結果に起こったこと 03 もしこの国が罪の道から立ち返るなら

過去に下された神の裁きは、現在に生きる私たちへのしるしである。

デリック・プリンス（注・01）は、


「イスラエルに対する神の裁きは、キリスト教の伝統の長いバックグランドと、

聖書の知識、そして組織された教会を持っている西側諸国のための警告である。

神が語られているのに、我々がイスラエルの民のように、耳が聞こえないということではないだろうか。」


神は憐み深い方である。

もしこの国が罪の道から立ち返るなら、神は裁きの手を引っ込められる。

アーサー・ウォーリスは、その著書『神に選ばれる断食』の中でこう書いている。


神は人間を扱うにあたっての変更を許さない律法を持っておられる。

罪には裁きが、しかし、悔い改めには恵みが、報いとして与えられる。

神はこの点について、最も平易な言葉でこう宣言しておられる。

エレミヤ記
18:7 あるとき、わたしは一つの民や王国を断罪して、抜き、壊し、滅ぼすが、

18:8 もし、断罪したその民が、悪を悔いるならば、わたしはその民に災いをくだそうとしたことを思いとどまる。


（しかし、たとえ）天国がその判決を発布し、車輪がすでに動き始めても、

私たちが頼ることのできる強力な武器がまだあるのである。

この強力な武器とは、悔い改めと断食と祈りである。

神は、もし私たちが国を挙げてその召しに従うなら、

天から耳を傾け、罪を赦し、私たちの大地をいやすと約束しておられる。


歴代誌下
7:14 もしわたしの名をもって呼ばれているわたしの民が、ひざまずいて祈り、

わたしの顔を求め、悪の道を捨てて立ち帰るなら、わたしは天から耳を傾け、罪を赦し、彼らの大地をいやす。


超自然的な手段によらない限り、この国を荒廃させる裁きの潮流を食い止めることはできないであろう。

私たちが断食して祈る時に放たれる超自然的な力に匹敵するもは何もないと、私は信じている。


ヘブル人への手紙
11:6 信仰がなければ、神に喜ばれることはできません。

神に近づく者は、神が存在しておられること、

また、神は御自分を求める者たちに報いてくださる方であることを、信じていなければならないからです。


の御言葉と経験から、私たちは、心を尽くして、

主を求める者に主は必ず報いてくださることを知っているのである。



デリック・プリンス
デレク・プリンス
ミニストリー、国際的な聖書教師, 著者, 牧師, 宣教師 & 神学者
生まれたのは1915/8/14インド、バンガロー地方。召天は2003/9/24 (88歳)
聖書を教えるミニストリーは、カリスマ運動の台頭の中で大きく成長していく。彼は各地に旅をし、力と権威を持ってみことばを宣べ伝えた。