愛煙家の多事総論

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王室幻想

2006-09-19 16:27:43 | 国際情勢
韓国が、自らが追放した韓国王室の再興を願っているという。

韓国にも皇室を「親王ご誕生」沸く日本にあやかりたい

悠仁さまのご誕生にわく日本列島。実はお隣、韓国でも自国の皇室を再建したいという機運が高まっている。先月、同国の調査機関が行った調査では過半数が皇室復活に賛成。かつて自国の旧皇族を「日本の手先」として冷遇した韓国で、何が起こっているのか?

 「大韓帝国皇室の復元に賛成54.4%」

 韓国の全国紙「京郷新聞」電子版に衝撃的な数字が躍ったのは先月15日。同紙によると、SBSラジオ「ニュースエンジョイ」が世論調査専門機関「リアルメートル」に依頼して先月2日、全国の19歳以上の男女460人を対象に電話で調査。自国の皇室復活に「賛成」が回答者の54.4%を占め、「反対」は、同30.5%に留まった。

 年齢別で最も賛成の割合が多かったのは50代以上で62.8%。次いで20代が56.8%だった。同紙は「韓国社会の核家族化が進んで伝統などが希薄になったことへの反動」と分析している。

 産経新聞の黒田勝弘ソウル支局長は「ここ1、2年、ドラマや小説で旧王族を扱ったり、子孫が芸能界デビューしたり、大衆的な話題になっている。現実的に共和制から立憲君主制への移行を望むわけではなく、失われたものに対する郷愁のような気持ちが背景にあるのでは」とみる。


 1910年の日韓併合条約で消滅した大韓帝国は、李王家として日本の皇族に準ずる形で組み入れられ、最後の皇太子が日本の皇族の王女と結婚。日本で生まれた息子の李玖(イ・ク)氏も世継ぎと認められた。


 だが、終戦後の旧王族は「『日本の手先はわれわれの代表ではない』と韓国民に拒絶された。帰国後もまったく国家から面倒を見てもらえず、米国に移民したり、一私人として隠れて暮らした」(黒田支局長)。

 当主の李玖氏は昨年7月、東京都内のホテルで心臓まひを起こし波乱の生涯を孤独な死で終えた。現在は李玖氏の親族の40代会社員が養子に入り、家督を継いでいる。

 戦後60年を経た韓国社会の意識の変化には、日本の皇室報道も一役買っていると黒田支局長は指摘する。「日本の女帝問題は男系社会の韓国でも大きな関心を呼んだ。韓国では日本や英国の王室にちょっぴりあこがれもある。それに親王誕生で国民みんなが喜ぶような団結がうらやましい」。

 京郷新聞は特に20代に皇室賛成派が多い理由として、「最近終了したドラマ『宮(クン)』で皇室に対して若い世代たちがファンタジーなイメージを持つようになった」と指摘している。「宮」は人気漫画を原作とした「もし韓国が立憲君主国で王室が存続していたら」という設定の現代ドラマ。皇太子と庶民の女子高生の結婚から始まる王室ロマンスで、最高視聴率30%に迫り、今年3月に終了した。

 日本でもスカパー!の「Mnet」(Ch792)などで7月から放送中だが、同マーケティング部は「英国や日本のように王室があったら-という設定が韓国では斬新で受けた。日本でも反響が大きく、10月から再放送する」と話す。

 黒田支局長は「日本の親王ご誕生は今回、韓国でも好意的に受け止められた。李王家の子孫たちへの関心を、さらに高めるきっかけになるのでは」と話している。

ZAKZAK 2006/09/19




付け加えるならば、現政権の余りの求心力の低さに、国民達が「韓国」のシンボルを欲しがっている、というのがあるのではないだろうか。
ノ・ムヒョンの一貫しない国内政策、外交政策は、国民の目から見ても不安で仕方が無いらしい。
実際、支持率は10%台をさまようといった、情けなさ。

韓国も迷走しているなぁ・・・。


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