愛煙家の多事総論

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栄枯盛衰は世の常

2008-04-06 23:48:37 | 国際情勢
中国に抜かれインドに抜かれロシアに抜かれブラジルに抜かれ・・・日本の経済は、50年後にはBRICs諸国に抜かれまくるらしい。が、それも当然の話。

<GDP>ブラジル、50年までに日本を抜く…監査法人予想

 【ロンドン藤好陽太郎】2050年までに日本経済はブラジルに抜かれる--。監査法人の英米プライスウォーターハウスクーパース(PwC)が公表した50年の世界の実質国内総生産(GDP)予想で、新興国の躍進と日本の後退が鮮明となった。「途上国は急成長し、先進国も輸出増で潤う」とするが、世界の急激な構造変化は不安定要因との見方が強い。 

 PwCは経済成長率が高い中国、インド、ブラジル、ロシア、メキシコ、インドネシア、トルコの7カ国(E7)を中心に分析。E7諸国全体のGDPは07年、米国の約6割に過ぎないが、50年には米国の3倍超に達する。筆頭の中国は25年ごろに米国を追い抜き、50年には米国の1.3倍となる。

 日本は現在、米国GDPの32%を占め、世界2位。しかし、50年には世界最大の中国に次いで、インドが米国の約9割に迫り、ブラジルが同26%となる。日本は同19%で5位にとどまる。ロシア、メキシコ、インドネシアもそれぞれ17%と日本逆転が視野に入る。E7諸国には膨大な中産階級が形成される一方で、中国がハイテク国家に脱皮する見通しだ。

 GDPの伸び率では、E7諸国が年6.4%増のハイペースとなる一方で、日米など主要7カ国は同2%増にとどまる。伸び率が最も高いのはベトナムで、年約10%と予想している。



まあ、100年後に日本が中くらいに位置にいたとしても、さほど驚くことでもない。
今現在も経済は停滞し、かつ後退しつつある。だというのに、政党は愚にもつかない政権争い。
国力が衰え始めたときに、政争が起こっている・・・。遥か古代から、様々な国が衰退の一途を辿るときは、前期のような事情を抱えている。
歴史は繰り返すとは良く言ったもんだ。

それに、そもそも日本が永遠に繁栄を維持できるはずもないし。
アメリカにしろ、EUにしろ、イギリスにしろ、ドイツにしろ、中国にしろ、ロシアにしろ、インドにしろ、永遠の繁栄を持つ事等出来はしない。

古代エジプト王国、バビロニア王国、アレクサンダー大王下の国々、ローマ帝国、ビザンティン帝国、フランク王国、神聖ローマ帝国、スペイン植民地時代、フランス王朝、イギリス植民地時代、中国清王朝、オスマン=トルコ帝国、ロシア帝国などなどなど・・・。
経済的にも、軍事的にも、政治的にも隆盛を誇りながらも衰退した国なんぞ、数え上げたらきりが無い。
日本も、同じように歴史の中に消えていくのだろう。

とはいえ、歴史は続く。
一度消えたからと言って、また復活できないわけも無く。
現に、中国やインドなどはかつての世界の覇者だった。が、いま新たに復権しようとしている。

日本も、こういった報告書を跳ね返すような超長期的なビジョンを持って行動をするべきだろう。



ちなみに、全人類が永遠の繁栄を望むと言うのならば、末人さんの到来を待つしかねーだろうなぁ。



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