愛煙家の多事総論

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覇権失墜

2008-04-15 23:38:23 | 国際情勢
アメリカの国威とハリウッドは切っても切り離せない関係にある。ハリウッド映画を広めることでアメリカに国威をアピールし、アメリカの国威の行く先を(例えば対テロ戦争)をハリウッドが映画化したりする。つまり、アメリカの国威が失墜すれば、ハリウッドも活気をなくすわけで・・・。最近、ドラゴンボールだの、AKIRAだの次から次へと日本漫画のリメイクをしているハリウッド、今度は攻殻機動隊だ。

スピルバーグ、「攻殻機動隊」を3D実写映画化

ドリームワークスは日本の漫画「攻殻機動隊」の映画化権を獲得した。実写による3D作品にする計画だ。

そうそうたるプロデューサー陣、脚色家など詳細

 士郎正宗作の「攻殻機動隊」は、1989年5月に「ヤングマガジン海賊版」に初登場。未来都市の警察組織を描いた物語で、これまで劇場版アニメ、テレビアニメ、小説、ゲームなど派生作品が多数生まれている。

 特に押井守が監督し、95年に公開した『 GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は、ウォシャウスキー兄弟が監督した『マトリックス』に多大な影響を与えるなど、アメリカをはじめとした海外での評価が先に高まったことでも知られている。04年の続編『イノセンス』は、北米ではドリームワークスによって公開されている。

 プロデューサーとして名を連ねることになるアヴィ・アラッド、アリ・アラッドとスティーヴン・ポールの3人が、この企画をドリームワークスに持ち込んだ。脚色はジェイミー・モスが担当する。

 ユニバーサルとソニーも同作の映画化権を追い求めていたが、スティーヴン・スピルバーグが個人的にこの作品に惚れこんで、ドリームワークスで企画を実現させたという経緯がある。「『攻殻機動隊』は私のお気に入りのストーリーなんだ」とスピルバーグは語る。「新しい分野だけど、ドリームワークスは熱意を持ってこの企画にあたるよ」。

 ドリームワークス製作部門の社長アダム・グッドマンは「『攻殻機動隊』は、3D実写版にするための要素をすべて兼ね備えている」とコメントしている。

 アヴィ・アラッドは、『スパイダーマン』シリーズ3作、『X-メン』シリーズ3作、『ファンタスティック・フォー』シリーズ2作、さらに全米公開を5月2日に控えた“Iron Man”など、そうそうたるコミック本を原作とする企画を担当してきた実績がある。

 また、ジェイミー・モスは先週末公開されたばかりのキアヌ・リーヴス主演 “Street Kings” や、ユニバーサルで企画開発中の“Last Man Home” の脚本を執筆している。



ハリウッドの衰え、ネタ切れをまざまざと見せ付けられるなぁ・・・。
終わってると言っても言い。
別に、リメイクが悪いとは言わない。リメイクすることでしかヒット作を生み出せなくなっている構造が終わっている。
まあ、ハリウッド映画が往年の輝きを失ってから久しい今日、こうなることは誰にでも想像できたかもしれないが、それにしても早かった。

アメリカが、金融危機、泥沼戦争で国威を失墜させている現在、ハリウッドもそれと抱き合い心中するように転げ落ちていくなぁ。
まあ、アメリカ政府はハリウッド映画をヒトラー以上にホットメディアとしての能力を活用し、煽動に使ってきた側面がある。
国家と切っても切れない関係を築いて隆盛を保ってきた以上、衰退も同じようになってしまうのは当たり前の話だろう。


にしても・・・もし素子が金髪美人、トグサ・サイトウが中国人、タチコマがアメリカナイズされたゴツイ思考戦車にされたら、かなり絶望するなぁ。

つか、そんなキャスティングしたら日本市場を諦めざるを得ないんじゃないか?


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