「ひなた弁当」

「ひなた弁当」　　　　　山本　甲士著

芦溝良郎は、社内野球大会で常務の頭部へ投球を当ててしまった翌日、
二十七年間勤めた「王崎ホーム」からリストラを宣告されてしまう。
そして出向先として斡旋された人材派遣会社では、
仕事をするどころか自分が派遣社員として登録される始末。
妻からは、隣近所や娘の手前出勤しているふりをするように命じられる。
そんなある日、絶望する四十九歳無職の男に、
一つのアイディアが…。

この本も某ラジオ番組で紹介されていたもので
初めて読む作家作品でした。

ほぼ同世代のオトウサンが
新たに自分の人生を見つけていく様子が
ほのぼのと書かれていて
さくさく読めます。

まあ、現実問題として
そんなにたやすくアイデアが実現するんだろうか？
という疑問は残りましたが～