四住期とは、バラモンまたはブラーフマナと呼ばれる階級(本ブログ「カースト」)を始めとする上位3カーストの一生を4期に区分し、規定したもの。
(1) 学生期…師のもとに入門し、ヴェーダの学習に日を送る。厳格な禁欲と純潔な生活。
(2) 家住期…結婚し、祭祀などの家長としての義務を果たす生活。
(3) 林棲期…家督を息子に譲り、妻とともに森で暮らす祈りと瞑想の日々。祭祀は続ける。
(4) 遊行期…ヴェーダの祭祀を含む一切の義務と、この世を放棄しての遍歴生活。
学生期から、そのまま遊行期に入る場合は、完全な放棄の一生となる。
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当ブログのメインサイト「Hinduism & Vedanta」にも、ぜひお立ち寄りください。
「スワーミー・ヴィヴェーカーナンダの生涯と講演集」以外に、「イーシャ・ウパニシャッド」のシャンカラ註や、「シャンカラの伝記の絵本」、また「インドの漫画」や、インド神話の宝庫である「バーガヴァタ・プラーナ」の翻訳などをアップしています。
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(2) 家住期…結婚し、祭祀などの家長としての義務を果たす生活。
(3) 林棲期…家督を息子に譲り、妻とともに森で暮らす祈りと瞑想の日々。祭祀は続ける。
(4) 遊行期…ヴェーダの祭祀を含む一切の義務と、この世を放棄しての遍歴生活。
学生期から、そのまま遊行期に入る場合は、完全な放棄の一生となる。
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ちょっとこのところ忙しかったもので、返信遅れてしまいましたm(__)m
>四住期を貫徹
本当にそう思いますね。
ままならないのが人生ですからね。
我が身を省みても、思い描いた理想通りはなかなか行かないものです^^;
>行者姿のエージェント
インド人は、やはり行者やバラモンの呪いが、我が身に降り掛かるのを恐れるようなので、「行者を装ったスパイ」は成功の確立がとても高いのでしょうね。
今年も、残りあと数時間となりました。
mugiさんも、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
このような四住期を貫徹した人物は稀でしょうね。
カウティリヤは宰相を辞任した後、林棲期、遊行期まで行ったといわれてますが・・・
ただ、『実理論』では行者を装ったスパイを送り込めとも書いてたのは驚きました。ゴルゴ13で行者姿のエージェントが出てきたのですが、劇画は正しかったのですね。
もちろん3を飛ばして4や、1から4へと行く場合もありますね。
ヴィヴェーカーナンダはクシャトリヤ階級の出自で遊行僧へ、アドブターナンダはシュードラから遊行僧へとジャンプしていますね。
バラモン以外の生活規定なども、「マヌ法典」等に記述されているので、読んでみるといいと思いますよ。
でも、バラモン中心の記述にはなるのですが・・・・・・。
それを分ける意味はあるんでしょうか。
ただ単に、祭祀を続けるか否か、森に住むか遍歴するかってことなの?
初めの2つは、それぞれの目的が分かりやすいんだけど、残りの二つは、目的が同じように思えるんですよねぇ。
どちらも目指すところは同じようで、ただ生活の形が違うだけのような・・・。
あるいは、3の延長に4があるだけのような。
3を飛ばして4に行ってしまってはいけないの?
いけない理由があるの?
難しいものだねぇ。
ちなみに、バラモン以外の人は、こういう生活をしてはいけないの?
他のカーストの人は、どういう人生規定があるのかなぁ?