ビロウな話で恐縮です日記

日常の隙間を埋める試み
と仕事情報

とめどなく

2013年03月06日 22時23分42秒 | 日常
先日、夜中に大用を足したところ(時を選ぼうとせぬ俺の便意)、
ふと、このまま一回もウォシュレットを使わぬまま死んでいいのか、
せっかくこの世に存在する器具(?)を試してみもせずに、
「ウォシュレット、惰弱なり!
だいたい、あの水はどこから出てきたものなんだよ、なんか謎だし気色悪くないか」
などとしたり顔をしていていいのか、
という激しい疑問が内心に渦巻いたため、
意を決してポチリとボタンを押してみた。
なんと! 水ではなくぬるま湯が出るものなのか!
それとも、火宅二号の便所についてるウォシュレットはこれまで使用されたことがないため
(たぶん。来客は使っておられるかもしれないが)、
長年にわたってウォシュレット用の水が滞留し、なんとなく温まっちゃっただけなのか?
「うお」という驚きの声とともに、尻を洗われるに任せる。
……それにしても私はなぜ、連日これほどまでに働きまくっているのか。
そのわりに原稿が進まず、痩せもしないのはなぜなのか。
こんなに頑健じゃなかったら、そろそろ倒れてもいいころあいだ。
もしかして私、働くのが好きなのか? 
まさか! そんな性癖の人間がいるなんて、信じられない。
「働くのが好きな人間」。「腸がものすごく長い蟻」や「ネズミの骨がなによりの好物なウサギ」ぐらい、
想像するだにおそろしい存在だ。おお、おお……。
しかしまあ、忙しいのはあれだな。バク○クのライブに行きまくっちゃってるから、
というような気もするな。そのしわ寄せが深夜労働となって返ってきている、
つまりは自業自得ってことなんじゃないかな。
と、ここまで考えてもまだ、ウォシュレットは私の尻を洗っている。
ちょっ、いくらなんでも洗いすぎ! 尻が擦りむけるだろうが!
なんなのこれ、よき塩梅で自動的に止まってくれるもんじゃないの?
非常に動揺し、パネルのボタンを押してみるも、ぬるま湯が当たる範囲が若干広がっただけだった。
よく見ると、たしかに「ワイド」って書いてある。
どこ押しゃ止まるんじゃいっ。
いよいよ動揺が高じて視野狭窄に陥った私は、「止」のボタンに気づくまで、
それからさらに一分ほどかかったのだった。

結論:従来どおり、紙で拭くことにする。