ビロウな話で恐縮です日記

日常の隙間を埋める試み
と仕事情報

それぞれの作法

2013年01月24日 22時30分03秒 | 日常
近所に住む父が、仕事帰りに火宅二号へ立ち寄り、
「しをん! お父さんはさっき、大変なものを目撃した!」
と興奮気味に言う。
私はパソコンに向かい、ネットのブロック落下型無料ゲームに勤しんでいたので、「ああん?」ときわめて上の空で応対したところ、
「なにやらお忙しい様子なのに恐縮だが(←いやみっぽい父である)、真剣に聞いてほしいっ」
と、私の体を揺さぶってこんばかりの勢いだ。しかたなく、「なによ」と父に向き直る。
「お父さんはさきほど、電車に乗って自宅の最寄り駅に着いた。しかし、『これは、駅から自宅まで歩くあいだ、我慢できないかもしれないな』という程度の尿意を覚えていたので、駅のトイレに立ち寄った」
「賢明な判断だね」
「すると、隣の小便器に中年男性が立った。その男性はおしっこを終えると、ぶるぶると腰を振るってから……、なんと! 鞄から取りだしたハンカチで、チン○をごしごしと拭きだしたんだよ!」
「なんでそんなに隣のひとの動向を見てるのよ!」
「だって気になるじゃないか。おまえは女性だからピンとこないのかもしれないけれど、男はふつう、おしっこしたあとにチン○を拭いたりしないんだ! チン○はそのままパンツにしまうものなんだよ! 長年生きてきて、小用後のチン○をハンカチで拭く男なんて、お父さんはじめて見た! そりゃあ、じっくり見てしまうというものだ!」
「……」
「男性はごしごしごしごしチン○を拭いて……。ああ、なんということだろう! ハンカチをそのまま鞄に戻したっ」
「…………」
「この出来事から、お父さんは改めて、『世のなかにはいろいろなひとがいる』ということを実感した」
じゃっ、と言って、父は本宅へ帰っていった。
そんな報告はしにこなくていいから、さっさと直帰せよ。

答え

2013年01月19日 02時12分06秒 | 出来事
はあ~、やっぱりおもしろかった、ドラマ『まほろ駅前番外地』第二話。
あまりネタバレになっちゃいけないけれど、今回のなかで、私が特に好きなネタ(というかエピソード)は、
『アウトレイジ』です。
まさか……、と思ったら、そのとおりの衝撃(笑撃)の展開で、どうしようかと思いました。ヤクザ映画好きにはたまらんですだ。

もちろん、「黒○瞳は五十一歳だっ」も好きです。有無を言わせぬよね。
毎回、役者さんたちの熱演とリアリティに胸が熱くなります。

ドラマ『まほろ駅前番外地』第二話放送

2013年01月18日 18時28分14秒 | 出来事
本日、深夜12時12分から、ドラマ『まほろ駅前番外地』の第二話が放送されますよ~。
みなさま、ぜひご覧ください。楽しいですよ~、うふふ。
第二話で私が好きなネタは……、まだ秘密だ。お楽しみにっ。

テレビが無事に映るようになったので、今日は録画予約もして(もちろんリアルタイムでも見る)、つまみも買ってきて、万全の態勢だ! 文明人の仲間入りだ! 録画……、ちゃんとできてるといいな……。


「ダ・ヴィンチ 2月号」

2013年01月08日 02時26分04秒 | 出来事
ただいま発売中の「ダ・ヴィンチ 2月号」(メディアファクトリー)で、
特集していただいています。あわわ。
コメントをお寄せくださったり、漫画やイラストを描いてくださったり、対談や座談会に参加してくださったり、インタビューや記事をまとめてくださったり、写真を撮ってくださったりしたみなさま、本当にどうもありがとうございました。とっても楽しい特集にしていただいて、感謝感激です。
すごく豪華な布陣ですよ~。よろしかったら、ぜひ本屋さんでお手に取ってみてください。
……オタク臭がするとしたら、すみません、ひとえに私のせいです。しかし楽しかったので悔いなしだ! ぼちぼちがんばっていこうと(←ぼちぼちかい)、大変励みになりました。ありがとうございます!

年末にテレビを買った。しかし案の定、拙宅に設置しても映らなかった!
いろんな業者さんに電話して、「映らんのです~、たすけて~」と相談する。みなさん一様に、「え、まじで。いままでどうしてたの」という反応をなさる(いや、実際はもっと遠回しな反応ですが)。「七年ぐらいテレビなかったんで、いままでと言われても……」と答えると、絶句される。いろいろ知恵を絞っていただいているが、ドラマ『まほろ駅前番外地』の初回放送にまにあうかどうか、微妙な情勢だ。もういい、念力で見る! 地デジ以外の電波受信(脳内)なら得意だ! 大丈夫! ……大丈夫じゃない。
あと、電気屋さんで、「ポイントを携帯に貯められるんですよ」と案内され、「すみません、PHSなんで……」と答えたら、またも絶句された(その直後、気を取り直したように、「いやいや、通話だけでしたら、PHSでまったく問題ないし、むしろお得ですよね」とフォローされた。武士の情けはいらんぜよ)。とことん文明の利器に追いつけていないんだなあ、自分。スマホ? なにそれ。「スマッ○、ホんとにかっこいい」の略?

晴耕雨読を気取ってやがるのか、と思われるのも癪なので(だれに思われるのか謎だが。被害妄想)、ここいらで文明の利器に追いつけてるぜエピソードをひとつ。
……なにも思いつかんなあ。
あっ、本日、エアコンのリモコンが漫画山の下から発掘されました! 毛布にくるまって震える生活よ、さようなら!
…………………。はやくにんげんになりたい。切実に。

あけました

2013年01月02日 14時52分06秒 | 日常
あけました。
旧年中、お世話になりましたみなさま、どうもありがとうございました。
イベントにお越しいただいたみなさま、拙著へのご感想のお手紙などをくださったみなさまにも、深く御礼申しあげます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

わたくしの十二月は忙しい。
コンサートだけでも、武道館で矢沢A吉、武道館でバク○ク、東京ドームでキン○キッズと、お楽しみが目白押しだからな(そして、べつに意味のない伏せ字になってしまったな)。いよいよ年の瀬も押し迫ると、友だちが入れ替わりで火宅に宿泊し、夜通し漫画やバンドについて語りあいまくるからな。外出したり掃除したり鍋つくったりで、うれしいてんてこ舞いぶりだ。この忙しさ、もしかして私が矢沢A吉でありバク○クでありキン○キッズなのではないか? ちがうか。ちがうな。

年末に泊まりにきてくれた友人の一人が、
「心持ち薄めに作ったカルピスをコップ半分まで飲んだところで、つい水を注ぎたしてカサ増ししてしまったときのカルピスなみに薄い」
と、ある創作物について評するのを聞いて、
「なんとわかりやすい比喩だ。あと、なんと念の入った薄さなのだ」
と感嘆する。しかしいま、どうしても、なんというタイトルの創作物についての評だったかが思い出せない。タイトルまでもが薄いのか? それとも、拙著に対する感想だったので、「都合の悪い事実は脳内で即座に消去する」という得意技を無意識のうちに発揮しただけなのか? 後者だとしたら……、「カルピス2%ほどの薄さ!」と自著の帯で謳うこととしよう。

年末に解けた謎。
手帳の余白に「江頭2:50」と記してあり、いったい自分はなにをメモしたかったのだろうと三ヵ月ほど首をひねっていたのだが、「風呂あがりに外出着に着替えようとして、足首まである黒いスパッツを穿いた姿(上半身は裸)が鏡に映り、『私のフォルム、江頭2:50に激似だな!』と感嘆したこと」をふと思い出した。メモの謎が解けてすっきりした。
いろいろ感嘆することがあるのである。

箱根駅伝の往路、またも激闘でしたね!(強引な話題転換)

……今年もどうぞよろしくお願いいたします。←二度目