ビロウな話で恐縮です日記

日常の隙間を埋める試み
と仕事情報

『ふむふむ おしえて、お仕事!』発売中です

2011年06月23日 23時26分51秒 | 出来事
つづけざまにお知らせばかりで恐縮です。無粋ながら、またも宣伝でござる。
雑誌「yomyom」で連載させていただいていた企画が、
『ふむふむ おしえて、お仕事!』(新潮社)として一冊にまとまりました。
絶賛(と、事実誤認とわかっていながら自分で言うむなしさよ……)発売中!
十六人の働く女性に、それぞれのご職業についてうかがわせていただいたインタビュー集です。

職業の内訳は以下の十五種類です。
靴職人、ビール職人、染織家、活版技師、女流義太夫三味線、漫画アシスタント、フラワーデザイナー、コーディネーター、動物園飼育係、大学研究員、フィギュア企画開発、現場監督、ウェイトリフティング選手、お土産屋、編集者。

興味を惹かれる職業はおありでしょうか。ぜひお手に取ってみていただければうれしいです。なぜなら、登場するみなさんが、人間としておもしろいから! 真剣に仕事に打ちこんでおられるかたばかりなのですが、そのぶん情熱もすごくて、いい塩梅に妙です(いや、もちろんいい意味で)。
世の中には本当にいろいろな職業があり、そのひとごとのスタンスで仕事に取り組んでおられるのだなあ。天職だろうとそうじゃなかろうと、とにかく自由な気持ちで苦しんだり楽しんだりしながら仕事していければいいなあ。というようなことを、インタビューさせていただいて、改めて感じたのでありました。
装画は、えすとえむさんに描いていただきました。これがまた、とってもかっこよくてユーモアあふれる絵なのです! 機会があったら、書店でぜひぜひ実物をご確認くださいませ~。

ご登場いただいたみなさまの情熱に比して、私ときたら……。鶏の唐揚げをバクバク食べてる場合じゃないぞ、自分。今日は、「蒸し暑いなあ。冷や奴でも食べたいものだ」と思っていたにもかかわらず、なぜか唐揚げを大量に摂取してしまったのだった。胃袋ばっかり一人前(いや、三人前ぐらいか)だ。

掲載誌など(5月10日~6月20日)

2011年06月23日 23時25分54秒 | 情報
 読売新聞 5月10日夕刊 エッセイ「降りますのマナー」
 読売新聞 6月14日夕刊 エッセイ「オヤジギャグのマナー」
 マヌエル・プイグ(野谷文昭さん訳)『蜘蛛女のキス』(集英社文庫) 
                       解説「あの光を見てごらん」
 山田芳裕さん『へうげもの』五服(講談社文庫) 解説
「VISA」7月号 エッセイ「旅する好奇心」第十八回
「CLASSY.」7月号(光文社) 小説『舟を編む』最終回
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大森立嗣監督と対談させていただきます

2011年06月03日 18時00分00秒 | 出来事
映画『まほろ駅前多田便利軒』の監督・脚本の大森立嗣さんと、
ワイルドシティまほろ、もとい、町田市で対談させていただきます。
6月5日(日)、14時からです。
映画『まほろ』について、町田市でのロケについてなど、
いろいろうかがいたく思っておりますので、
お時間がおありでしたら、ぜひご参加ください。
無料ですが、6月3日までに、事前のお申し込みが必要です。
町田商工会議所による「まちなか通り・ネーミング事業 シンポジウム」の
一環として開かれるイベントです。
どうぞよろしくお願いします。


「まちなか通り・ネーミング事業 シンポジウム」
日時:6月5日(日)
開催時間:14:00~16:30
*大森立嗣監督×三浦しをんの対談は第一部(14:10~15:05)、
第二部(15:15~16:25)は町田市長や商店会関係者によるパネルディスカッション。
会場:まちだ中央公民館7階ホール

http://www.city.machida.tokyo.jp/bunka/bunka_geijutsu/cul/chuokominkan/cul07.html

(すみません、コピー&ペーストでお願いします。場所は、町田の「109」のなかです)

募集人数:6月3日(金)17:00までにお申し込みいただいた方、先着50名
参加費:無料
お申込み:町田商工会議所 指導課 TEL:042-724-6614
(受付は平日9:00~17:00)


こんな夢を見た。6

2011年06月02日 10時40分16秒 | 夢日記
病床の兄は眠りながら布団のうえで手をさまよわせることがあり、そういうとき、わたしの母は黙ってその手を握ってあげる。
やがて目を覚ました兄は、つながれている己れの手と母の手とを見て、「なにか?」と必ず言うのだ。自分のほうが握ってほしそうだったくせに、照れたようにぶっきらぼうに、まるで母が用があって手を握ったためにおれは目が覚めてしまったのだと言わんばかりの口調がおかしく、わたしはいつも少し腹の立つような笑いたいような心持ちになる。
母はなにも言わず微笑んで兄の手を握っており、母の隣に座るわたしもやや身を乗りだして兄のもう片方の手を握る。兄は天井を見上げ、黙ってされるがままになっている。わたしたちはいつもこうして……

※という夢を見た。上記の文章が文字となって浮かび、その向こうに、日本家屋の一室に布団をのべて横たわっている男と、その枕辺に並んで正座する母と娘の映像が見える。なるほど、これは正岡子規の『病牀六尺』の再現VTR(?)なのだなと夢のなかで私は了解する。起きて考えるに、読書の記憶が遠すぎて定かでないが『病牀六尺』にこんなシーンはどうもなかったような気がしてならず、なぜ唐突に正岡子規なのか、そもそも「兄」は本当に正岡子規だったのか、すべてが謎だ。