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ビロウな話で恐縮です日記

日常の隙間を埋める試み
と仕事情報

リンクが貼れるようになった……!

2017年05月26日 23時55分55秒 | 日常
ついに、ついにブログでリンクを貼る技術を体得した……!(遅い)
以前に読者のかたから、「こうすれば貼れますよ」と親切にも教えていただいたのだが、
拙者の怠慢により、いつも「コピペでお願いします」にしてしまっていた。
しかし、これではいかんと一念発起(遅い)。
そのとき教えていただいた「リンクの貼りかた」の情報を参照しつつ、
今回とうとう成し遂げた……!(遅い)
もうお読みになっておられないと思いますが、
その節は本当にありがとうございました!
ご親切のおかげで、おいら現代人に一歩近づくことができました!

というわけで、上にアップされてるトークイベントについて、
お暇なときにご覧いただければ幸いです。
「おい、リンク先に飛べないぞ!」とか、不具合があったらすみません。
(念力で)ご一報ください。

しかし、このネットオンチぶり、なんとかせにゃなあ……。
情報孤島どころか、情報無人島に住んでるみたいなもんだよ。
「生きてます」と小瓶にお手紙を入れて、海に流すか……。←やっぱりアナログかつアナクロ。

最近はまっていること

2017年01月18日 09時33分02秒 | 日常
お知らせだけして、すぐに沈黙するというのも勝手な気がするので、最近はまっていることについて記してみよう。
アニメを見ることだ!
自慢じゃないが物心ついたときからオタクだったため(当時はオタクという言葉はなかったが)、幼児期からかなりアニメを見てきた。いまもう一度見たいアニメは、『太陽の子エステバン』と『伝説巨神イデオン』と『蒼き流星レイズナー』だ。
しかし二十歳ぐらいを境に、ほぼまったくアニメを見なくなってしまった。漫画を読むのがますます忙しくなったからだろう。あと、テレビが自宅にない時代に突入したのも響いた。
だが、昨年十月、拙著『舟を編む』をテレビアニメ化していただいたのだ。
もう、もう、脳天にタライが落ちてきたかと思うほど衝撃を受けた。
なんというクオリティ! 絵や動きのうつくしさも、音や光の効果も、声優さんの演技も、なにもかもが素晴らしかった!
あ、DVDとBlu−rayが1月25日に発売されますので、ぜひご覧ください(ステマ)。

アニメのすごさを改めて痛感した私は、同時期にテレビ放映していたほかのアニメも見てみた。
同時期に放映ってことは、アニメ『舟を編む』のライバルってことになるのかなとふと思ったが、むろん、そんなちっちゃい考えにとらわれつづける俺さまではない。
オタクは興味あるものに貪欲&愛情のすべてを注ぐものなのだ!
『ユーリ!!! on ICE』と『ハイキュー!! 烏野高校VS白鳥沢学園高校』がおもしろかった。
「またオタクな妄想したんだろ」と白眼視されそうだが、ちがうの、ちがうの!
ちゃんと純粋な目で堪能したんです!
むろん、邪眼がまったく発動しなかったと言えば噓になるがな!
あたりまえだろう。こちとら物心ついたときからオタクなんだぞ! 見くびるな!
風向きが悪くなるとキレてみせるという悪癖。

どちらの作品も、物語の骨格が非常にしっかりしていて、魅力的な登場人物がたくさんいて、しかも心情や関係性の描写もものすごく細やか。
創作物を味わう楽しさって、こういうことだよなあと、毎回反芻しすぎて胃液が水になるかと思うほどであった(よくわからんたとえになってしまった)。
『ハイキュー!!』は原作の漫画を読んだことがなかったので、これを機にまとめ買いした。
いや、「仕事せんといかん」と思って、最終回のあともずっとずっと我慢していたのだが、やっぱり辛抱しきれなかった。
私がこんなにアニメ見たり漫画読んだりしてること、編集さんには絶対にばれないようにしないと……。
って、全世界に公開されてる日記に書いてしまったが。

とにかく、アニメのおもしろさにひさびさに目覚め、ネットで配信されている作品をちょこちょこ見るようになった。
だいたい一話が二十分ちょっとなので、ひと休みしつつ眺めるのにちょうどいいのがありがたい。
オタク度に磨きがかかった感のある今日このごろだ。

それでは、また沈黙させていただきます。
ほら、アニメ見ないと……じゃないじゃない、少しは仕事しないといけないので!

滅びの言葉

2013年08月09日 19時43分30秒 | 日常
「バルス!」の日本語訳はなんなのかなあ、と考え、
「面倒!」
ではないかと思い当たった。
面倒! 面倒! めんどう!
最近この言葉が脳内に渦巻き、俺を滅びへと導いている気がするからだ。
暑さのせいだろう。早急に勤勉な精神を取り戻したいものだ。
おーい、天空の城よ! ちょいと降下してきてくれんか。
ラストのほうでロボットと一緒にいるキツネリス、
あいつが俺の勤勉さをくわえてたような気がするんだ。
と呼びかけても空は青いまま。
天空の城とともに昇天した俺の勤勉さは、
キツネリスのフンとして排出され、緑の草の養分となっている。


とめどなく

2013年03月06日 22時23分42秒 | 日常
先日、夜中に大用を足したところ(時を選ぼうとせぬ俺の便意)、
ふと、このまま一回もウォシュレットを使わぬまま死んでいいのか、
せっかくこの世に存在する器具(?)を試してみもせずに、
「ウォシュレット、惰弱なり!
だいたい、あの水はどこから出てきたものなんだよ、なんか謎だし気色悪くないか」
などとしたり顔をしていていいのか、
という激しい疑問が内心に渦巻いたため、
意を決してポチリとボタンを押してみた。
なんと! 水ではなくぬるま湯が出るものなのか!
それとも、火宅二号の便所についてるウォシュレットはこれまで使用されたことがないため
(たぶん。来客は使っておられるかもしれないが)、
長年にわたってウォシュレット用の水が滞留し、なんとなく温まっちゃっただけなのか?
「うお」という驚きの声とともに、尻を洗われるに任せる。
……それにしても私はなぜ、連日これほどまでに働きまくっているのか。
そのわりに原稿が進まず、痩せもしないのはなぜなのか。
こんなに頑健じゃなかったら、そろそろ倒れてもいいころあいだ。
もしかして私、働くのが好きなのか? 
まさか! そんな性癖の人間がいるなんて、信じられない。
「働くのが好きな人間」。「腸がものすごく長い蟻」や「ネズミの骨がなによりの好物なウサギ」ぐらい、
想像するだにおそろしい存在だ。おお、おお……。
しかしまあ、忙しいのはあれだな。バク○クのライブに行きまくっちゃってるから、
というような気もするな。そのしわ寄せが深夜労働となって返ってきている、
つまりは自業自得ってことなんじゃないかな。
と、ここまで考えてもまだ、ウォシュレットは私の尻を洗っている。
ちょっ、いくらなんでも洗いすぎ! 尻が擦りむけるだろうが!
なんなのこれ、よき塩梅で自動的に止まってくれるもんじゃないの?
非常に動揺し、パネルのボタンを押してみるも、ぬるま湯が当たる範囲が若干広がっただけだった。
よく見ると、たしかに「ワイド」って書いてある。
どこ押しゃ止まるんじゃいっ。
いよいよ動揺が高じて視野狭窄に陥った私は、「止」のボタンに気づくまで、
それからさらに一分ほどかかったのだった。

結論:従来どおり、紙で拭くことにする。




それぞれの作法

2013年01月24日 22時30分03秒 | 日常
近所に住む父が、仕事帰りに火宅二号へ立ち寄り、
「しをん! お父さんはさっき、大変なものを目撃した!」
と興奮気味に言う。
私はパソコンに向かい、ネットのブロック落下型無料ゲームに勤しんでいたので、「ああん?」ときわめて上の空で応対したところ、
「なにやらお忙しい様子なのに恐縮だが(←いやみっぽい父である)、真剣に聞いてほしいっ」
と、私の体を揺さぶってこんばかりの勢いだ。しかたなく、「なによ」と父に向き直る。
「お父さんはさきほど、電車に乗って自宅の最寄り駅に着いた。しかし、『これは、駅から自宅まで歩くあいだ、我慢できないかもしれないな』という程度の尿意を覚えていたので、駅のトイレに立ち寄った」
「賢明な判断だね」
「すると、隣の小便器に中年男性が立った。その男性はおしっこを終えると、ぶるぶると腰を振るってから……、なんと! 鞄から取りだしたハンカチで、チン○をごしごしと拭きだしたんだよ!」
「なんでそんなに隣のひとの動向を見てるのよ!」
「だって気になるじゃないか。おまえは女性だからピンとこないのかもしれないけれど、男はふつう、おしっこしたあとにチン○を拭いたりしないんだ! チン○はそのままパンツにしまうものなんだよ! 長年生きてきて、小用後のチン○をハンカチで拭く男なんて、お父さんはじめて見た! そりゃあ、じっくり見てしまうというものだ!」
「……」
「男性はごしごしごしごしチン○を拭いて……。ああ、なんということだろう! ハンカチをそのまま鞄に戻したっ」
「…………」
「この出来事から、お父さんは改めて、『世のなかにはいろいろなひとがいる』ということを実感した」
じゃっ、と言って、父は本宅へ帰っていった。
そんな報告はしにこなくていいから、さっさと直帰せよ。

あけました

2013年01月02日 14時52分06秒 | 日常
あけました。
旧年中、お世話になりましたみなさま、どうもありがとうございました。
イベントにお越しいただいたみなさま、拙著へのご感想のお手紙などをくださったみなさまにも、深く御礼申しあげます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

わたくしの十二月は忙しい。
コンサートだけでも、武道館で矢沢A吉、武道館でバク○ク、東京ドームでキン○キッズと、お楽しみが目白押しだからな(そして、べつに意味のない伏せ字になってしまったな)。いよいよ年の瀬も押し迫ると、友だちが入れ替わりで火宅に宿泊し、夜通し漫画やバンドについて語りあいまくるからな。外出したり掃除したり鍋つくったりで、うれしいてんてこ舞いぶりだ。この忙しさ、もしかして私が矢沢A吉でありバク○クでありキン○キッズなのではないか? ちがうか。ちがうな。

年末に泊まりにきてくれた友人の一人が、
「心持ち薄めに作ったカルピスをコップ半分まで飲んだところで、つい水を注ぎたしてカサ増ししてしまったときのカルピスなみに薄い」
と、ある創作物について評するのを聞いて、
「なんとわかりやすい比喩だ。あと、なんと念の入った薄さなのだ」
と感嘆する。しかしいま、どうしても、なんというタイトルの創作物についての評だったかが思い出せない。タイトルまでもが薄いのか? それとも、拙著に対する感想だったので、「都合の悪い事実は脳内で即座に消去する」という得意技を無意識のうちに発揮しただけなのか? 後者だとしたら……、「カルピス2%ほどの薄さ!」と自著の帯で謳うこととしよう。

年末に解けた謎。
手帳の余白に「江頭2:50」と記してあり、いったい自分はなにをメモしたかったのだろうと三ヵ月ほど首をひねっていたのだが、「風呂あがりに外出着に着替えようとして、足首まである黒いスパッツを穿いた姿(上半身は裸)が鏡に映り、『私のフォルム、江頭2:50に激似だな!』と感嘆したこと」をふと思い出した。メモの謎が解けてすっきりした。
いろいろ感嘆することがあるのである。

箱根駅伝の往路、またも激闘でしたね!(強引な話題転換)

……今年もどうぞよろしくお願いいたします。←二度目




小学生男子の会話

2012年10月12日 02時02分27秒 | 日常
住宅街のT字路に差しかかったところ、
左右からそれぞれ自転車に乗った小学生男子(三年生ぐらいっぽい)がやってきて、
両者はちょうど私のまえで行きあった。
A「よう、N村!」
B「おお」
A「これでも俺もちゃんと貯金してるんだぜ」
B「ふうん」
A「一万円を目指すんだ~」
B「そっかー。じゃあな」
A「うん、また明日」
唐突になんの不条理劇がはじまったんだとたじろぐ私をよそに、
なにごともなかったかのようにすれちがい、
それぞれの行きたい方向へと自転車で去っていく両者。

小学生男子の会話の破壊力、まじで人智を超えている。

名言?

2012年08月09日 01時58分21秒 | 日常
この地獄は太る。








この地獄は太る……!

 ※大量のゲラが押し寄せ、地獄の苦しみを味わっているにもかかわらず、
 なぜか体重が着々と増加していることに気づき、
 思わず口をついて迸った魂の咆吼。
 なんだかちょっとかっこいい一文のような気がして、
 たっぷり溜めを置いて二回書いてみたのだが、
 なんだかちっともかっこよくない一文なのでは、という気がしてきたところだ。

かすみ目

2012年07月16日 17時56分12秒 | 日常
ここ三日ほど、目がかすむというか、文字に焦点が合いにくいというか、どうもパソコン画面がうまく見えない。
どうしたことだろうと、眼鏡を外出用のものに替えてみたり、取ってる場合じゃないのに睡眠を取ったりしてみたのだが、だめである。
これはもしや、寿命(パソコンじゃなくて私の)が来ているのではないか? 所用があって父の携帯に電話したのに、また携帯不携帯にしてやがるのか、ちっとも出る気配がなく、ムキーッとなったせいで脳の血管が破裂し、血の塊が視神経を圧迫してるのではないか?
いらいらしながらパソコンに向かっていて、ふと気づいた。
執筆(の合間のブロック落下型ゲーム)に夢中になるあまり、パソコン(ノートタイプ)をどんどん机の奥のほうに押しやってしまっていたらしい。キーボードに手を乗せると、腕が「まえへならえ」ぐらいにピンとのびる。つまり、顔とパソコン画面との距離が遠い。
そりゃ、文字に焦点が合いにくいわけだ。
しずしずとノートパソコンを手もとへ引き戻す。
ちょっと執筆(の合間のブロック落下型ゲーム)に力が入りすぎたな。

やつあたり

2012年04月14日 21時36分21秒 | 日常
両親の住む家に顔を出したら、トラキチの父が居間で野球中継を見ていた。
私は急に大用を足したくなり、
「ちょっとうん○したいから、トイレ借りる」
と言って、トイレに入った。
すると居間のほうから、
「ああ~」
と父の悲嘆の声が聞こえてきた。
「おまえがうん○なんかするから……。あーあ、最悪」
どうやら阪神が打たれてしまったようだが、いったいどんな理屈なんだ。
「それ、全然私のせいじゃないでしょ!」
とトイレから反論したのだが、
「もーうだめだ。肝心なところでうん○なんかするせいで。あー、ほんとにいやだ」
と、父は聞く耳を持たない。子どもか!

などと言っておきながら、本日ちょいと外出したら、
雨ですべって転び、何十年ぶりかで膝小僧をすりむいた。
私も、子どもか!



あけました

2012年01月21日 03時53分29秒 | 日常
大変遅ればせながら、あけました。
今年もどうぞよろしくお願いします。

昨年末は遊びほうけてしまってなあ……。
年が明けてから地獄を見ただよ。自業自得だよ。
どんなふうに遊んでいたかというと、
矢沢○吉武道館コンサートに行く。
バク○ク武道館コンサートに行く。
キ○キ東京ドームコンサートに行く。
いやあ、いずれも至福の時間でした。
原稿書いてる場合じゃない。
天国行って、原稿書いてる人間なんているか? いない!
いや、書かなきゃいけませんね、すみません。

年明けは地獄だったわけだが、そんなさなかにも箱根駅伝をテレビで見た。
今年も盛りあがりましたね。
毎年思うのは、「瀬○さんの解説は、すでに解説という領域を超えたなにかなのではないか」ということだ。
かゆいところには微妙に手が届かない感があるのだが(失敬)、予想外のツボをぐいぐい押してくるので、なんとなく心がほぐされる。
今年衝撃だったのは、走りながらちょっと苦しそうになった選手が映しだされたシーン。
中継アナウンサーが畳みかけるように、
「水がほしいか、水がいるか」
と言ったら、瀬○さんが間髪を入れず、
「いや、水は飲めないですね」
と答えた。
瀬○さんには聞いていない……!
もちろん、ご自身の経験上、「こういうときは水飲んでる場合じゃない」ということを言いたかったのだろう。しかし、瀬○さんへの質問でもないのに即答で水を断ったところに、ほとんど選手と同化しているらしきことが感じられ、「さすが……! でも妙!」と爆笑してしまったのだった。
初笑いは箱根駅伝(における瀬○さんのまえのめりな立ち位置)。



神よ……!

2011年10月05日 17時52分41秒 | 日常
あまりに仕事が進まず、危機的状況に瀕していたら、
天啓が降ってきた。
そうだ、産休とろう。(「そうだ、京都いこう」風のイメージ映像を各自脳内で流していただきたい)
やおら「エイドリアーン!」的(もしくは「プラトーン」的)ポーズになり、
「神よ、いますぐ私を妊娠させてください……!」と
渾身の力で祈る。
祈りを終え、両手をパソコンのキーボードへ戻した途端、
自分ちょっとお脳の具合がアレなのではと我に返った。
どうなのかなー、全然思い当たるふしがないのに想像妊娠って
できるものなのかなー。
できるとしたら、どれぐらいの想像力が必要なのかなー。
きっとものすごい質量の想像力を要求されるはずで、
だったら書いたほうが楽だし早い気もするけれど、
でも一度「そうだ、産休とろう」と思いついてしまったからには、
初志貫徹、鬼の一念岩をも砕くの意気込みで、
全力で想像妊娠すべきだろうか。
しかし想像妊娠だからいつまで経っても生まれなくて、
「この子ったら、武蔵坊弁慶みたいなのよ」なんて言いつつ
産休も早三年目に突入し、心の広い編集さんたちもついにしびれをきらして、
「あいつにはもう依頼せん!」ということになって、
あたしとおなかのなかの武蔵坊弁慶はおまんまの食い上げ、
ってなったら悲しいし困る! 嗚呼どうしよう!
と思ってるうちに日が暮れた。
いいから仕事しろ、頼むからしてください。←自分への懇願

サンディエゴ

2011年09月23日 17時16分08秒 | 日常
私事ではあるが(日記だから私事であたりまえだが)、
今日で三十五歳(コードネーム:サンディエゴ)になった。
四捨五入すると……、それはまあいい。一の位は切り捨てってことにしよう。

午前中、仕事に励み、ちょっと表の空気でも吸うかと火宅二号の敷地内に
出たところ、門から水色のジャージというかスウェットというかの上下を着たおじさんが入ってきた。
「近所のひとでもないし、だれだろう……」と思っていたら、
おじさんは勝手に敷地をずんずん進み、私のまえまでやってきて、
「お金がないので千円くれませんか」
と言う。
びっくりを通り越して無感覚の状態に陥り、
「いやですよ。出ていってください」
と冷静に告げたところ、おじさんはまた門から道路へ出ていった。
なんだったんだ……。
と思い、近くに住む両親の家へ行き、
「さっき、こんなことがあったんだけど」
と話したら、
「まあ、なにかしらねえ。ところでしをん、今日あなた誕生日よね。お母さんはケーキを食べたいから、ケーキ買ってきて」
と言われた。
なにか論理がおかしくないかと思ったが(そして以前、弟にも同じ論法を使われた気がするが)、
ケーキを買ってきて母に渡した。

サンディエゴともなると、いろんな事態に直面するものなのだな。
初日からこれとは、サンディエゴ砂漠とはなんと危険に満ちているのか。
気を引き締めてサヴァイブせねばならん。

台風

2011年09月21日 20時31分13秒 | 日常
昨日のイベントにお越しいただいたみなさま、
どうもありがとうございました。
サインの際にお声がけいただいたり、
お心のこもったお手紙や差し入れを頂戴したりと、
さまざまにお気づかいいただきまして、感激&恐縮です。
鼻水ずるずる、くしゃみ連発で、
大変失礼いたしました。
秋花粉だとばかり思っていたが、もしや風邪なのか……?
しかし今日も食欲旺盛で、ぴんぴんしています。
そんな風邪ってあるのかしら……。

今日は台風が直撃して、表はすごい風雨だった。
食料がなかったので、近くにある両親の家へ押しかけ、
夕飯の相伴にあずかる。
どういうきっかけだったか(ついさっきのことなのに)忘れたが、
「子どものころ、『おらあ三太だ』というラジオドラマがあった」
と母が急に話しだす。
私はその番組を全然知らなかったので、にぶい反応しか示せずにいると、
母はものたりなくなったのか、
「ねえ、あったわよね」
と、めずらしく父に話しかけた。
父は母に話題を振られたのがうれしかったのか、
「あったあった」
と勢いこんで会話に参加する。
「たしか原作の小説もあって、人気だった。小学校の学芸会で、
お父さんは主役を演じたんだぞ。『三太のうなぎ大騒動』っていう劇で、
教室になぜかうなぎが入ってきてしまって……、というお話だ」
ほんとになぜ、教室にうなぎが入ってくるんだよ。
「主役ってことは、お父さんはうなぎ役だったの?」
と聞いたら、
「主役は三太だ! うなぎは、母親(和裁をやっていた)が布で作ってくれた。
すごく大きくて、背は黒、腹は白の、なかなか本格的なうなぎだった」
とのことだ。
そんな特大のうなぎを相手に、小学生だった父がどのような演技を披露したのか
非常に興味があるが、なにしろビデオカメラがない時代なので(そもそもテレビすら
ないから、ラジオドラマだったわけだし)、
「舞台は好評のうちに幕を閉じた」という父の言を信じるしかない。
あ、いま、『おらあ三太だ』の話になったきっかけを思い出した。
台風情報で、「道志村」に注意報だか警報だかが出た、と
テレビでやっていたのだ。
『おらあ三太だ』の舞台は道志村なんだそうだ。
本当だろうか。母の記憶力(ラジオドラマを聞いたのは半世紀以上まえ)を、
これまた信じるしかない。

挫折、そして……

2011年09月15日 23時27分32秒 | 日常
いくらなんでも体重がアレなので、ここ一カ月ほどレコーディングダイエットをしている。
ネットの無料ダイエットサイトに登録し、朝晩の体重と食べたものを記入。
すると、体重の変遷を自動的に折れ線グラフにして表示してくれるのである。
一カ月後の現在、グラフは微妙に上がり下がりを繰り返しつつ、
全体的な傾向としては順調に右肩上がりだ。
どういうこと!?
やはり、「ほほう」なんつって、折れ線グラフを感心しながら眺めてしまってるのがいけないのかしら。
なにが「ほほう」だ! 営業成績のグラフじゃないんだから、右肩上がりじゃまずいだろ!
挫折の日々だ。

しかし、挫折の合間にも、たまにはいいことがある。
ここんとこずっと、ゲラ軍団との格闘を重ねてきたのだが、
とうとう形になりました。
そう、新刊が出るのです。ありがたや……。

ということで、次の日記は新刊のご案内です。