ベリーダンサーASYA ☆ オフィシャルブログ

レバノンを拠点に、アラブ諸国を股にかけた過去を持つベリーダンサーASYA(アシア)の今と昔の奮闘日記

フランス VS ドイツ

2013-02-07 00:48:02 | Weblog

今日はサッカーを観に行った。

フランス対ドイツのフレンドリーマッチである。

 

81,338人を収容できるナショナルスタジアムのスタッド・ド・フランス(Stade de France)は超満員。

このくそ寒い中、もう席がないほどいっぱいだという。

応援していたフランスは負けてしまったけれど、面白い話を耳にした。

 

2012年、去年のオリンピックはまだ記憶に新しいと思うが、丁度ラマダン(イスラム教徒の断食月)と重なった。

ラマダン中、ムスリム(イスラム教徒)は日が出ている間、飲み食いをしないのは知られていること。

けれど、実はラマダンは特別な理由があれば、飲み食いをすることが許される。

例えば病気だったり、妊婦さんだったり、子供もラマダンをする(断食をする)必要は、ない。

 

となると、「国の代表としてサッカーの試合で他国と戦う」ことはおそらく特別な理由になるのでは?、と私なんかは思ってしまうが、モロッコのチームは飲み食いしない中、日本と対戦。

もちろん、モロッコ人選手たちは試合中の給水もなし。

結局、日本はモロッコに1-0で勝利したらしい。

 

今日の試合に出ていたフランス代表のサミール・ナスリ(Samir Nasri)はイスラム教徒。

彼のプレーするマンチェスター・シティ(Manchester City)というイギリスはマンチェスターにあるクラブチームでの話。

8月19日に行われたサウスハンプトン(Southhampton)戦で、決勝ゴールを決めた彼は、フィールドを駆け回り、下に来ているTシャツを観客に見せて回ったそう。

それには「EID MUBARAK」(ラマダン中の断食を無事に終えておめでとう)と書いてあったそうな。

とんでもなく笑わせてもらった。

なんか、良いなぁ。

 

でも、もちろん彼はイエローカードをもらうことになる。

ピッチ上で宗教の話はしてはいけないからね。

 

ちなみに、同じマンチェスター・シティのテベス(Teves)は、「ママ、お誕生日おめでとう」というTシャツを見せてイエローカードをもらったそう。

こちらもなんだか平和で良いなぁと思うのだけど。

 

 

以下、スタッド・ド・フランス&EID MUBARAKのTシャツの一件の写真。

(コピーライトがあってどかすことになるかもしれませんが、ご了承を。)

 

 

 

コメント
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