イタリアの鉄道（その２）

さて、今回は新型車両ETR500についてです。


って形式言われてもねぇ～って言うあなた。冒頭の写真をご覧下さいませ。
イタリア国鉄が威信をかけて開発した、最新型車両（2007年現在）です。
両端の機関車で、客車を挟むことにより、高速走行を可能にし、同時に広い居住性能を獲得し、輸送能力を一段と向上させました。
デザインは、フェラーリに代表されるモーターエンジニアリングのデザインをはじめ、さまざまな分野を手がける、ピニンファリーナによるものです。

あぁぁ～この段階で、読んで下さっている皆様方の寒々とした空気がぁぁぁぁぁぁ～。

ブリザードのようです。

なので、ここで車両の使用や、動力方式について、くどくど書いていると凍り付いてしまいそうなので、えっとまぁ簡単に乗り心地とか、体験談を書くことにします。

まず、こちらのユーロスター、１等に乗ると、コーヒーサービスがあります。
乗車して検札が終わると同時ぐらいにワゴンがやってきますので、好きな飲み物を頼んで下さい。
コーヒー、ピーチティー、オレンジジュース、水などがございます。
これは無料です。
あと新聞類も無料です。
また、イヤホンをお持ちの方は音楽も聴けます。ちょっとした飛行機気分です。
がしか～し。
イタリアの列車はどれも、進行方向に向いて一定方向ではなく、向かい合わせになります。なので、けっこう気まずかったり、オヤヂの携帯がうるさかったりしますが、それはご愛嬌。
まっガイドブックなどを広げておくつろぎ下さいませ。

ちなみに、こちらのエウロスターに関しては、30分以上遅れた場合、何パーセントかの払い戻しがございます。
私は以前、ローマからフィレンツェに向かう途中。事故で40分以上遅れたのです。
そうしたところ、車内放送があって、50％返金すると言ってました。

で、さっそく駅の窓口に行くと、右側にあるBONUSと表示のある箱の中に切符と手紙を入れると自宅宛に小切手を送る。と言うのです。
で、次回その小切手を持って窓口に来たら、払い戻す。といわれました。

私はイタリアに住んでいないのに・・・

そう思いながら、日本の住所を書き、さらに、日本の新幹線なんて、30分も遅れたら翌日新聞に載るとメッセージを入れて投函したところ、
なんと確かに小切手が送られて来たんです。
イタリア国鉄侮り難し！！！

私としたことが、車両だけの写真を撮るのを忘れた・・・
これは、冒頭のETR500の初期型↓

　　　　　　　

日本だったら新幹線に触るなんて絶対ムリ！
し～あぁ～わ～せ～。ナデナデ


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