三つともカエル色で統一
今日はまさに日常のつぶやき的な内容でイタリアと余り関係ないんですが、ちょっと感じたことを・・・
時々食べに行ってたお好み焼き屋さんの隣が今迄タバコ屋さんだったのに、ペットショップになりました。
これが、がっちゃん的に( ̄~ ̄;)うーんなんですよ。
なんか食べ物屋の隣がペットショップつーのにどうも抵抗を覚えます。
いやあの動物が不潔だっていうんじゃないんですよ。
たぶんもともとペットショップなるものに対して余り良い印象を持ってないからかも。がっちゃんが犬を飼ってたのは、すごーーく昔の子供の頃で、当時は雑種が当たり前。だいたい犬を飼ってる人っていうのは捨て犬を見つけて不憫に感じた人。ってパターンが多かった。
ペットショップなるもので売られているのは、金魚やグッピーなどの鑑賞魚、そして鳥(インコ、九官鳥、文鳥)、あと、ハムスターや、うさぎぐらいだったんですよねー。
だから、犬や猫をお金を出して買うって意識がなくて、特に猫は拾ってくるもの
あるいは、突然迷い込んでくるものって感じなんですよ。
だから、ペットショップで狭い檻に入れられて、珍しい種類であることを売り物に、ビックリするような値段の動物を見ると、なんだか『人身売買』みたいに感じちゃって、いたたまれない気持ちになります。
あっだからと言って、買った人を批判するとかそうじゃなくて、がっちゃんの気分的なものです。
だって、そう考えたら、金魚でもなんでも同じですから。
ただほら、これだけ、高額な商売となると、ペットショップも色々あるし、さらに、良心的なブリーダーから仕入れているお店もあれば、そうじゃないところもあって、その判断って難しいですよね。
ちゃんとしたお店は、定期的に散歩に連れ出したりするから解るそうですけれどね。
でも、まだ外装工事が終わってなくて、足場を組んでガンガンとものすごい音が響いて、更に、塗装のシンナーが外まで漂っている状態で、店内から犬の泣き声が響き渡っているのを聞くと、余り良いオーナーに思えなくて・・・。
イタリアではどうなんでしょう?
なんか、ペットショップって余り見かけないような気がしますが・・・
私の知り合いのイタリア人はだいたい犬か猫を飼っているんですが、そのほとんどが
知り合いのところで子犬を貰って・・・とか、
ブリーダーに頼んで・・・とか、
ある日子猫が道端に倒れてて・・・とか、
気に登って降りれなくなった猫を助けて・・・とか、
ブリーダーに頼んだ人はお金を払っていますが、「お店で見て一目ぼれして。」って言うパターンは聞かないんですね。
きっとお店があっても郊外で、街の中心旧市街や、歴史的地区とか、ショッピングモールの中にはお店がないんじゃないかと想像しています。
一応先ほど、ペットショップで検索してみたところいくつか引っかかったんですが、その中で、このサイトを見て、
Annunci Animali Domestici
結構な数のお店があるなぁ~とは思ったんですけれど、ブリーダーからの直接購入や、個人で飼ってる人の譲り渡しもあるんだなと。
※写真は全てAnnunci Animali Domesticiのサイトからの転送です。
で、この話とは別に、飼い主が無責任にペットを捨てる。っていうのは、日本もイタリアも同じで、どっちが良いなんて絶対にないけれど、イタリアの場合、特に大きな問題になっているのが、バカンスの途中、高速道路のドライブインなどで犬を捨てる人が多く、その犬が車に轢かれたり、避けようとした車が事故を起こしたり、社会問題となっています。
もうバカンスシーズンは終わっていますが、ブログを拝見しても、たくさんの人がこのペット放置の問題について書かれていますので、ご存知の方も多いと思います。
一方日本で、保健所に持ち込まれて処分されるペットの数は年間3万匹に及ぶのだそうです。
そんな中、熊本県の取り組みについて、何ヶ月か前にテレビで見たんですが、処分数がここ10年の間に、10分の1まで減っているそうです。
本当はゼロにしたいところなんですが、そこにまで至っていないものの、限りなく少なくなっている。
それは何故か?
と言うのをやっていました。
なんと、職員の「説得」なんだそうです。
保健所に引き取ってほしいとまず電話があったとき、「何故処分しなければならないか」と言う理由を、30分でも1時間でも、とにかくずっと話を聞くんだそうです。
そうすると、
犬種に飽きたから
大きくなって可愛くなくなったから
病気になったから
吠えてうるさいから
などの、身勝手な理由もあれば
引越し先でペットが飼えないから
子供が世話をしていたが、進学で実家を離れるから
咬み癖があるから
と言ういわば物理的な理由
そして、一番大変なのが、
高齢で世話ができなくなったから
などがあるそうです。
どちらかと言うと二番目の理由は、
誰かに貰い受けてもらうように頼んでもらえませんか?とか、
息子さんの代わりに、息子さんだと思ってご両親が世話をしてあげられませんか?とか、
咬み癖はペットセラピーの専門家を派遣しますので、もう一度考えてもらえませんか?とか
とにかく何か他の選択肢を見つけることで解決することがあるんですが、最初の方は、そういうことを言う人って基本ワガママって言うか自己中心的だから、なかなか耳を貸さないんだそうです。
だけど、これまた何度も足を運んで辛抱強く頼むんだそうです。
でそれでもどうしても保健所に持ち込まれてしまったペットに関しては、まず感染症などの病気を治療し、その上で、新たな引き取り手を探します。
そして、引き取りたいと申し出のあった人には、保健所でペットを処分する際の映像を見てもらうことになっているんだそうです。
その映像を私もテレビで見ましたが、もう胸がつぶれるような辛いものでした。
でも、あれを見た人は絶対に、自分のペットをこんな風にはしたくない。と思うと思うんですね。
こういう努力の結果、今は10分の1まで処分数を減らせた。と言うんです。
そう、きっとペットショップに対しての嫌悪感は、カワイイと言うことを売り物にしてること、そして金銭が介入することによって、そのあとのことを考えない飼い主を生む要因になっているからじゃないかと思います。
もちろん、きちんと飼っていらっしゃる方が大半なのはわかっています。うちの近所では両隣3軒、お向え2軒犬を飼っていらっしゃって、いつも散歩に連れて行っておられるのを拝見していますし、みなさん本当にかわいがっていらっしゃいます。
でも一方でこれはうちの裏にある家なんですが、つなぎっぱなしで、散歩にはほとんど連れて行かず、一年近く、朝から晩まで犬の遠吠えが続いていたんですが、ある日ぱったりと聞こえなくなり、姿も見かけなくなりました。
こういう飼い主もいるだけに、安易なペット販売に対して、良い気持ちをもてないのでした。
なんか今日は重い話でしたね。
イタリアのペット事情など、また皆様からのご意見お待ちしております。
最後にこれまたどうでもいいけど、大阪人なのに、家でお好み焼きを焼かず、外に食べに行くのか?と言われそうですが、これまた大阪人は、家でも外でも食べるんです。これまたそれぞれ味が違うんですよぇーーーー
外で食べるときは、ひとりが焼きソバ、一人がお好みとか、できるけれど、家だとついみんな同じにしないと、めんどくさいし、ホットプレートの大きさも限界がある。って感じで、そうなっちゃうんですよ。
子犬が届いたら電話をして欲しいと連絡先を渡しましたが、電話は来ませんでした。で、保健所に行けば子犬たちがたくさんいる。
聞くと、人手が足りなくて業務まで手が回らない状態。毎日犬は届けられるし、世話もしなくちゃいけない。その時は200匹以上の犬の世話を女性職員が一人で見て回っていました。
個人のブリーダーさん達にもいくつか電話しました。
親切な方もいましたし、完全に商売と考えている方もいました。
結局、私たちは知人から生まれたばかりの子犬を引き取りました。これが、一番信頼でき、安全かつ衛生面でも安心できるなと...
ちょっと長くなっちゃいましたね。
イタリアでは、ワンちゃん達結構自由に1人(?)歩きしています。で、迷子になっちゃって捕獲される事もしばしば。
なんでも、飼い主は、犬を飼う時に予防接種を受けさせて、獣医さんがチップを埋め込むんだそうです。このチップで、このワンちゃんが「何処の誰それさん家のワンちゃん」って言うのが分かるんだそうです。
でも、捨てられるワンちゃん達は、このチップを切り取られるみたいです。ひどいっ。
私も、路上か捨て猫のシェルターでかわいい我が仔猫に出会える日を楽しみにしております。
早く猫を飼いたい~
話は飛びますが、がっちゃんさんのブログのリンク(?)を私のブログに貼らせて下さい。
PC苦手なので、うまくできるか分からないんですけど、何卒よろしくお願い致します。
>数年前に子犬を飼うと決めて、何度もイタリ
>アのマルケの保健所に足を運んでいました。
terrasoleさまってサルディーニャにお住まいだと思ってたんですが、マルケにもいらっしゃったんですね。
200匹以上を一人の職員で見てるってすごいですねぇ~
イタリアは、猫だけじゃなく、犬のシェルターっていうか捨てられた犬をボランティアで世話をしているグループがたくさんありますけれど、保健所の場合もそうやって一生懸命面倒をみているんですね。
でも、それだったら、電話します。じゃなくて、最初のときにとにかく電話できないので、見に来てください。って言ってくれればいいのにって感じですね。
>個人のブリーダーさん達にもいくつか電話し
>ました。親切な方もいましたし、完全に商売
>と考えている方もいました。
世の中、そうなんですよね。
日本でもブリーダー崩壊って言って、例えばある犬種が流行っているとすると、かなり母体に負担を与えるやり方で、たくさんの子犬を産ませ、無理やり繁殖させていたのが、ある日突然資金繰りが悪化したり、例えばその犬種が急に人気がなくなったりそういうことで、大量に処分されてしまう犬がいるそうです。
結局のところ、金儲けがしたいための悪質なブリーダーが生まれる要因は、やっぱり買う側がいるからだと思うので、特に銀座や新地で、女の子を喜ばすためだけのプレゼントとして、犬や猫を気軽に売り買いする風潮はどうかと思います。
なかなか難しい問題だと思いますし、本当に全部が全部悪いと言ってるわけじゃないんですけれど、パリス・ヒルトンなどセレブと呼ばれる人が、アクセサリー感覚でペットを連れているのを見るのはイマイチ好きになれません。
>飼い主は、犬を飼う時に予防接種を受けさせ
>て、獣医さんがチップを埋め込むんだそうで
>す。このチップで、このワンちゃんが「何処
>の誰それさん家のワンちゃん」って言うのが
>分かるんだそうです。
この皮下注射のチップについては、日本でも導入が検討されているのになかなか進みませんね。
そうそう、予防接種について、私が聞いたのは、予防接種のあと、一年間は犬を洗っちゃいけないらしくて、その一年はすごく汚くて大変だった。って友達がこぼしていたんですけれど、これって本当?!
イタリア人って人によって言うことが違うから本当かどうかイマイチ信用できないんですけれどね。
>私も、路上か捨て猫のシェルターでかわいい
>我が仔猫に出会える日を楽しみにしておりま
>す。早く猫を飼いたい~
そう思ってたら絶対めぐり合えますよ。
実家では、ずっと猫を飼って居ましたが、全部私が拾ってきたものです。(笑)
犬に追いかけられて木に登って降りれなくなった猫を助けたのが2回(その内一回は、帰ってきた犬に膝を咬まれた・・・)あと捨て猫としておいてあったのを拾ったのが1回。それ以外はなんとなくついてきたり、家に迷い込んできたり、猫好きの人は猫もわかると思いますよ。
>がっちゃんさんのブログのリンク(?)を私
>のブログに貼らせて下さい。
ありがとうございます。
このブログの日伊文化交流協会の文字をクリックすると、ブログのトップページのアドレスが上部のバナーに表示されるので、それをコピーしてご自身のブログのリンク集に貼り付ければ大丈夫だと思います。
私がよく気にしているような内容の記事なので、黙っているのはまずいような気がして。
イタリアにもペットショップはあります。といっても、犬をウインドーに入れているのは、ミラノで2軒ぐらいみたくらいです。それも、ウインドーはわりと広いところに、何匹も一緒に入っていて、小さな檻に押し込められている雰囲気ではありません。
私は、郊外にある広い敷地のブリーダーのところで買いました。いわゆる純血の血統書つきというのは、買うのが、普通だと思います。買い方は、個人からの場合もあるし、このようにたくさんの犬を売っているブリーダーもあります。
ときどき、東欧から、ひどい環境で輸入されてくる犬がいて、問題になります。
イタリアでは、犬を処分することは、たとえば、人殺しをしたような場合を除いて、ないと思います。ただし、犬の収容所は劣悪な環境の場合が多いです。そして、もちろん、そういうところから犬を引き取るということは、奨励されています。
北イタリアでは、野良犬の問題は少ないですが、南イタリアには、野良犬がたくさんいます。でも、近所の人にあたたかく見守られて、元気に生きている野良犬も多いと、私は思っています。もちろん、野良犬が集団になって、人を襲うこともあるので、野良犬放置は、いけないと思いますけどね。
イタリアでもペットショップで買うための小動物は結構いたりしますよ。トリノの我が家の近くでもすでに2件。1件は私達がいつも猫のご飯会に行くところで、ここには犬・猫は売ってなくてなぜかウサギが売ってます。
もう1件は、その店より大きくて、子犬がウィンドウに入ってました。やはり血統のある犬や猫はペットショップで買うケースが多いみたいですね。
捨て犬・猫はカニーレという収容所で世話されますが、大体ボランティアなので維持も大変そう。犬の場合は、普段世話は出来ないけど時間の空いた時に散歩をさせたり、家に連れて行ったりするタイプのボランティアも募集してるようで、相方の娘さんはこれを時々やっていました。相性があって、環境が許せば引き取ることも可能です。猫のことは聞いたことがないですが、直接行けばたぶん引き取ることが可能だと思います。新聞の週末増刷版などにも、地元の犬猫里親募集みたいな記事を見かけます。
私達は1匹は友達の所で生まれた子猫を譲り受けたのですが、もう一匹は(多分捨てられた)野良ちゃんを、やはり別の友達が不憫に思って餌をやってた猫を飼ってくれないかって頼まれた子です。イタリアでもペットを捨てる人は後を絶たないし、犬を散歩させるマナーが悪い人は一杯いますね…。排泄物をそのままにする人が多くて困ります。
がっちゃんさんの見たという熊本のケース、素晴らしい!私が良く見ている猫のブログの管理人さんで処分数が少しでも減るような活動をしてる方がいらっしゃいますが、現実的にゼロにするのは難しい。。それでも行政に要望を出したり、署名活動をしたり、拾った子の避妊手術して里親探したり色々やっている方、増えてきましたよね。全ての県が熊本のようになればいいなぁと思います。
犬は・・買うようですね。ポルタポルテーゼの日曜市でも売っているのを見かけたことをありますよ。でも毎年夏には必ず捨て犬を見かけるって・・許せませんね。
そのうちの1件は犬の種類も豊富なんですが、犬小屋の匂いが結構きつく、知り合いの獣医に聞いても評判が悪いので・・・完全量産商売なんでしょうね。
私の街にも大きめの保健所があります。
しかし従業員は1人だけなので・・・お世話はとっても大変そうです。
彼女が言うには、やはり、ヴァカンスシーズンの前に保健所の前に置いて行く人が多いらしく、保護されているのはほとんどが成犬で、子犬はほとんどいません。
成犬は、引き取り手を探すのも時間がかかるらしく・・・どんどん増える捨て犬にケージが足りないくらいだそうです。
ちゃんと飼っている方がほとんどですが、ペットを洋服とかと同じ感覚で考えている人が実際多いんでしょうね・・・
どっちとも日本と同様ゲージに入れられてます。あれを見て、私もがっちゃんさんと同じことを思っておりました。
かわいそうと・・・イタリアは特に捨て犬の問題が大きく騒がれていますが、(特にバカンスシーズン)、理由を聞いて本当に飼う人の身勝手さに腹が立ちます。
飼うからには責任を持って飼う事を決めて欲しいもんです。動物を引き取る団体や役所がいくらその訴えを一生懸命しても、こういう人はいつまでたってもいるし、悲しい現状です。
がっちゃんさんの映画関連の記事以外で
コメントさせていただくのは初めてです。(=^_^=)
皆さんがイタリアでの現状をコメントされてるの中で、
なんか場違いかなとも思ったんですが、
普段から日本のペットショップに対して
大いに疑問を感じているんで、
つい書かせていただきました。
犬は生後2ヶ月になるまで親兄弟と過ごさないと、
社会的に順応しにくいと言われているのに、
小さなショーケースの中に入れられて
常に外部から観察される
というストレスの多い環境に置かれている
子犬を見るのは辛いです。
大型犬の子犬がかなり成長し、いかにも売れ残っている姿を見ると、
この子の将来はどうなるのかと心配になるし。
うちの犬はブリーダーもされている
獣医さんにお願いして
ゆずっていただきましたが、
飼う前に色々と質問(適切に飼えるか等)され、
こちらも納得するまでブリーダーさんの
お話を聞き、
お互いの信頼関係が出来てから決定しました。
本当は捨てられた犬の里親になるのが一番望ましいと思います。
何年か前に大阪梅田の大型ペットショップが摘発されていましたが、
(取引禁止の動物を扱っていた)
結局同じ会社が違う名前で再び商売していたり。
命を預かる仕事という自覚が全く無く、金儲けの手段としか考えていない
関係者が多いのは事実だと思います。
日本の法律もかなり問題あるかもしれませんね。
ついつい熱くなって、長々と書いてしまいました。(^-^;A