鬼神の秘密

'05~'06オセロ世界チャンピオン 為則英司のブログです。

京都オープンの結果(番外編)

2006-05-05 18:43:30 | 京都オープン
大会が終わった後、世話役の天方さんを労うため有志で飲みに行きました。
京都支部定例会の会場であるジョイ・フェローの近くにある「桜」という居酒屋が会場でした。「桜」は二月に私の世界選手権優勝の祝勝会を開いて頂いた場所でもありますが、カウンター席とテーブル2つ置くと一杯になる座敷しかないこじんまりとしたお店です。この日は末国九段他総勢十数人で押しかけましたので、満員御礼状態でした。

私は「桜」を結構気に入っています。その理由は大変美味しい京都1497という地ビールが飲めることと、芋焼酎の種類が実に豊富なこと、それに美人のママが一人で切り盛りしていることです。この日は、我々オセラー集団の他に、ゴルフ帰りと思われるオジサン4人組みがカウンター席で盛り上がっていました。

お座敷に陣取ったオセラー達は、席に着くやいなやオセロ盤を数台広げてオセロを打ち始めました。オセラーの異様な盛り上がり方を意に介す様子もなく、オジサン衆の盛り上がりも最高潮に達していました。その中で、美人のママだけが予想外の満員客をさばくため、つまみを作ったり酒の準備をしたりと一人で忙しそうに働いていました。


私はそのオジサン衆とは初対面でしたが、どういう経緯かよく覚えてないのですが、とても仲良くなってしまいました。オジサン衆におねだりして「黒伊佐錦」という芋焼酎のボトルを入れて頂いたり、「佐藤」という高級焼酎をご馳走になったりと大変お世話になりました。「黒伊佐錦」のボトルは天方さんにプレゼントしますので、いつでもお飲みくださいませ。

京都オープンの結果(続編)

2006-05-05 10:32:27 | 京都オープン
京都オープンの三回戦で私は宮崎裕司四段と対戦しました。宮崎君は関西若手オセラーの有望株で、序盤のデータ量が大変豊富な選手です。最近は中盤以降もかなり強くなったと思いますので、全日本あたりで一気にブレイクするのではないかと期待しています。

白が私で黒が宮崎四段です。序盤から激しい攻防が続いた末難しい終盤に突入しました。52手目まで進行した後、下記の局面を迎えましたが引き分けの形勢です。さて、次黒番(53手目)ですが、どこに打ちますか?

/ A B C D E F G H
1●●●●●●●●
2++●●○○●+
3○○○○●●●●
4◇○●○●●●●
5○○○○●●●●
6○○○○●●●●
7++○○○○●●
8+○○○○○++
次黒番

黒はB2かA2どちらに打つか非常に迷う局面ですが、B2の場合C3とD4の白石を黒にできるので何となく得するように見えます。実戦でも黒の宮崎四段はB2に打ちました。しかし、これが4石損の敗着となりました。
53B2 54A2 55B7の後の盤面ですが、次白はG8に打てるではありませんか! 
56G8、57A7の後、58~60で白がH2,A8,H8に三連打して4石勝ちしました。

/ A B C D E F G H
1●●●●●●●●
2○●○○○○●+
3○●●○●●●●
4○●●●●●●●
5○●○●●●●●
6○●●○●●●●
7+◆●●●●●●
8+○○○○○++
次、白番
53をA2に打った場合は、54B2 55B7の後白はG8に打てません。
従い、白は左下でG8、H8に連打することが出来ません。
オセロの終盤は本当に難しいですね。

/ A B C D E F G H
1●●●●●●●●
2●●○○○○●+
3○●○○●●●●
4○●●○●●●●
5○●○●●●●●
6○●●○●●●●
7+◆●●●●●●
8+○○○○○++
次、白番