久しぶりの更新です

気がつけば、ずいぶん長い間ブログを更新していませんでしたので、久々に近況などについて書いてみることにしました。私にとって久しぶりの生オセロとなりましたが、３月の名人戦に出場し、４勝２敗で辛うじて王座戦出場権を手にしました。情け無い話ですが、名人戦で一番気合が入ったのが、３勝２敗で迎えた最終戦の冨永七段戦でした。この試合を落とすと王座戦出場権を逃す・・・と考えると、不思議と緊張感が高まって、集中力が増したのでした。次の大会では、全試合で緊張感を持って対局したいと思います。

さて、先日、ｋｕｒｎｉｋでブリッツを打っていた時、以下の局面になりました。次、黒番です。黒勝勢ですが、最もキレイに勝つ手順を考えて見てください。

/ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ Ｈ
１＋＋○○○○○＋
２●●○○○＋＋＋
３●●●○○○◇●
４●●●●○○●●
５●●●○○●●●
６●○○○●●●●
７●○○○○○●●
８＋＋●●●●●●
次、黒番

久しぶりにオセロの話題

久しぶりにオセロに関する話を取り上げることにしました。昨日、kurnikでブリッツを打っていたとき、下記の局面が現れました。偶数理論通りに打つなら、左下の３個空き（奇数空き）から手をつけるべきですが、その場合、左辺と下辺が全て白のものになるため、白の確定石が増えるので黒に勝ち目が無さそうです。さて、以下のような局面では、左下隅と左上隅をどのように処理すれば良いのでしょうか？

/ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ Ｈ
１＋＋○●●○＋＋
２＋＋●○○○＋＋
３●●○○○○＋○
４●●●●○○○＋
５○●○○○○○＋
６○○○○○○○○
７＋○●●●●＋＋
８◇＋＋●●●＋＋
次、黒番(43手目)

久しぶりの投稿です

気がついたら二ヶ月近く投稿していませんでした。これほどまでに更新しなかったのは「鬼神の秘密」開設以来初めてのことでした。これからはもう少し更新頻度を上げていくつもりです。

ところで、王座戦まで残すところ一週間となってしまいました。私は３月の名人戦以来、生オセロを打っていません。久々の大会なので、とても楽しみにしていますが、最初はオセロ盤と石の大きさに戸惑うことになりそうです。皆さんとお会いできるのも楽しみです。

昨夜、ｋｕｒｎｉｋで打っていたとき、面白い局面に出会ったので紹介しておきます。黒の私は勝ち目が無いと思っていましたが、盤面を眺めているうちに、意外な手順で接戦に持ち込めることに気付きました。次、黒番です。最善手順を考えてください。

/ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ Ｈ
１＋●＋○○○○＋
２＋＋●○○○＋●
３◇○○○○○●●
４○○○●●○●●
５○○○●●●○＋
６○○○○●○○○
７＋＋●●○●＋＋
８＋＋●●●●●＋
次、黒番(47手目)

ベンと20連戦(終盤問題の回答)

正解はG8であり、下記手順で引分けとなります。D8から先に打ってしまうと、黒A7、白A8、黒E8の手順でC6の石が黒のものになるため、白2石負けとなります。数えるしかない局面ですね。

/ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ Ｈ
１●○○●●○○●
２●●●○●○○●
３●●●●●●○●
４●●●●○○○●
５○●○○●●○●
６●●●●●●○●
７59●●●●●●●
８60●●5857●56◆

ベンと20連戦

昨日、kurnikでベンと20局（持ち時間は3分）も打ってしまいました。ベンと20連戦以上打ったのは2006年夏以来だと思います。ベンは最近練習していないと言っていましたが、それでも強いと思いました。

さて、ベンと打っているときに以下の局面が現れました。次、白番ですが、最善手順を考えて下さい。

/ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ Ｈ
１●○○●●○○●
２●●●○●○○●
３●●●●●●○●
４●●●●○○○●
５○●○○●●○●
６●●●●●●○●
７＋●●●●●●●
８＋●●＋＋●＋◆
次、白番(56手目)

Lee君と連戦

昨日、kurnikで練習していたとき、2005年の世界選手権・決勝で私と対戦したLee Kwangwook氏(韓国)と出会いました。Lee君は2005年のWOCの後は兵役のため、WOCに出場できなかったそうです。Lee君が今年のWOCに出場することになれば、日本代表にとっては大変な強敵になりそうですね。

さて、昨日、Lee君とブリッツを１０試合打ちましたが、その中から面白い局面を紹介します。次、黒番ですので、最善手順を探してください。

/ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ Ｈ
１●●●●●●●＋
２◇○○●●●＋○
３○○●○●●●○
４○○●●○●●○
５○○○○●○●○
６＋○●○○●○○
７＋＋○●●○＋○
８＋○○○○○○＋
次、黒番(53手目)

kurnikより終盤問題

今朝、kurnikでブリッツを打っていたとき、以下の盤面が出現しました。次、黒番ですが、最善手はどこでしょうか？

/ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ Ｈ
１＋＋●●●●●＋
２◇＋●○○●○＋
３●○●○●○○＋
４●●○●○○○○
５●●●○●●○○
６●●○○○○○○
７＋○●○○○＋＋
８＋＋●●●●●＋
次、黒番(49手目)

今日は次男と一緒にガソリンスタンドに行きましたが、給油と洗車だけのつもりが、気がついたらタイヤまで交換していました。ガソリンスタンドもガソリンだけではなく、車に付随するあらゆる商品をユーザーに売ろうと必死なのですね。感心してしまいました。

ベン・シーリー氏と連戦３

先週、ベンと連戦したとき、何戦目かに下記の局面が出現しました。次、白番です。一見、白は敗色濃厚ですが、実は勝ち筋が残っているのです。最善手順を考えて下さい。

/ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ Ｈ
１○＋○○○○○＋
２○○○○○○○＋
３○●○●●○●●
４○●○○○●●●
５＋●●○○●●●
６●●○●○●●●
７＋◆●●●○＋●
８＋＋○○○○○＋
次、白番(52手目)

ベン・シーリー氏と連戦2

終盤問題の正解(47手目)はB2です。48手目で白がA1の隅を取った場合、黒はF1に割り込んだ後、H1の隅を起点に右辺から回って下辺も取れるので、黒の楽勝となります。この進行を避けるため、白は48手目をD8に打ちました。

/ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ Ｈ
１＋●●●●＋○＋
２＋◆●○○○＋●
３●●●●○○●●
４●●○●○●○●
５○○○○●○○●
６○○○●○○○＋
７＋○○○●●＋○
８＋＋○＋●●＋＋
次、白番(48手目)

白D8に対して、黒はF1に当てます。白にA1と打たせて上辺を取らせる代わりに、黒は51手目でA2に割り込んで左上隅にて手止まりを打ちます。

/ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ Ｈ
１＋●●●●49○＋
２＋●●○○○＋●
３●●●●○○●●
４●●○●○●○●
５○○○○●○○●
６○○○●○○○＋
７＋○○○○●＋○
８＋＋○◇●●＋＋

白が52手目でG2に打つとブラックラインが白の通しになるため、黒がA8の隅を取れなくなります。一見、白G2が絶好手に見えますが、全く恐れる必要はありません。

/ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ Ｈ
１○○○○○○○＋
２◆●●○●●52●
３●●○●○●●●
４●●○○○●○●
５○○○○○○○●
６○○○●○○○＋
７＋○○○○●＋○
８＋＋○○●●＋＋

黒は53手目でB8に打って必勝です。53手目B8以降、白A8、黒A7、白G8となり、その後、黒は普通にH1、H6に連打して、黒の8石勝ちとなります。

/ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ Ｈ
１○○○○○○○＋
２●●●○○○○●
３●●○●○○○●
４●●○○○●○●
５○●○○○○○●
６○●○●○○○＋
７＋●●○○●＋○
８＋◆●●●●＋＋
次、白番(54手目)

ベンと連戦

昨日、kurnikで遊んでいると、約３ヶ月ぶりにベン・シーリー氏と出会ったので連戦することになりました。連戦の結果は私の6勝2敗1分でした。ベンは昨年のWOC以来、少し調子を落としているようですね。

さて、ベンとの試合から終盤問題を出題します。白がベン、黒が私で、白が46手目をC8に打って、C6の黒石を消してブラックラインを通しにした局面です。黒の最善手はどこでしょうか？

/ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ Ｈ
１＋●●●●＋○＋
２＋＋●○○○＋●
３●●○●○○●●
４●●○○○●○●
５○○○○●○○●
６○○○●○○○＋
７＋○○○●●＋○
８＋＋◇＋●●＋＋
次、黒番(47手目)