久しぶりにベンと連戦

終盤問題(47手目)の正解はF1です。次に白がH2でもG1でも、黒はA5に打つことで逆偶数の形になるので、黒の勝勢です。仮に黒が右上の３個空きを放置してA5から打ってしまうと、白にH2に打たれて偶数理論にはまるので、黒は勝てません。

ところで、先程、kurnikでブリッツを打っていたら、実に久しぶりにベン・シーリー氏に出会いました。この数ヶ月間、ベンと打つことが無かったため、私はとても寂しい思いをしていました。ベンと打つと当然負けることもありますが、自分のミスで負けた試合よりも、彼の好手で負かされた試合の方が圧倒的に多いので、大変勉強になります。今日は久々にベンと連戦できたので大変嬉しかったのです。

さて、先程のベン・シーリー戦からの出題です。次、黒番ですが、最善手順で引き分けになります。どこに打ちますか？

/ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ Ｈ
１＋＋●●●●＋●
２●＋●●●●●＋
３●●●●●●○○
４●○●●●○○●
５●○●○●○●●
６●○○○○●●●
７＋◇○○○○●＋
８＋○○○○○＋＋
次、黒番(51手目)

終盤問題(kurnikより)

今年もあっと言う間に４月半ばになり、ゴールデンウィークまであと二週間です。今年も５月３日に開催される京都オープンを、とても楽しみにしています。今年も大会後は「桜」で懇親会かな？

さて、今朝、kurnikで練習していたとき、下記の局面が出現しました。黒が勝てる手は一つだけです。さて、どこでしょうか？

/ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ Ｈ
１＋＋＋●◇＋＋○
２＋＋○○○○○＋
３＋＋○●○●●●
４●＋○●○○●●
５＋○○●○○○●
６○○○●○○○●
７○○○○○●＋●
８●●●●●●●＋
次、黒番(47手目)

kurnikより練習問題2

41手目の正解はダイレクトにG7に打つか、もしくは黒G3→白H7の後にG7に打つかのどちらかです。どちらでも、黒G7が決め手になって黒の勝勢になります。42以降、悲しいことに白はホワイトライン(B2～G7)の通しを切れないのでした。

/ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ Ｈ
１＋＋＋＋＋＋＋＋
２＋＋○○●＋＋＋
３●○●●○●＋○
４●●○●○●○○
５●○●○●○○●
６●●○●○●●●
７●＋●●●●◆＋
８＋●●●●●＋＋
次、白番(42手目)

kurnikより練習問題

昨日は子供二人と一緒に海遊館に行ってきました。有名なジンベイザメの写真をとろうとしましたが、うまくいきませんでした。私がジンベイザメに向けてシャッターを切ろうとすると、いつも巨大なエイが猛スピードで突進してきて、カメラの前に立ちはだかったのでした。結局、エイの白いお腹の写真をたくさん撮ってしまいました。いずれにせよ、しばらく家庭の調和を保てそうです。

本日、kurnikでブリッツを打っていたところ、下記の盤面が出現しました。白の私は、Cライン(A2～G8)を通してご機嫌だったのですが・・・　次、黒番です。最善手を探してください。

/ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ Ｈ
１＋＋＋＋＋＋＋＋
２＋＋○○●＋＋＋
３●○●●○●＋○
４●●○●○●○◇
５●○●○○○○●
６●●○●○○●●
７●＋●○○○＋＋
８＋●●●●●＋＋
次、黒番(41手目)

名人戦より終盤問題2

正解は皆さんの第一印象通りB1なのです。白が48でA3に打ってD1を狙ってきた場合、黒は49でE1に打って白に手を渡します。白50がD1なら黒はF1、白F1なら黒D1に打って黒が十分の形になります。初手(47)でB1に打つことで、黒はA2の１個空きを残したまま、上辺を詰めていけるのがポイントです。

/ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ Ｈ
１○◆○＋＋＋＋＋
２＋●●○○○＋○
３＋●○●●○●○
４●●○○○●●○
５●●○○○●●○
６○○○●○●○○
７＋○●○●●●＋
８＋＋●●●●●＋
次、白番(48手目)

仮に初手(47)をB8に打った場合、白の48手目A3が絶好手となります。黒は49でA2の余裕手を放出しても、白に50でG2に打たれると偶数理論にはまってしまうので、黒は敗勢になります。

参考手順(47～50)
/ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ Ｈ
１◇＋○＋＋＋＋＋
２49○○○○○50○
３48●○●●○●○
４●●○○○●●○
５●●○○○●●○
６○○○●○●○○
７＋○●○●●●＋
８＋47●●●●●＋

黒が51でB1に打つと、白に間髪入れずD1に切り返されます。即ち、白に右上の５個空きに先着されてしまうわけです。黒51がE1なら白52はF1となり、53以降、黒がどう打っても偶数理論から逃れられないのです。

参考図
/ Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ Ｆ Ｇ Ｈ
１○＋○＋＋＋＋＋
２●○○○○○◇○
３○●○●●○○○
４○○●○○●○○
５○●○●○●○○
６○●○●●●○○
７＋●●○●●●＋
８＋●●●●●●＋
次、黒番(51手目)