王座戦決定戦で平川六段と対戦しましたが、試合が始まる前、私の心の中では静かな葛藤が起きていました。すでに世界大会の日本代表メンバーに決まっている男性は中島八段、今岡六段ですので、お二人とも30才以上です。私の中では、日本オセロ界の将来を考えると、男性の日本代表3人の中に20才台の若手オセラーが1人入った方が良いのではないか?すなわち、平川君が三人目の代表になるべきではないか?との思いがあったのでした。その一方で、平川六段には王座戦の予選で負けているので、同じ相手に二連敗できないという気持ちもありました。
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王座決定戦の前に、村上九段に「日本代表3人の中に20才台の選手が1人入った方が良いと思うのですけど~」とつい心中の迷いを口にしてしまいました。それに対し、村上さんから「ベン・シーリー氏も為則君に日本代表になって欲しいと言っているのだから、遠慮しないで全力で戦えば!」との貴重なアドバイスを頂きました。その結果、心の迷いも消えて平川六段に快勝し、代表権を手に入れることができました。
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それにしても、予選の平川君は強かった。予選で彼と対戦した人は、誰一人として勝てる気がしなかったと思います。近い将来、平川君はきっとビッグタイトルを獲得できると思いますので、これからも挑戦し続けて下さい。期待しています。