鬼神の秘密

'05~'06オセロ世界チャンピオン 為則英司のブログです。

ベンと連戦@kurnik(解答編)

2006-07-31 21:52:00 | kurnik
さすがに皆さん、目の付け所が鋭いですね! このブログの読者はみんな強い。ちょっと恥ずかしいですが、正解手順の前に私の失敗手順から紹介します。残り時間が15秒程度だったので、とにかく偶数理論に沿った手を打つことだけ考えていました。その方が時間をかけずに早く打てますので。56手目でB8に打った後、黒にB2かG2に打たせて楽勝と思っていたところ、何と黒はどちらにも打てずパスになるではありませんか! まんまとベンの罠にはまってしまいました。ベンの持ち時間も私と変わらなかったと思いますが、この短時間でこんな罠を仕掛けるとはベンの終盤の読みは恐ろしい。

/ A B C D E F G H
1+○○○○○○+
2●+○○○○+○
3●●●●●●○51
4●●●●●○●●
5●●○●○●●●
654○●●●●●●
7○○○◆49●●●
85556○4850●5352

次黒番ですが黒はパスになるので、白からB2とG2に打たされ白は負けます。
/ A B C D E F G H
1+○○○○○○+
2●+○○○○+○
3●●●○●●●○
4●●○○●○●○
5●○●○○●●○
6●○●●○○●○
7●○○○○●●○
8●◇○○○●●○

48手目の正解はE7です。49で黒にE8を強制した後、白A6、黒A8、白B8、黒D8の手順で左下を処理します。49E8でE5の白石が落ちるのでホワイトラインが黒の通しとなります。左下を処理した後、白は54でG2にX打ちし、黒H1隅取りの後、白H3に割り込みます。ホワイトラインが黒の通しとなっているので、白はH8とG8に連打できるのです。結局、白は右辺以外は全て黒に与えますが、最後にH8 G8 B2に三連打できるので、白4石勝ちとなります。従って、ゆきさんの構想が最も正解に近いですね。

正解手順
/ A B C D E F G H
157○○○○○○55
2●60○○○○54○
3●●●●●●○56
4●●●●●○●●
5●●○●○●●●
650○●●●●●●
7○○○◆48●●●
85152○5349●5958

ベンと連戦@kurnik(ベンも好調)

2006-07-30 09:54:42 | kurnik
昨日、kurnikでベン・シーリー氏と持ち時間3分のブリッツを10局打ちました。対戦成績は私の4勝6敗でした。(負け越しました。悔しい。。。)中島名人も絶好調ですが、ベン・シーリー氏もかなり調子を上げているようです。私が喫した6敗の内、終盤であっと驚く手順で負かされた試合がいくつかありましたので、その中の1つを紹介します。

次、白番です。普通に打つとベンの罠にはまりますので、よく気をつけて考えてください。

/ A B C D E F G H
1+○○○○○○+
2●+○○○○+○
3●●●●●●○+
4●●●●●○●●
5●●○●○●●●
6+○●●●●●●
7○○○◆+●●●
8++○++●++
次、白番 (48手目)

次回の予告と「さくら」の夏祭り

2006-07-29 07:34:20 | Weblog
やっと全日本の中島名人戦の自戦解説10回シリーズが終わりました~ 毎日更新するのは少々骨が折れましたが、記事を10回に分けると、棋譜に現れてこない「読み」の部分まで細かく書けるので、自分でもヤリガイがありました。次は全日本5回戦の佐竹三段戦を5回シリーズで取り上げるつもりです。

今日は居酒屋「さくら」の夏祭りがあります。「さくら」は京都支部の忘年会、新年会、末国君の送別会、私の世界戦祝勝会等で利用させて頂いた、京都支部御用達の居酒屋です。私は中島戦の自戦解説を書き終えたので、自分自身へのご褒美として「さくら」の夏祭りに参加することにしました。(少しこじつけ気味ですね。)家庭の調和を保てるように、昼間は家族サービスに精を出します。

全日本R3-10(名人強し)

2006-07-28 21:01:09 | 全日本選手権
48手目で白(私)が敗着を打った局面です。黒勝勢とはいえ差は細かく(2石差)、一手のミスも許されません。さすがに、49手目以降は両者ともミスがなく、黒の中島名人が2石差で勝利しました。

/ A B C D E F G H
1++●+○++●
2○+●●○○○○
3○○●●●●○○
4○●●●●●○●
5○●●●○●○●
6+●●●●○○○
7●+●●○○◇+
8++●●●●●+
次、黒番 (49手目)

/ A B C D E F G H
15557●53○5251●
2○54●●○○○○
3○○●●●●○○
4○●●●●●○●
5○●●●○●○●
656●●●●○○○
7●59●●○○◇50
85860●●●●●49

10回に分けて中島名人戦を振り返ってきましたが、両者死力を尽くした名局であったと思います。絶好調の名人相手に互角の勝負を挑めたことで、私自身の調子も少し上がってきたことを確信しました。先日、王座戦欠場を宣言しましたが、師匠を含む複数の方から前言撤回を求められているので、家庭の調和をとるか、石の調和に挑むか、とっても迷っているところです。

それにしても、名人は強いと思います。この試合で名人は、私が予想できなかった好手を4度も打ったことになります。私は名人を「調和の中島」だと思って打っていたので4度の好手を予想できなかったのかもしれません。今後、名人と対戦する機会があれば、「調和の中島」ではなく、「強打の中島」あるいは「猛打の中島」だと思って対戦したいと考えています。

F5D6C3D3C4F4F6G5E6F7D7C5G3E3D2C7B5B6C6D8F3A5G4E7H5B4G6C2A7E1A3B3A4A2G8E2F8E8C8H3F2H6H4G2H1H2C1G7H8H7G1F1D1B2A1A6B1A8B7B8
/ A B C D E F G H
1●●●●●●●●
2○●●○○○○○
3○○●●●●●○
4○○○●●○●●
5○○●●●○●●
6○○●○○○○○
7○○○●○○●○
8○◇●●●●●●
終局図 黒2石勝ち

全日本R3-9(鬼神、力尽きる)

2006-07-27 20:50:10 | 全日本選手権
コメント有難うございます。やはり、私のブログを見に来ている人は強いですね~ 皆さん、世界チャンピオンを目指して頑張って下さい。私としては、1997年の末国九段以来、日本人で20才台の世界チャンピオンが生まれていないのが、とても寂しい。。。

名人が47手目で妙手C1を打った局面です。第8話の通り、私は激しく動揺してしまいましたが、そんなパニック状態の中で3つの手を考えていました。まず浮かんだのがB2、その次にD1、そして実戦のG7です。

/ A B C D E F G H
1++◆+○++●
2○+●●○○○○
3○○●●●●○○
4○●●●●●●●
5○●●●○●●●
6+●●●●●●○
7●+●●○●++
8++●●●●●+
次、白番 (48手目)

48手目をB2に打った場合、49手目で黒はA1の隅を取ると予想していました。50手目でA6に割り込んだ際、F6とG6の黒石まで白石に変わってしまうため、黒から右下の3個空きに手がつけられるようになります。つまり、私が当初描いた構想であるG7にX打ちして勝負を決めることができなくなります。私は当初の構想を捨てきれなかったばかりに、48でB2にX打ちすることを躊躇してしまいました。

48手目はB2(またはD1)が正解・・・白6石勝ち
/ A B C D E F G H
1++●+○++●
2○◇○○○○○○
3○○○●●●○○
4○●●○●●●●
5○●●●○●●●
6+●●●●●●○
7●+●●○●++
8++●●●●●+
次、黒番 (49手目)

予想図(49A1 50A6)
/ A B C D E F G H
1●+●+○++●
2○●○○○○○○
3○○●○●●○○
4○●○●●●●●
5○○●●●●●●
6◇○○○○○○○
7●+●●○●++
8++●●●●●+
次、黒番 (51手目)

次に、敢えて名人の術中にはまるD1に当てることも考えました。48D1、49F1の後、50手目をB2に打てばG1を狙えるところまで考えつきましたが、激しく動揺していたためか、それ以上深く読まずにD1を切り捨ててしまいました。

最後に最も無難にみえたG7にスーっと手が伸びて石を置いてしまいました。G7は偶数理論から考えるとセオリー通りかもしれません。しかし、黒H8、白H7の後、黒にG1と打たれてG列を根こそぎ黒石にされる上、下辺のウイングが黒の確定石になることを考えると、とても勝てる手には見えません。今から思えば、名人の怒涛の攻めにより精魂尽きて、この敗着を打ってしまったのだと思います。

敗着48手目G7
/ A B C D E F G H
1++●+○++●
2○+●●○○○○
3○○●●●●○○
4○●●●●●○●
5○●●●○●○●
6+●●●●○○○
7●+●●○○◇+
8++●●●●●+
次、黒番 (49手目)

全日本R3-8(名人の妙手)

2006-07-26 21:34:35 | 全日本選手権
白優勢の局面(43まで)で私は右辺の5個空きにX打ち(G2)しました。私の構想では、44G2 45H1 46H2 47G1 48F1 49D1 50C1 51B2の手順で上辺を詰めた後、G7にX打ちすることで勝負を決めるつもりでした。(白4石勝ちの進行) ちなみに、44のBEST MOVEはT.Iさんのコメントの通りG1です。(白6石勝ち)

/ A B C D E F G H
1++++○+++
2○+○○○○◇+
3○○○●○○●○
4○●●●○○●●
5○●●○○●●●
6+●●●●●●○
7●+●●○●++
8++●●●●●+
次、黒番 (45手目)

/ A B C D E F G H
1++++○++45
2○+○○○○◇46
3○○○●○○●○
4○●●●○○●●
5○●●○○●●●
6+●●●●●●○
7●+●●○●++
8++●●●●●+

/ A B C D E F G H
1++++○++●
2○+○○○○○◇
3○○○●○●○○
4○●●●●○●●
5○●●●○●●●
6+●●●●●●○
7●+●●○●++
8++●●●●●+
次、黒番 (47手目)

しかし、さすがに名人です。46手目まで進行した局面で、私の読みに入っていない絶妙手C1を放ちます。白が48でD1に当てても、黒に49でE1と取られた後、Cラインが黒の通しになっているため、白はG1に入れないではありませんか! 

この試合で4度目の「驚愕の好手」を打たれたことになります。私は中盤に3度も予想外の好手を打たれて大きなダメージを受けていましたので、さすがに終盤の妙手47には参りました。頭の中が真っ白になった上、激しく動揺してしまいました。しかし、白にはまだ勝ち筋が残っています。冷静に勝てる手順を読みきってください。

名人の妙手C1(47手目)
/ A B C D E F G H
1++◆+○++●
2○+●●○○○○
3○○●●●●○○
4○●●●●●●●
5○●●●○●●●
6+●●●●●●○
7●+●●○●++
8++●●●●●+
次、白番 (48手目)

全日本R3-7(鬼神の逆襲)

2006-07-25 22:06:13 | 全日本選手権
TIさん、外野席さん、コメントありがとう。私のブログを見ている人は結構強そうですね。大会で当たったらお手柔らかにお願いします。

さて、39手目(名人のミス)を境に私は攻勢に転じました。38手目でE8に当てて黒にF8を強制した後、右辺にA打ち(H3)しました。この手順のポイントは、黒にF8と打たせた後に白がH3に打っても斜めの石が返らないため、黒がH4に当てることができないところです。

/ A B C D E F G H
1++++○+++
2○+○○○41++
3○○○●○●●40
4○●●●○●●+
5○●●○○●●●
6+●●●●●●+
7●+○○●●++
8++39○38◆●+
38~41手目

黒の41手目はF2ぐらいしかないと思います。続く42手目のH6も好手です。43で黒がH4に割り込んで爆弾の形になったとしても、右下は黒から打てない3個空きの形になるため、白はいつでもG7にX打ちして勝負をかけることが可能となります。

/ A B C D E F G H
1++++○+++
2○+○○○◆++
3○○○●●●○○
4○●●●○●●+
5○●●○○●●●
6+●●●●●●+
7●+●●○●++
8++●●●●●+
次、白番(42手目)

白の好手H6(42手目)
/ A B C D E F G H
1++++○+++
2○+○○○●++
3○○○●○●○○
4○●●●○○●+
5○●●○○●○●
6+●●●●●●◇
7●+●●○●++
8++●●●●●+
次、黒番(43手目)

43手目まで進行して下記盤面を迎えました。私は白が勝てる形であると考えていました。白が最も無難に勝ちきる手順を考えて下さい。

/ A B C D E F G H
1++++○+++
2○+○○○●++
3○○○●○●●○
4○●●●○○●◆
5○●●○○●●●
6+●●●●●●○
7●+●●○●++
8++●●●●●+
次、白番(44手目)

全日本R3-6(鬼神の苦悩)

2006-07-24 21:12:45 | 全日本選手権
下記盤面は35手目で名人が強打G8を打った局面です。私は36手目をどこに打つか?悩んで長考しました。

/ A B C D E F G H
1++++○+++
2○+○○++++
3○○○●●●●+
4○●●●●●●+
5○●●○○●●●
6+●●●●●●+
7●+○○○●++
8+++○++◆+
次、白番(36手目)

まず、第一印象でH4が浮かびましたので、36H4以降の進行を読むことにしました。ここでのポイントは37以降でホワイトラインの通しをキープできるかどうかです。

私の第一印象はH4だった
/ A B C D E F G H
1++++○+++
2○+○○++++
3○○○●●●●+
4○○○○○○○◇
5○●●○○●○●
6+●●●●○●+
7●+○○○●++
8+++○++●+
次、黒番(37手目)

私の読みは以下の内容です。42手目でG7にX打ちを敢行した後、44でH2と右辺を取って手数を稼ぐことを考えていました。しかし、45手目まで進行した局面(予想図)で、46手目以降もホワイトラインの通しを維持するのは困難であるため、白の負けと判断しました。

36手目H4以降の私の読み
/ A B C D E F G H
1+++43○45++
2○+○○+++44
3○○○●●●●41
4○○○○○○○◇
5○●●○○●○●
6+●●●●○●40
7●+○○○●42+
8++39○3837●+
37~45手目まで

試合後にZebraで確認した結果、実は私が読んだ36~45の進行は白が勝てる手順であり、46手目でG2に打てば白6石勝ちの形勢であったことが分かりました。残念ながら、46手目G2は全く読めませんでした。

予想図(白負けと判断した局面)
/ A B C D E F G H
1+++●●◆++
2○+○●+++○
3○○○●●●○○
4○○○○○○●○
5○●●○○●○○
6+●●●●○○○
7●+●●○○○+
8++●●●●●+
次、白番(46手目)

上記の思考の末、私は36手目H4を却下して、E2に打ちました。36手目E2を見た中島名人は時間をかけずに、37手目をF8に打ちました。しかし、この手が白に逆襲の隙を与えた悪手だったのです。(37の正解はF2です。) 白には悪手37を咎める好手順があります。皆さん、考えてみて下さい。

実戦 (36E2 37F8)
/ A B C D E F G H
1++++○+++
2○+○○○+++
3○○○●○●●+
4○●●●○●●+
5○●●○○●●●
6+●●●●●●+
7●+○○●●++
8+++○+◆●+
次、白番(38手目)

全日本R3-5(名人の強打炸裂)

2006-07-23 08:03:46 | 全日本選手権
ゆきさん、外野席さん、TIさん、今岡さん、コメントありがとうございます。プファルツ軍団の皆さんはよくご存知だと思いますが、平素の私は決して「鬼神」ではありませんので、どうぞ遠慮なく話しかけて下さいませ。

さて、中島名人は33手目で私の甘い期待を打ち砕く強打A4を放ちました。私は全く予想していない手を打たれて、ただ呆然とするのみでした。この試合で早くも2回目の「驚愕の好手」を打たれたことになります。

F5D6C3D3C4F4F6G5E6F7D7C5G3E3D2C7B5B6C6D8F3A5G4E7H5B4G6C2A7E1A3B3A4
/ A B C D E F G H
1++++○+++
2++○○++++
3●○○●●●●+
4◆●●●●●●+
5○●●○○●●●
6+●●●●●●+
7●+○○○○++
8+++○++++
次、白番 (34手目)

34手目はA2に打たざるをえません。ここ以外だと黒に左辺を取られて、手が詰まってしまいます。私は「まな板の上の鯉」に近い心境でした。それでも、黒の35手目をC8と予想して、必死でその対応を考えていました。

/ A B C D E F G H
1++++○+++
2◇+○○++++
3○○○●●●●+
4○●●●●●●+
5○●●○○●●●
6+●●●●●●+
7●+○○○○++
8+++○++++
次、黒番 (35手目)

しかし、名人の35手目はG8! 「調和の中島」とは中島名人の過去の棋風を表しているのではないか?と思うくらい強烈な好手です。この試合で3回目のカウンターパンチです。さて、名人の猛攻にダウン寸前の私は、どこに打てば良いのでしょうか?

/ A B C D E F G H
1++++○+++
2○+○○++++
3○○○●●●●+
4○●●●●●●+
5○●●○○●●●
6+●●●●●●+
7●+○○○●++
8+++○++◆+
次、白番 (36手目)

全日本選手権3回戦(4)

2006-07-22 10:08:00 | 全日本選手権
中島名人の29手目はA7! 打たれた瞬間、「こんなところに打てたのか!」と絶句してしまいました。この29手目が意表を突かれた最初の手でしたが、この後も中島君に驚愕の好手を何回も打たれることになるとは知る由もありません。28までの局面をZebraに考えてもらったところ、29は実戦のA7が最も評価が高かったのでした。恐るべし。。。

F5D6C3D3C4F4F6G5E6F7D7C5G3E3D2C7B5B6C6D8F3A5G4E7H5B4G6C2A7
/ A B C D E F G H
1++++++++
2++○●++++
3++○●●●●+
4+○○●●●●+
5○○●○○●●●
6+●●●●●●+
7◆+○○○○++
8+++○++++
次、白番 (30手目)

私は30をF2かE1かで迷いましたが、無難に見えたE1を選択しました。黒は31手目で当然A3にきましたので、白は32手目をB3に打つしかありません。

/ A B C D E F G H
1++++30+++
2++○●++++
33132○●●●●+
4+○○●●●●+
5○○●○○●●●
6+●●●●●●+
7◆+○○○○++
8+++○++++
30~32手目

中島名人が33手目を考慮しているとき、私は33A2 34F2 35E2 36F1だと白優勢と甘い期待を抱いていました。しかし、中島君の33は私の甘い期待を打ち砕く"強打"だったのです。さて、名人は33手目をどこに打ったのでしょうか?

/ A B C D E F G H
1++++○+++
2++○○++++
3●◇○●●●●+
4+○○●●●●+
5○○●○○●●●
6+●●●●●●+
7●+○○○○++
8+++○++++
次、黒番 (33手目)