鬼神の秘密

'05~'06オセロ世界チャンピオン 為則英司のブログです。

中盤問題(解答編)

2006-09-30 10:03:57 | kurnik
昨日、一昨日と二日続けて会社のコンパでした。期末は飲み会が多いのです。話は変わりますが、芋焼酎軍団は吟遊詩人さん、ゆきさん、それに私の三人の団員となりました。幸先の良いスタートだと思います。団員の皆さん、いきなり軍団規定を見直します。団長に貢いで頂く芋焼酎ですが、入団時ではなく、退団時に提供して頂くことにします。

さて、下記局面で白が最も簡明に勝てるのはH2だと思います。黒にH1の隅を取らせた後、白はD1に割り込みます。そして、黒G2、白A1の後、黒は左辺に手を付けざるを得ない形になりますので、白は左辺から寄せて安全に勝ちきれます。

/ A B C D E F G H
136●●●34○○33
2++●●●○3532
3++○●●●●◆
4++○○●●●●
5+○○○○●○●
6+●+●●●●●
7+++●++++
8++++++++

/ A B C D E F G H
1◇○○○○○○●
2++●●●●●●
3++○●○●●●
4++○○○○●●
5+○○○○●○●
6+●+●●●●●
7+++●++++
8++++++++
次、黒番

中盤問題(kurnikより)

2006-09-26 21:59:33 | kurnik
ゆきさん、コメントありがとう。お互い芋焼酎好きなので気が合いますね。プファルツ軍団に対抗して、芋焼酎軍団というのをつくりましょうか。団長の私に芋焼酎を貢いだ人のみが入団できるってのはどうでしょう・・・ありえない話です。

さて、先週末にkurnikで練習しているときに出現した局面です。次、白番です。白大優勢ですが、最も簡明に勝ち切る手順を見つけてください。

/ A B C D E F G H
1+●●●+○○+
2++●●●○++
3++○●●●●◆
4++○○●●●●
5+○○○○●○●
6+●+●●●●●
7+++●++++
8++++++++
次、白番 (32手目)

来週は世界選手権

2006-09-25 22:47:02 | Weblog
いよいよ世界選手権まで2週間弱となってしまいました。8/26の王座戦で代表権を手にして以来この1ヶ月間、私なりに精一杯努力してきたつもりです。昨日は日曜日だったのでkurnikでブリッツを34局打ちましたが、気分転換のために上の子供と一緒に酒屋に行きました。お目当ては「富乃宝山」と「吉兆宝山」という芋焼酎でした。両方ともお店に置いてありましたが、どちらも値段が私の期待値よりも相当高かったので、結局、全く別の銘柄を買ってしまいました。世界選手権が終わったら、自分へのご褒美として、「富乃宝山」か「吉兆宝山」かのどちらかを買いたいと思っています。実に小市民的な話でした。

ニッキーと連戦(解答編)

2006-09-24 19:42:37 | kurnik
たくさんのコメント有難うございます。白としては右上の二個空きには先に手を付けたくないところです。白50手目の最善手はD8です。狙いはCラインを通すことで黒H2を阻止すること、さらにホワイトラインの黒石を消すことで、後に白がH2に割り込んだ後、G8とH8に連打できる形をつくることです。

/ A B C D E F G H
1++○○○○+●
2●+○○●○●+
3●●○○●●○●
4●●○○●○○●
5●●●○○○○●
6●●●○○○●●
7+○○○○●●●
8+○+◇○●++
次、黒番 (51手目)

ちなみに実戦では、黒51A8、白52H2、黒53B1(悪手、正解はC8)の後、白の54手目G8が決定打となって白が勝ちました。黒53は逆偶数狙いだと思うのですが、54と打たれてホワイトラインが白の通しとなるため万事休すです。

/ A B C D E F G H
1+●○○○○+●
2●+●○●○○○
3●●○●●●○●
4●●○○●○○●
5●●●○○○○●
6●●●○○○○●
7+●○○○○○●
8●○+○○○◇+
次、黒番 (55手目)

ニッキーと連戦(終盤問題)

2006-09-23 20:55:00 | kurnik
今日は朝から長男の小学校の運動会を見に行っていました。私はPTA参加種目の「玉入れ」に参加しましたが、私が所属していた「青チーム」は3チーム中3位と撃沈してしまいました。練習の時、青チームは好調でカゴに玉が100個も入りましたが、他チームから青チームのカゴの位置が低いとクレームがつきました。カゴの高さを修正して高い位置に固定した後はサッパリ玉が入らなくなり、ビリになったのでした。玉入れはカゴの高さで難易度が激変することを初めて知りました。

運動会が終わった後、kurnikでオランダ代表のニッキー・ヴァンデン・ビゲラー君とブリッツを打ちました。ニッキー君とはWOC2005でお会いしましたので、水戸で再会するのが楽しみです。さて、ニッキー戦から終盤問題です。次、白番です。最善手はどこでしょうか?

/ A B C D E F G H
1++○○○○+●
2●+○○●○●+
3●●○○●●○●
4●●○●●○○●
5●●●●○○○●
6●●●●○●●●
7+○○●●●●●
8+○++○◆++
次、白番 (50手目)

鬼神の全盛期

2006-09-22 22:14:28 | Weblog
いば君、コメントありがとう。私は自分のことを「全盛期を過ぎたオセラー」であり、過去の自分('88~90年あたり)を越えることは無いと思っていましたが、「進化していること」を発見して大変嬉しく思っています。きっと、自分自身も進化したものの、それ以上にオセロ界全体のレベルが格段に上がったため、今まで実感が無かったのでしょうね。これからも、私が気づいていないこと、知らないことを教えて下さい。私にとってSagiriさんがIT講師だとすると、いば君はスコアラーかな?

フェルドボーグ氏と連戦

2006-09-20 23:06:35 | kurnik
本日は水曜日(平日)ですが、何となくネットで打ちたくなったのでkurnikに行きました。そこで、偶然、デンマーク代表のカールステン・フェルドボーグ氏と出会ったので連戦しました。彼と最初に出会ったのは1988年にパリで開催された世界選手権だったと思います。今となっては、彼は私の全盛期を知る数少ないオセラーの一人です。一昨年、WOC2004で約10年ぶりにフェルドボーグ氏と再会したとき、昔と変わらない若々しい風貌とマイペースなキャラに懐かしさを感じました。来月、水戸でお会い出来るのがとても楽しみです。

終盤問題1解答編(kurnikより)

2006-09-19 21:25:35 | kurnik
コメント有難う御座います。50の正解はB1です。51A2の後、白は右上隅でH2とH1に連打して逃げ切ります。白が50をA2に打ちたくなる気持ちもよく分かりますが、思わぬ落とし穴が待ち受けています。50をA2に打った場合、51B1 52A8 53G7となり、参考図の盤面を迎えることになります。参考図ではホワイトラインが黒の通しとなっており、白にはこの通しを切る術がありません。白は左下隅で連打できるものの、右辺のウイングを黒に取られて際どく負けてしまうのです。(4石負け)

/ A B C D E F G H
1●◇○○●+++
2+○○○●●●+
3●○●○○●●○
4●○●●●○●○
5●●●○●○●○
6●●●●○○●○
7●+●●●○+○
8+●+○○○○+
次、黒番 (51手目)

参考図
/ A B C D E F G H
1●●●●●+++
2○●●○●●●+
3○●●●○●●○
4○●●●●○●○
5○●●○●○●○
6○●●●○●●○
7○+●●●●◆○
8○●+○○○○+
次、白番 (54手目)

終盤問題(kurnikより)

2006-09-18 09:16:22 | kurnik
三連休も最終日となってしまいました。土曜日は疲れがたまっていたので、午前中に子供達と一緒に近くのスーパーに買い物に行った時間以外は、寝てすごした一日でした。日曜日は家族で最寄のデパートに行って、世界選手権で着用する服を買いました。このさい白状しますと、夏場~秋口の私服は半袖のTシャツしか持っていなかったので、さすがに半袖のTシャツを着てWOC2006で打つのはまずいと思い、ショッピングに出かけたのでした。

さて、昨日kurnikでブリッツを打ったとき面白い局面に出会いましたので、終盤問題として紹介させて頂きます。次、白番ですが、最善手はどこでしょうか?

/ A B C D E F G H
1◆+○○●+++
2+●○○●●●+
3●○●○○●●○
4●○●●●○●○
5●●●○●○●○
6●●●●○○●○
7●+●●●○+○
8+●+○○○○+
次、白番 (50手目)

中盤問題1続編(京都定例会)

2006-09-17 09:36:45 | 京都支部定例会
今日は田辺地区運動会(地域の運動会)が予定されていましたが、台風の影響で悪天候が予想されたため、中止になってしまいました。毎年、私はビール飲み競争という種目に参加していました。今年も楽しみにしていたので少し残念です。皮肉なもので、朝の天候は快晴です。きっと、これから天気が大きく崩れていくのでしょうね。

昨日出題した中盤問題の正解はE1です。黒G6を阻止した上、黒の着手を上辺と右辺に制約する好手です。さすがにhiyosuke氏は昨年の名人戦で上位入賞を果たしただけあって、この好手E1を見逃しませんでした。

/ A B C D E F G H
1++●+◇+++
2●+○○○○++
3●●○○○●○+
4●○●●○●○○
5●●○○○○○○
6●●●●●●++
7++++++++
8++++++++
次、黒番 (33手目)