赤坂の不動産業「バトルステーション」営業日記

赤坂で不動産業を営んでおります株式会社バトルステーションの日記です。

カルロス・ゴーンと古森重隆

2017年11月28日 | 日記
今年の四月に富士ゼロックスの会計不祥事が発覚した。富士セロックスは富士フィルムの子会社であり、富士フィルムホールディングスの中核会社である。その富士フィルムホールディングスの会長兼社長CEOは古森重隆氏である。古森氏は写真フィルムがデジカメに変わると言われた過渡期に富士フィルムの事業構造の転換に大ナタを振るい見事に再生させた富士フィルムにとっては中興の祖、いわゆるカリスマ経営者なのである。
そのカリスマ経営者が自信が管轄する子会社富士ゼロックスの不祥事に際し、公に謝罪した所を見たことが無い。今回の件は、富士ゼロックスは自分の会社の子会社なのだから、当然自分の管轄下で起きた不祥事な訳である。本来であれば最高責任者が出てきて、「私の不徳の致すところで申し訳ございません」と自分の責任として謝罪するべきだと思う。会社で起きたことは、全て社長の責任では無いのか。
何故、手柄は自分のおかげとばかりに、「私が構造改革に着手したおかげでV字回復にいたった」というのに、悪い事は他人事か。
私が知っている限りでは、この不祥事の件については、私が愛読している日経ビジネスで古森氏が客観的に述べるにとどめていた。
自分の会社の部下が起こした不祥事を客観的にあたかも俺は関係ないというような言い回しで言う人が名経営者と呼ばれていいのか。
と私は思う。
ただの臆病者ではないか。良い事も悪い事もひっくるめてちゃんとした対応が出来なくて本当の名経営者と言えるのか。
最近この似た話で言えば日産の不祥事である。カルロス・ゴーンは未だ自分の口から消費者に対して謝罪をしていない。所詮、日産の企業姿勢というものはこんなものなのかと思う。やはりピンチの時にどのような対応するかでその人の本当の器量が決まるのではないか。
昔の雪印の社長の様に「俺は寝てないなんだ」と言って日本中から非難を浴びたように厳しい時ほどいかに逃げずにちゃんとした対応が出来るかがその経営者の本当の器量ではなかろうか。ゴーンはいいときだけ自分の手柄にして悪い時は、部下に発表させるそんな人だったとは思いたくないが今のところそういう卑怯者らしい。
逆にピンチの時ほどその人の器量がわかると言えば不倫などの神対応ぶりでその人の芸の深さを感じたりする。
ピンチの時に逃げる経営者をもっとメディアは酷評すべきである。

コメント
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