Keep on smiling ... 明日も笑顔で

波乱万丈の歳月を経て
尚、落ち着けないシニアの日々

プライオリティ

2014-04-19 21:25:13 | ライフスタイル

再び都心のマンションです

引っ越しから一週間が経過

先週、 車が我が家に来て

生活が一気に便利になりました~

 

家の中の片づけも大方終わりました

かなり思い切った断捨離も決行しました

3回の引っ越しで

ずっと思いきれずに運び続けたものに

着物があります

着物好きだった母は私の嫁入り支度に

和ダンスを埋めるだけの着物を用意してくれました

訪問着、 紬、 小紋、 無地、 道行、 

娘の時の振袖、 喪服…などなど。

 

北海道にいた頃は家が広かったので

晴天が続く時期には空き部屋で虫干しもしました

が、 ここ何年も着物を拡げることが出来ず

湿気除けと虫除けだけはまめに交換して

何とかしのいできましたが・・・

 

それらの着物はしつけもついたまま

一度も袖を通すことなく30年余りを

タンスの中で眠らされていたわけで・・・

 

そもそも一人で着物を着ることもできない

情けない日本人の私

私が死んだ後、 これらの着物はどうなるんだろう

持ち主さえ袖を通さないできたものを

子供たちが使うとは思えない

 

妹も同様にたくさんの着物を持っていました

彼女はマンションを購入した時に

思い切りよく着物は売ってしまいました

文字通り二束三文だったそうですが

着ないと分かっているものに

貴重なスペースを割くことができないのが

都心に住む多くの人たちの現実

 

その時の母の落胆は大きくて

とても私まで着物を処分はできませんでした

母が亡くなって3年

私の残存生命を考えると

どうしても縮小を考えざるを得ません

正直言って こういう『お宝』は重荷になります

でも二束三文は あんまりだろう。。。

 

ということで主だった着物と帯は

フランス・アメリカ・カナダの友達に差し上げることにしました

送料が半端じゃないだろうけど

日本の美しい文化を喜ぶ人たちがいるなら

二束三文よりはましだろうと思ってのこと。

彼女達ならバスローブにしたり

生地としてテーブルセンターにしたり

たっぷりと豊富で重厚な絹を楽しむことでしょう

 

柄がパッチワークに向きそうな着物3点と

一本の帯締めだけを手元に残すことにしました

     

こんなところで使っています

     

あは・・・

相変わらず地震に備えております

紐が長いので

結び目を解けば、 外さなくても

中の食器を出すことができます

普通のリボンなどとは比較にならないほど

耐久性がありそうですよ(笑)

 

過去の思い出に縛られると

断捨離はできない

けど過去に現在を支配されたくはないし

自分にとって何が大切で

何を最優先するかというプライオリティを

しっかり見据えて

これからは出来るだけシンプルに生きたいものです

 



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (りさママ)
2014-04-24 00:32:39
分かります。
自分で買ったものでないものだけに、しかもお母様の思いの込められた物だけに処分できない。今回のともちんさんの判断はきっとお母様も喜んでいるでしょうね。着物って高価なだけにスパッと思い切れないものですよね。
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着なくなった着物を有効利用できる場所を紹介します (せきぐち)
2014-04-26 17:05:28
初めまして。着なくなった着物や和服などをそのままにしておいたり、捨てて処分するなんてもったいないと思う気持は、当然のことと思います(^_^)/
それで、いきなりですが、不用品をバザー品として送れる場所をお伝えします。大阪にある、『豊能障害者労働センター』で、5つのリサイクルショップを運営して、バザー品はそこで売られています。着物などの和服は、着られないほどに古くても傷みがあっても、とても歓迎されます。売り上げ金は、主に障害者福祉に使われています。
 私も「ずっと長く使う」と信じて買ったものが、意外と使わなくなった、ということが、よくありました。以前はもったいないと思いながら、不用品を泣きたい気持ちで仕方なく捨てていましたが、今はここの労働センターに送れるので、とても嬉しいです(^^) それで、私と同じように、「使わないものを捨てられない」と悩んでいる人を助けたくて、多くの人に、この労働センターを教えているのです。
バザー品の送り先のHPはhttp://www.tumiki.jp/bazar.html です。ここでは、一般のリサイクルショップで引き取らない物や、他のバザー会場で売れ残った物も受け入れていて、それらはきちんと商品として販売されています。
また、ここの送り先を気に行って下さったら、知り合いの方にも伝えて頂けると嬉しいです。私は一人でも多くの「もったいなくて捨てられなくて困っている」方々を助けたいので(^^)
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Unknown (りさママさま)
2014-04-27 21:38:15
そうなんですよね・・・
自分で買ったものは処分しやすいけど
思い入れのあるものや故人の贈り物だったりすると
なかなか難しいものがあります
次世代にまで辛い選択を残さないために
今回は思い切ることにしました
気に入っていたものは外国人の友達に差し上げるので
少し気が楽かな・・・
それ以外は ↑ 教えていただいた場所に送るかも…です。
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Unknown (せきぐちさま)
2014-04-27 21:41:36
貴重な情報をありがとうございます
不要なものが何らかの形で社会の役に立てば
それに越したことはないので
是非とも参考にしたいと思います!
着物は日本の文化だから
断捨離などしたくないですからね…
この記事がせきぐちさまのお目に留まって良かったです(^^)
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