HDV編集ソフト（その２）

イーフロンティア（Sony Media Software）販売のVegas Movie Studio（Ver.6)から、カノープスのEDIUS NEOに切り替えてHDV記録ビデオからの編集ができたので、その感想を記載する。
（もたついている間に、最近Vegas Movie StudioはVer.8が販売されたらしいが・・・)
１）タイムラインの操作感としては、ホイールでの操作がMovie Studioではタイムラインの時間軸の延/縮、EDIUS NEOでは現時点からの前後移動となっていて、場所の移動を素早く行うには前者の方がやりやすいが、後者も時間軸の延/縮のバーが画面にでているので、それほど悪くは無い。
２）トランジション（クロスフェード）は、Movie StudioはVideoとAudioを別に長さをかえれたが、EDIUS NEOでは両方同時に動いてしまう。ビデオの方を確定してから、Audio の方のレベル調整で細かく操作できるので、それほど問題ない。
３）テキスト挿入だが、EDIUS NEOの方が少ない用に感じた。（少なくとも私が使用していた、”奥からせり出してくる”効果はなく、残念。ただ、画面の好きな場所に画や文字を自由に貼り付けられるので、いろいろと遊べる。（Movie Studioは文字を入れることに重点を置いている）
　また、エンドロール作成は、Movie Studioではあまり自由度がなく、フォントの大きさが同じスタイルでは１つのみであり、自由度がなかった。EDIUS NEOは色やフォントなど自由に選べるので作成が自由だが、場所は自分で決めて並べないといけない、また、上述のように画像に貼り付けるように作成するので、画面に入らないほど文字を並べると、見えなくなってしまい確認がやりにくい。
４）ＤＶＤ作成機能は、EDIUSシリーズで初の搭載バージョンであるため、仕方ないと思うが、あまり設定をカスタマイズできない。たとえば、ＤＶＤのレート設定、メニューのカーソル移動の設定等。今後の改良に期待したい。
　編集後にＤＶＤ作成をおこなったが、やはりＤＶＤではＨＤＶの高画質にくらべかなり劣ってしまう。ＨＤＶでのファイル書き出し機能もついているので、バックアップとしてファイルもＰＣに残しておいた。将来ＨＤ－ＤＶＤやＢｌｕｅ－Ｒａｙメディア作成機能が追加される事を期待して・・・。