VALERIAN 映画と音楽 それはおれの非日常へのささやかなトリップ

日本代表、世相も切る総合エンターテイメント!過去記事はカテゴリー、最新表示は上のタイトルをクリック!

2015アジアカップ開幕!初戦、パレスチナ戦、格の違いをみせた

2015年01月13日 | 日本代表(サッカー)
 アジアカップが始まりました。しばらくまた人気のないサッカーBLOGになる感じ。さて季節は夏のオーストラリアでの初開催です。けっこう広いオーストラリア大陸、会場は豪大陸の主要地域でもある南東部でほぼ開催される感じ。今日試合のあったニューカッスルスタジアムはなんかローカルな感じがしたな~。今日は風も強くてちょっとやりにくい部分は多少あった感じ。

 

 さて初戦ということで、前回覇者の日本代表にも微妙なプレッシャーはあったと思いますが、アジアチャレンジカップで優勝しアジアカップの出場権を得たとはいえランキングは113位のパレスチナ。政情も不安定で、サッカーをする環境も大変そうな国。今日の試合は格の違いが明確でした。
 パレスチナは国際的なサッカーの経験値も少ない。でもこうしてアジアカップの切符もつかみ、パレスチナのサッカーを公の場でみせるという闘志は感じる。国家としてはまだ成立してないけど、だからこそ愛国心の強さも相当なもの。でも今日の試合は、技術がおいつかないから、ファールの連発。それもけっこう危険な感じで。こういう相手とするときは、ほんと怪我しないように選手は注意しないといけないって思った。
 スタメンです。



 今回、柿谷や大迫は招集されていない。細貝も見送られたのは驚いた。そんな中で、左のFWに乾が入りました。あとは不動のメンバー。怪我で離脱の内田に代わって酒井高は当然な感じ。
 当然のように日本ペースで試合は進む。引いて守る相手ですので、サイドから起点を作っていく定石の展開。そんな中サイドにつられ中央にスペースが出来ているところに遠藤に渡り、冷静にカーブするようなグラウンダーのシュートで先制!前半8分、最高の立ち上がりです。
 この時間帯でこの先制点は大きかった。
 遠藤は、後半13分に退きますが、それまでチームに抜群の安定感をもたらし、チームを落ち着かせた。今日みたいにマークが甘い相手だとこの前目の位置での攻撃的な遠藤のシュート、多彩なパスはすごい武器。遠藤が下がった後、同じ位置に入った清武はここまでの安定感はみせれなかった。
 2点目も、左サイドをえぐった長友から中央へ、香川にボールが渡り、その香川のパスというかシュートを岡崎がヘッドであわせ(コースを変え)ゴール。たまたまなの?とも思ったけど、完全にコースを見てねらっていたという岡崎。1試合1点は取るとあえて宣言していた岡崎、見事に有言実行。
 3点目は、ペナルティーエリア内で倒された香川。文句なしのPK。これにも象徴されるように、パレスチナのディフェンス技術は未熟すぎる。でけっこう審判にもくってかかるし。まだまだ発展途上のサッカー国な感じ。PK誰も文句が言えない感じで本田が蹴って決める。
 パレスチナは帰化したというスウェーデン出身のダダっていう選手がどんなものかと思ったけど、ワールドクラスには程遠かった。相手のストロングポイントの左サイドは、酒井高がきっちり防いだ。酒井、粗さはあるけど、最後まで走れてた。
 同じ右サイドの本田の存在感がイマイチ。最前線なので、これまでの中盤とはちがってボールに触れる機会は少なくなると思うのだけど、それだけ少ないからには、ミスが許されないわけなんだけど、パスミスやトラップミスが目立った。逆にそれが通れば決定的なんだけど、最後のツメが今日は全然甘かった本田。
 前半で3-0。得点だけ見ると文句なし。
 乾は、前半で下がります。最初はゲームに入れてなかったけどいい位置で乾がボールを持つとやっぱチャンスになる。もっと香川から乾へのスルーパスとか欲しかった。

 

 後半、最初から乾に代わって清武が入ります。アギーレJAPAN初登場。っていうか清武が次のWCの中心になっていくべき選手。本来、柴崎との選択肢だと思うのですが、実戦での清武を見る感じのアギーレ。
 また遠藤に1点目と同じような所から同じようなグランダーのカーブするシュート。今度はキーパー外にはじきます。コーナーキックは遠藤。
 でここが遠藤のさらにすごいところなんだけど、香川はがペナルティーエリア内でどフリーでいるのをみるとすぐさまパスをだしもらった香川はキレのあるターンでセンタリング、それを吉田がドンピシャヘッド!!前回大会の初戦(ヨルダン戦)でも決めた吉田麻也!今回ももってました。
 香川、部分部分では輝きを見せ、アシスト的にも3点に絡んでるんだけど、どうも連動した動きの中からのかつてのようなスピードに乗った細かいドリブルからのシュートがない。香川の苦悩は続いている感じ。逆に実質ゴールをお膳立てしてるのは実は遠藤。今日のマンオブザマッチは遠藤でしょう。
 後半14分、武藤が入り、清武は遠藤の位置。清武が遠藤のように試合を組み立てられるかというところでしたが、必死さは感じますがミスもあり、個人的には及第点にはいきませんでした。そこから試合のおちつきもなくなっていった感じで、得点も入りません。
 後半28分にはイエロー累積2枚で相手が退場し、一人少なくなるも、日本代表は追加点を入れることができません。
 後半35分、献身的に動きまくっていた岡崎が退き豊田の登場。個人的には豊田のようなセンターフォワードタイプが中央にいるとおちつく。
 日本代表シュートを放つものもゴールはわれません。
 結果的には4-0の圧勝。完封したのはよかった。DFの方では、アンカー長谷部がやっぱ素晴らしかった。長谷部といい遠藤といいサッカーセンスがありまくるというか、試合の流れをわかっているというか。
 プレッシャーのかかる初戦で見事に4-0という結果は文句なし。でも攻撃のスピードが遅かったし、球はまわるけど人が連動していないという悪い日本代表だった。4-0という結果は相手が弱すぎただけ。
 オーストラリアという事で時間差が気になりましたが、十分見れる時間帯での放送でよかった。
 次はタフな試合が予想されるイラク戦。WCアジア最終予選で対戦しています。その時のイラクは、ジーコが率いた。長谷部、遠藤にマンマークをつけ日本の攻撃が封じ込まれますがホーム1-0(ゴール・前田)で勝利。アウェーでも、気迫あるイラクのプレスとディフェンスで苦戦、最後にカウンターから岡崎が決め1-0で勝利はしていますが簡単には勝たせてはもらえない相手。しかし日本代表のサッカーはアジアレベルでないところを見せつけたい。

《今後の日程》

16(金) 18時 イラク
20(火) 18時 ヨルダン
23(金) 15:30 or 18:30 準々決勝
26(月) or 27(火) 18時 準決勝
31(土) 18時 決勝
  


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« FIRE WE MAKE / アリシア・... | トップ | シーリングファンのあるお部... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日本代表(サッカー)」カテゴリの最新記事